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Re: Packaging Manual chapter 10 & 11



鍋谷です。

From: mkojima@xxxxxxxxxxxx (Motoyasu KOJIMA)
Date: Sat, 9 May 1998 23:05:39 +0900

> 小島基靖と申します.
> 10章を流し読みして,盛り上がっているところだけみてみました.
>(中略) 
> <19980506145900U.nhide@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>の記事において
> nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxさんは書きました。
> 
> >> 鍋谷です。
> >> 
> >> 2. 「version」   ---  芳尾さんの訳にある通りここでは「派生物」という意味
> 
> 普通の「バージョン」つまり「版」 の意だと思います.
> ソースも,作者も違うし.
> 
> viの類を,派生物と拡大解釈してしまうと,emacs, xemacs, mule みたいなのは,
> 本来の派生物(Emacs family とかの)"family" の訳語がなくなってしまう.

なるほどです。「派生物」と訳すのはまずいわけですね。
しかし、「version」を単に「バージョン」と訳すと「バージョン番号」
という意味に誤解されそうです。このような誤解がされないような訳に
する必要があります。

From: "Katsura S. Yoshio" <shishamo@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: Sun, 10 May 1998 01:43:01 +0900
> 
> 芳尾です。
> 
> > >> 例えば、vim は、パッケージの名前が vim でその下にバージョン番号として、 
> > >> 4.6-1、
> > >> というバージョン番号を持つそのバージョン番号としてとらえました。
> > 
> > わたしも,そう読みました.
> > パッケージの名前のつけかたのことだとおもいます.
> 
> これなんですが、そうではないようです。
> 
> Each package provides its own version under its own name, and calls
> <kbd>update-alternatives</kbd> in its postinst to register its version
> (and again in its prerm to deregister it).<P>
> 
> で、postinst 中には、vim のバージョン番号は一切でてこないので、これは

ちなみにこの時、/var/lib/dpkg/alternatives/vi は
-------------------------------------------------
auto
/usr/bin/vi
vi.1.gz
/usr/man/man1/vi.1.gz

/usr/bin/vim
20
/usr/man/man1/vim.1.gz
--------------------------------------------------
となります。

> 鍋谷さんの読みかたが正しいと思います。つまり、vim は、vi の一バージョ
> ンである。のバージョンだと思います。でないと、以下の postinst 云々の 
> version とつながらなくなります。

そうですね。「provide」「under」を使っていることからして、

「パッケージはそれぞれ、独自の名前をつけた独自のバージョンの
  プログラムやファイルを含んでいます。」

と思います。いかがでしょう?

大阪大学理学研究科物理学専攻 博士後期課程1年 大坪研究室(06-850-5346)
         鍋谷 栄展      nabetani@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx