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[debian-devel:14930] Re: b-f の現状



上川さん、boot-floppies の作業、ありがとうございます _o_

佐野@浜松です。

「再起動後の日本語での設定」については、以前 potato の際にも
吉山さんが途中まで作業されていて、現在 base-config の
パッケージ中に /usr/bin/termwrap という shell script が
含まれていると思います。

これは、boot-floppies の CVS tree で言うと

  boot-floppies/scripts/rootdisk/prototype/etc/inittab.install

にある

  1:2345:respawn:/usr/sbin/termwrap /usr/sbin/base-config </dev/tty1 >/dev/tty1 2>&1

で参照されているように、base-config が直接 inittab から
起動されてしまうと /etc/environment を読まない (従って
 /etc/environment に記載された LANG 環境変数が有効に
ならない) 問題を回避するためのものです。

ああ、でも debian/changelog に

  boot-floppies (2.3.1) unstable; urgency=medium

      likewise, don't set LANG in /etc/environment -- according to people
      who seem to know, setting LANG globally would be evil anyhow.
      If there's any special post-installation steps people want to be
      taken after installation, they'll have to file bugs on base-config
      to pull this out of the dbootstrap_settings file

  -- Adam Di Carlo <aph@debian.org>  Wed, 11 Apr 2001 00:20:21 -0400

とありますね、、、これじゃあ

  WRAPPER=""

  case $LANG in
  ja*)    
          case $TERMINAL in
          x)
                  #WRAPPER="/usr/X11R6/bin/kterm -e"
                  WRAPPER="/usr/X11R6/bin/krxvt -e"
                  ;;
          console)
                  if [ "$SUBARCH" != pc9800 -a "$TERMINAL" = console ]; then
                          # Any platform except PC9800 require jfbterm
                          # to display japanese fonts on console.
                          WRAPPER="/usr/bin/jfbterm -e"
                  fi
                  ;;
          # On pseudo and serial, we can't tell
          # if the terminal can display japanese fonts...
          esac
          ;;
  esac

が効かないなぁ。

あ、utilities/dbootstrap/util.c に

  #ifdef USE_LANGUAGE_CHOOSER
    if ( lang != NULL )
      write_userconfig("LANG_INST", lang->locale);
  #endif

というのがありますね。これを使えばいいのか。
じゃあ base-config の termwrap を改造して
 LANG ではなく LANG_INST を使うようにすれば
なんとかなるかも。

あ、それから見るべきファイルは /etc/environtment ではなく
 /root/dbootstrap_settings ですね。 dbootstrap.h に

 #define USER_SETTINGS_DIR  "/root"
 #define USER_SETTINGS_FILE "/root/dbootstrap_settings"

とあります。

上記の

      write_userconfig("LANG_INST", lang->locale);

は util.c の check_pending_config(void) にあって
こいつは extract_kernel.c の choose_and_install(void)
から呼ばれています。

  /* set up dbootstrap settings and net config files on target root */
  check_pending_config();

このコメントによれば target root に設定を書くようなので
再起動後にこれを利用することはおそらく可能でしょう。

In <20020224143442.334fd5df.dancer@xxxxxxxxxxxxx>,
  on "Sun, 24 Feb 2002 14:33:06 +0900',
   with "[debian-devel:14928] Re: b-f の現状",
 Junichi Uekawa <dancer@xxxxxxxxxxxxx> さん wrote:

> Kenshi Muto <kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx> cum veritate scripsit:
> 
> > と思ったのですが、jfbtermは依存関係がかなり厄介ですね。
> > 
> > jfbterm→xfonts-base→xutils→xfree86-common
> > 
> > うーむ…フォントを拝借して使うだけなんですけどね…。
> 
> それは...ちょっとつらいですね.
> 再起動したらいきなり X 関係がが入る,もしくは
> debootstrapに X をインストールさせる,ということになりますね.
> 
> ただでさえ今100MBを越えるベースシステムになっているんですが,
> それを越えるとかなりつらすぎです.
> 
> jfbtermの依存関係をb-f用にちょっと変更できたら良いのですが.

もっともお手軽な対処は kon2 に対する konfont のように
 jfbterm に対する jfbterm-font-ja パッケージを追加して
しまうことでしょうね。

 (kB)  (Bytes)
   8      4569 8x16.pcf.gz
   8      4218 8x16rk.pcf.gz
 232    229782 jiskan16.pcf.gz

なので合計すると 250kB 弱かな。

  Depends: libc6 (>= 2.1.97), jfbterm-font-ja|xfonts-base

としてしまえば xfonts-base を入れた後なら jfbterm-font-ja を
削除してしまえるので duplicate file にはならないし。

ただ、postinst とかで細工したりする必要はあるかも。それと
現状 /etc/jfbterm.conf は

 fontset : iso646-1973irv,pcf,L,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/8x16.pcf.gz
 +fontset: ansix3.4-1968,alias,L,iso646-1973irv
 +fontset: jisc6226-1978,pcf,L,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/jiskan16.pcf.gz
 +fontset: jisx0208-1983,alias,L,jisc6226-1978
 +fontset: jisc6220-1969roman,pcf,L,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/8x16rk.pcf.gz
 +fontset: jisc6220-1969kana,alias,R,jisc6220-1969roman
 +fontset: gb2312-80,pcf,L,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/gb16fs.pcf.gz
 +fontset: ksc5601-1987,pcf,L,/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/hanglg16.pcf.gz

って感じで直接 /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc 以下を指定しているけど
これを例えば kon のように /usr/share/fonts/jfbterm/ 以下の指定として
 jfbterm-font-xx は直接 /usr/share/fonts/jfbterm/ 以下に実体を置くが
 xfonts-base が存在する場合は jfbterm の postinst で X11R6 以下から
 symlink を張る、とかなんかしないと。

jfbterm のほうで 2 箇所を探しにいって見つかったほうを使う、という
ことができればそれでいいけど。

 (メンドウだから xfonts-base への依存をやめちゃって
  jfbterm-fonts-xx だけに依存させるという方法もアリ ?
  それはダメ ?)

> # b-f の人的リソースはかなり厳しいです.
> # 援助募集.

「インストール時の Debian 本体での日本語サポート」も
かなりいいところまできているので、あと一息ですね。

上川さんに続く新しい戦力をさらに期待したいところ :)

-- 
 # (わたしのおうちは浜松市、アカウミガメのふるさとの街)
   <kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)