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Re: Packaging Manual chapter 10 & 11



芳尾です。

第 10 章を訳しなおしたやつを付けます。
どうも鍋谷さん、八田さん、小島さん、フィードバックをありがとうございま
す。大変参考になりました。

日本語訳査読:という欄を一番最後につけていますが、これって、
http://www.debian.or.jp/ でいいですか?それともなにか、
e-mail-reachable なアドレスにしときましょうか?

From: mkojima@xxxxxxxxxxxx (Motoyasu KOJIMA)
Subject: Re: Packaging Manual chapter 10 & 11
Date: Sat, 9 May 1998 23:05:39 +0900
Message-ID: <199805091400.XAA02438@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>

> >> 例えば、vim は、パッケージの名前が vim でその下にバージョン番号として、 
> >> 4.6-1、
> >> というバージョン番号を持つそのバージョン番号としてとらえました。
> 
> わたしも,そう読みました.
> パッケージの名前のつけかたのことだとおもいます.

これなんですが、そうではないようです。

Each package provides its own version under its own name, and calls
<kbd>update-alternatives</kbd> in its postinst to register its version
(and again in its prerm to deregister it).<P>

これが原文で、

vim の postinst によると、

--- from here--
#!/bin/sh
#
# copied from Ian Murdock's nvi package
set -e

update-alternatives --install /usr/bin/vi vi /usr/bin/vim 20 \
  --slave /usr/man/man1/vi.1.gz vi.1.gz /usr/man/man1/vim.1.gz
update-alternatives --install /usr/bin/view view /usr/bin/vim 20 \
  --slave /usr/man/man1/view.1.gz view.1.gz /usr/man/man1/vim.1.gz

if [ -x /usr/bin/update-menus ]; then update-menus; fi

exit 0
--- until here

で、postinst 中には、vim のバージョン番号は一切でてこないので、これは
鍋谷さんの読みかたが正しいと思います。つまり、vim は、vi の一バージョ
ンである。のバージョンだと思います。でないと、以下の postinst 云々の 
version とつながらなくなります。
#それとも、これはつながる必要はないのかな?うーん、そうとも読める。

あと、バージョンは、単なる「バージョン」としました。また、ここでの provide 
は「含む」に変更しました。

> お手数ですが,よろしくお願いします.私は,とにかく日本語になっているだ
> けでも,読む気がでてきます.英語を読むときは,よく体調をととのえて,
> 日本語を読むときの倍ぐらい気合いと時間をかけないと読めないです.他のひ
> とはどうなんだろう?

やっぱ、それはそうです。

表意文字を刷りこまれている私といましましては、表音文字だらけの文章は見
ただけで頭がいたくなります。日本語だと、漢字だけ読めば、だいたい 1 ペー
ジあたり 5 秒くらいで斜め読みができますが、英語だとこの方式の斜め読み
は不可能です。

ではでは。 ---- Yours, K.S.Yoshio
                mailto:shishamo@xxxxxxxxxxxxxxx
                http://www2.osk.3web.ne.jp/~shishamo

<html><head>
<title>
<!-- 
Debian Packaging Manual - Alternative versions of an interface -
update-alternatives
--> 
Debian Packaging Manual - 代替ツールへのインターフェース
update-alternatives
</title>
<link rev=made href="mailto:ijackson@xxxxxxxxxxxxxx";>
</head><body>
<h1>
<!-- 
Debian Packaging Manual - chapter 10<br>
Alternative versions of an interface -
update-alternatives
--> 
Debian Packaging Manual - 代替ツールへのインターフェース
update-alternatives
</h1>


<!-- 
 When several packages all provide different versions of the same
program or file it is useful to have the system select a default, but
to allow the system administrator to change it and have their
decisions respected.<P>
--> 

いくつかのパッケージに、プログラム名又はファイル名は同じだけれども、バー
ジョンの違うものが含まれることがあります。そのとき、システムで使用するデ
フォルトを選んでおくと便利です。ただし、システム管理者は、そのデフォルト
を変更できなければいけません。また、システムによって、管理者によって選ば
れたデフォルトプログラムが変更されるようなことがあってはいけません。
<p>

<!-- 
For example, there are several versions of the <kbd>vi</kbd> editor, and
there is no reason to prevent all of them from being installed at
once, each under their own name (<kbd>nvi</kbd>, <kbd>vim</kbd> or whatever).
Nevertheless it is desirable to have the name <code>vi</code> refer to
something, at least by default.<P>
--> 

例えば、<kbd>vi</kbd> エディタにはいくつかのバージョンがあります。そして、
それらを全部同時に、それらの名前(<kbd>nvi</kbd>, <kbd>vim</kbd>など)で、
インストールしても何の問題もありません。けれども、少くともデフォルトで、
<code>vi</code> という名前が、その内のどれかを参照していることが望ましいで
す。<p>

<!-- 
If all the packages involved cooperate, this can be done with
<kbd>update-alternatives</kbd>.<P>
--> 

update-alternatives を使うようにパッケージングすることによって、それらの
関連するプログラムを上記のように管理することができます。
<p>

<!-- 
Each package provides its own version under its own name, and calls
<kbd>update-alternatives</kbd> in its postinst to register its version
(and again in its prerm to deregister it).<P>
--> 

 そのバージョンによって違う名前のプログラムを、各パッケージは含んでいま
す。それらのバージョンを登録するには、インストール時に postinst スクリプ
トから update-alternatives を呼び出します(削除するときは、prerm スクリプ
トから <kbd>update-alternatives</kbd> をもう一度呼び出します)。
<p>

<!-- 
See the manpage <code>update-alternatives(8)</code> for
details.<P>
--> 

詳細は、<code>update-alternatives(8)</code> のマンページをごらんください。
<p>

<!-- 
If <kbd>update-alternatives</kbd> does not seem appropriate you may wish
to consider using diversions instead.
--> 

この、<kbd>update-alternatives</kbd> が、いま一つしっくりこないようなと
きは、たぶん、パッケージの退避バージョンを使用するとよいでしょう。(訳注
:<a href="ch-diversions.html">退避バージョン - パッケージ中のファイルの
バージョンの上書き, chapter11</a>をごらん下さい。)

<hr>
Debian Packaging Manual
- <A href="index.html#copyright">Copyright .Aゥ1996 Ian Jackson.</A>*B
<br>
<A href="index.html#toc">Contents</A>; <A href="index.html#abstract">abstract</A>; <A href="ch-diversions.html">next</A>; <A href="ch-conffiles.html">back</A>.
<br>
<address>version 2.4.1.0, 14 April 1998
<br>
Ian Jackson <A
href="mailto:ijackson@xxxxxxxxxxxxxx";>ijackson@xxxxxxxxxxxxxx</A><br>
Revised: David A. Morris <A
href="mailto:bweaver@debian.org";>bweaver@debian.org</A><br> Maintainer:
Christian Schwarz <A href="mailto:schwarz@debian.org";>schwarz@debi
an.org<br></A>
日本語訳:芳尾桂 <A
href="mailto:shishamo@xxxxxxxxxxxxxxx";>shishamo@xxxxxxxxxxxxxxx</A><br>
日本語訳査読:<A href="http://www.debian.or.jp/";> Debian-JP project
</A><br>

</address></body></html>