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[debian-devel:17209] CDBS+BISON (東京エリア Debian 勉強会 03/15)
東京エリア Debian 勉強会を運営された皆さん、
勉強会の企画運営ご苦労さまでした。
CDBSに関しては、なんとなく状況が分かりました。
CDBSはNMガイドで完全に無視されているのもちょっと可哀想という気もしますが、
うまく行くときは良いようですが、これがからんだデバグは初心者には結構
難しそうなので当面あのままにしておきます。
さて、BISONの話題が出ていて、ちょっと私の理解と違ったので、家で確認
しました。
BisonのAUTHORSファイルによるとたしかに:
本の著作者はRobert Corbettですが
YACCコンパチにしたのがRSS
とあります。
byacc のソースには 「Berkeley Yacc is in the public domain」
と本の著作者はRobert Corbettはしています。
まあ当然ですが、元はパブリックドメインコードですので、RSSがGPLとして出すと
GPL乗っ取りが成立しました。そこで上川さんが勉強会で心配だといっていた生成
されるパーサーコードのライセンス問題が発生したと聞いています。
ただ今のデビアンパッケージソースを読むと、この問題となる部分はGPLの
摘要除外規程が記載されていますので問題ないようになっているようです。
具体的には、汎用パーサー自体をBISONを使って作らないかぎり、生成される
コードにライセンス制約ありません。(bison-2.3.dfsg/data/c.m4)
/* As a special exception, you may create a larger work that contains
part or all of the Bison parser skeleton and distribute that work
under terms of your choice, so long as that work isn't itself a
parser generator using the skeleton or a modified version thereof
as a parser skeleton. Alternatively, if you modify or redistribute
the parser skeleton itself, you may (at your option) remove this
special exception, which will cause the skeleton and the resulting
Bison output files to be licensed under the GNU General Public
License without this special exception.
This special exception was added by the Free Software Foundation in
version 2.2 of Bison. */])
青木