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[debian-devel:15714] lvの国際化



久保田です。

予告どおり、lv をロケール (LC_CTYPE) 自動認識にする作業をしています。

目標としては、

 - ja_JP.eucJP, ja_JP.UTF-8 のどちらの環境においても、日本語ファイル
   (EUC-JP, UTF-8, Shift_JIS, ISO-2022-JP のいずれも) がロケール以外の
   設定なしで正しく表示されること。

 - ko_KR.{eucKR,UTF-8}, zh_CN.{GB2312, UTF-8}, zh_TW.{Big5, UTF-8}
   の環境においても同様。たとえば、zh_CN.GB2312 および zh_CN.UTF-8
   のどちらの環境においても、簡体字中国語ファイル (GB2312, UTF-8) が
   ロケール以外の設定なしで正しく表示されること。

 - ヨーロッパ言語においても同様。たとえば、de_DE および de_DE.UTF-8
   のどちらの環境においても、ドイツ語ファイル (ISO-8859-1/15, UTF-8)
   がロケール以外の設定なしで正しく表示されること。

 - lv で従来から可能である設定項目は、もし設定されていれば、上記の
   すべてのデフォルト動作に優先すること。

というのを目指しています。

とりあえず作ってみました。自動認識の部分はほぼ達成できていると思い
ますが、最後の点がまだ十分に確認できていません。また、従来からの
lv の設定項目の作り方というかポリシーが、ロケール自動認識の考え方と
相容れないものがあるかどうか、という点も、まだよく考えていません。
また、Debian (というか、GNU libc システム) 以外での動作についても
考えていません。MS-DOS については日本語版で決め打ちしてあります。

http://www.debian.or.jp/~kubota/packages/lv/

ところで、Debian 版は ISO-8859-13/14/15 が追加されていますが、これは
upstream に統合される予定はあるのでしょうか。

また、ISO-8859-11 (TIS-620, タイで用いられている), KOI8-R (ロシア),
KOI8-U (ウクライナ), CP1251 (ブルガリア), BIG5-HKSCS (香港) あたりも
追加できればと思っていますが、lv が持っているマッピングテーブルの
書き方がよくわかりません。もしよろしければ、後藤さんにおまかせして
よろしいでしょうか。

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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/