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[debian-devel:11484] Re: Debian packages from JP Project / byJP members
佐野@浜松です。
jp-project に振ります。
# 前原さん、Wnn/kinput 関係の交渉、御苦労さまでした。
# ところで以前の話ですが、http://www.debian.org/Bugs/db/pa/l<package>.html
# や http://bugs.debian.org/<package> (実体は同じ) よりも
# http://www.debian.org/Bugs/ の下のほうの検索ページでパッケージ名を
# 入れて検索したほうが、より新しいレポートを見ることができますね。
# つい最近そのことに気がつきました。
最初に香田さんのメールから。
In <20000127133012K.kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
at Date: Thu, 27 Jan 2000 13:27:24 +0900,
on Subject: [debian-devel:11472] Re: Debian packages from JP Project / byJP members,
Atsuhito Kohda <kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> writes:
> From: Taketoshi Sano <kgh12351@xxxxxxxxxxx>
> > とすると、potato に入った分と potato-jp に残っている分の数が
> > 一応わかるのですが、その数値でいうと potato: 240, potato-jp: 160 でした。
> > 実際には上記のように potato-jp には漏れが 2 つあるので、potato-jp: 162 ですね。
> >
> > 約 3:2 ってところかな。 woody ではすくなくとも 3:1 くらいになるように、
> > もっとドンドン upload できるような環境 (New Maintainer ReOpen とか) を
> > 働きかけていきたいところです。
> (JP メンバの packages in potato):(potato-jp) の意味なら、
> それが 3:2 から 3:1 になったら何故「ドンドン upload できるような環境」と
> 結論できるのか理解できません。
以前、「何故 JP から Debian への contribution が進まないのか」について
議論していた時、「Debian の側の受け入れ体制にも問題がある」という意見を
出されていませんでしたか ?
現状では New Maintainer Team が機能していないので、
「受け入れ体制には問題がありまくり」なんですが、このへんが
解決されて、もっとスムーズに参加できるようになれば (とはいえ
5 月〜 6 月の「大量登録シーズン」にうまく間に合った人のなかには
アメリカやヨーロッパからの参加希望者に比べても相当優遇されて
処理された例もあるような気もするが) 「Debian の側に問題があるから
contribution が進まない」という理由は消えるはずですよね。
もし「contribution が進まない」原因が主に「Debian の側の問題」に
あったのなら、それが解消されれば「ドンドン upload が進んで、ついでに
JP を経由せずに直接 Debian に ITP / upload する例も増えて、上の比率の
うち、左辺の絶対数がもっとドンドン増加しても良いはず」ということです。
# 右から左へ移動すれば右は減少しますが、新しく右に追加されるものも
# あるでしょうから、右辺の絶対数を (無理に) 減らすべきという考えでは
# 無いです。最初から左辺に追加される例が増えて、自然に右辺が (ある程度)
# 減っていくのなら別に困ったことではないはず。おそらく新規参加者は
# まず右に追加するほうを選ぶだろうから、右がゼロになることは無いと
# 思いますが、既に official メンバーになっている参加者はいきなり左に
# 追加していくでしょうから、official メンバーが増えていけば、ある程度は
# 自然に減っていくでしょう。
JP Project は「日本に Debian を流行らせよう」という組織であって、
「Debian をベースに、日本向けのローカルディストリビューションを作ろう」
という組織ではありませんから、もともと Debian への contribution が
目的であって、JP Package の収集と配布は単なる通過点です。
パッケージ開発だけが目的なら、JP をパスして最初から Debian だけに
参加するというのもアリだと思うし、ITP も upload も Debian だけで
やってしまっても、特に問題は無いと思っています。
私の考えでは、JP に参加するメリットは
「日本のユーザーからの声が集まりやすい」(debian-users@JP の効果)
「日本語の理解できる人間が多く、英語 <-> 日本語の翻訳作業を
ガンガン進めるには都合がいい」 (debian-doc@JP,debian-www@JP の効果)
「開発に必要な情報を日本語で読める」(debian-devel@JP の効果)
といったあたりでしょう。あと、Debian の www 翻訳作業は各国語別に
1, 2 名の「代表者」を決めて、チーム体制でやることになっている
らしいので、日本語翻訳をやろうとしたら Debian の www list だけじゃ
なくて JP の www チームにも参加して、現在の代表者である前原さん
(と遠藤さんもかな) と一緒に作業しないといけません。これは
「Debian の作業をするために、JP に参加することが必然となる」例ですね。
> むしろ、意味があるとしたら
> (JP メンバのパッケージ in potato):(all packages in potato)
> の変動じゃないでしょうか?
>
> # (JP メンバのパッケージ in potato):(potato-jp)
> # なら無限大にだってすぐできると思うけど、それが
> # 嬉しいことだろうか。。。
下の比率を無理に∞にすること (つまり potato-jp をゼロにするって
ことですよね) に意味が無いのと同様、上の比率にも意味がありません。
上の比率を無理に∞にするということは、イコール Debian から fork して
別のディストリビューションを (しかもすべて fork したパッケージで)
作るということです。それは JP Project の目的と一致しないでしょう。
そうではなくて、自然な意味での比率 (無理に目標とする数値に
するのではなく) ということなら、どちらにもそれなりの意味は
あるでしょう。上の比率は
(JP にも参加している Debian メンバ):(すべての Debian メンバ)
となるのが自然でしょうね。とはいえ、人によってたくさんのパッケージを
集めるのが趣味な場合と、パッケージ開発より文書の作成や翻訳に関心の
ある人や ftp admin などの裏方的作業に興味のある人もいるだろうから、
一概には言えませんが。
# 新規パッケージを持っていくだけじゃなくて、既にあるパッケージを
# 引き継いでいくことによってもこの比率は増えていきます。
# (パッケージを分割することによってもすこしは増える)
下の比率は、個人的な考えですが、おそらく 4:1 〜 5:1 くらいに
落ちつくのがひとつの理想かな、と。
私も experimental-jp に入れてもらってるものがいくつかありますし、
bug-ja などの JP 固有のパッケージもあるので、無理にゼロにすべき
という考えは持っていないです。
現在の Debian の Sponsor 制度を活用するという前提で考えても、
自分にとってよくわからないパッケージは、なるべく JP である程度
検証されたものを持っていくほうがスポンサーの立場としては安心できる
ような気がしますし。
> # ちょっとメール読めなくなるので反応できません。
せっかく作ったのだから、できるだけ jp-project も活用してください。
こういう「技術的では無い話題」には、そちらのほうが向いていると
思います。
# 例のスクリプトのアルゴリズムに関する話題とかなら -devel で
# やるべきですが。
In <20000127200746K.maehara@xxxxxxxxxxxxxxxx>,
at Date: Thu, 27 Jan 2000 20:16:01 +0900,
on Subject: [debian-devel:11480] Re: Debian packages from JP Project / byJP members,
Keita Maehara <maehara@debian.org> writes:
> From: Yasuhiro TAKE <take@debian.or.jp>
> Subject: [debian-devel:11479] Re: Debian packages from JP Project / by JP members
> Date: Thu, 27 Jan 2000 15:41:48 +0900
>
> > 「パッケージを作って、それのスポンサー求めたら? そういう方法で
> > アップロードしてくれれば、New Maintainer が open したとき、
> > あんたのことはよきにはからうぜよ ^^;」
> > みたいな内容のがあったと思います。(自信無し)
>
> ありましたね。
最近見たような気がします。
> > # 僕もそうするべきなのか、それともこの reply は「やる気の?ある奴を
> > # いれてやるよ」っていう意味でいってるのか?
なんかせっかく正式参加したのに、ちっとも活動しないメンバーがいたとかで
高い国際電話をかけて個人の時間を潰して作業していた New Maintainer Team の
Motivation を下げた例が過去にあったみたいですね。そういうところから、
まずはパッケージを作れるスキルと意欲があることを提示してほしい、という話に
つながっていったのではないかと.
> 最初はゲリラ的に始まった sponsor 制度ですが、今後の新しいメンテナの
> 受け入れは、それをベースにしていこうという案が有力のようです。
>
> http://www.debian.org/Lists-Archives/debian-project-9910/msg00003.html
>
> 今のうちに sponsor 経由でパッケージを Debian に提供しておけば、その
> プロセスを経験している分だけ、他の人より早くメンテナになれるかも、と
> いう予想はできますね。
既に BTS からのメールを受け取ったりしてるわけですから、「実績」として
提示するには充分なものになると思います。(sponsored applicant)
> > # 後者なら、devel@org で ITP することでもアピールになる?かな?
>
> Debian JP が果たしてきた「練習」的なプロセスが、Debian で採用されるかも
> しれないわけですから、すでにオフィシャルメンテナになっている JP メンバ
> (*)をどんどん利用して :)、いきなり Debian のほうで ITP するといったこと
> ももっと増えていいと思います。
>
> (*)別に JP メンバである必要はありませんが、JP から持っていくパッケージは
> やはり日本語関連のものが多いので、必然的に sponsor は JP メンバになる
> ことが多いでしょう。
同感です。JP は「関門」では無いのですから、別に「必ず通過しなければ
ならない」ということではありません。自信があれば最初から Debian に
upload してしまっても問題無いと思います。
# でもやっぱり練習したい、という気持はあったので、私も最初の upload は
# JP の experimental に出しましたけどね。だから「練習台」としての JP
# Package は今後も存続して欲しいという気持と、そこだけに滞留してしまって
# 「Debian を流行らせよう」という JP の目的を失って欲しくないという気持の
# 両方がある。
--
Taketoshi Sano: <sano@debian.org>,<sano@debian.or.jp>,<kgh12351@xxxxxxxxxxx>