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install.html (2/4)
遠藤です。
インストールマニュアルのうち、
私が担当する箇所(全体の前半分)の後半部分の翻訳が完了しました。
誤訳のチェック等よろしくお願いします。
なお、基本的にタグはいじっていませんが、Linux Hardware Compatibility
HOWTO のリンクは JF の翻訳をたどれるように変更しました。
<H2>4.16 Windows 固有のハードウェア</H2>
<P><I>Windows</I>モデムとプリンタが急増するという迷惑な傾向にあります。こ
れらは Microsoft Windows によって動作するように特別に設計されていて、
<I>WinModem</I> だとか <I>Windows コンピュータ向けの特別設計</I>などという
まことしやかな噂を広めている場合もあります。
このことは一般的に、ハードウェアに埋め込まれたプロセッサを取り除き、その仕
事をメインの CPU 上で動作する Windows ドライバに行わせることによってもたら
されています。この戦略はハードウェアを安価にしたものの、このような節約がユー
ザに恩恵を与えるとは<I>限りません</I>。この種のハードウェアは、同等の機能
がハードウェア上に埋め込まれたものよりも高価になることもあります。
<P>Windows に固有のハードウェアは次の二つの理由から避けるべきです。一つめ
は、製造メーカが一般的に Linux 用のドライバを書くために必要な情報を公開し
ないことです。一般的にハードウェアおよびソフトウェアのデバイスへのインター
フェイスには所有権があり、もしそれに関する文書の全てが利用可能であったとし
ても、関連する情報は公表しないという同意なしには利用できません。フリーソフ
トウェアの開発者はプログラムのソースコードを公開するので、この種のハードウェ
アはフリーソフトウェア上では利用できなくなっています。
二つめの理由は、これらのハードウェアが埋め込みプロセッサを除去していったと
き、 その肩代りを OS がしなければならないということです。このような CPU の
作業はしばしば高い優先度で<I>リアルタイム</I>に動作し、その結果 CPU はこれ
らのデバイスを制御している間、あなたのプログラムを走らせることができなくな
ります。
典型的な Windows ユーザが Linux ユーザほど激しくマルチプロセスを利用しない
ことから、製造メーカは Windows ユーザがハードウェアの負荷が CPU に置き換わっ
ていることに全然気づかないだろうと考えています。しかしながら、周辺機器の製
造メーカーがハードウェア内の処理能力を倹約したとき、マルチプロセス OS のパ
フォーマンスは、<I>Windows 95</I> や <I>NT</I> でさえ悪くなります。
<P>これらの製造メーカに、ハードウェアのプログラムを作るのに必要な文書やそ
の他のリソースを公開するように働きかけ、このような状況を変化させる手助けは
あなたにもできます。しかし、最も良い方法は <A
HREF="http://epsenewsc.gee.kyoto-u.ac.jp/JF/JF-ftp/other-formats/Hardware/Hardware-HOWTO.html">Linux
ハードウェア互換 HOWTO</A> に載るまで、この種のハードウェアを避けることです。
<H2>4.17 その他のオープンではないハードウェア</H2>
<P>いくつかのハードウェアメーカはどのようにドライバを書いたら良いかを全く
教えてくれませんし、Linux のソースコード公表を妨げるような非公開の同意をし
ない限り、文書にも触らせてくれません。
IBM の最近の ThinkPad にも使われているラップトップコンピュータの DSP サウ
ンドシステムなどがその一例です。(これらのシステムの中には、サウンド機能と
モデム機能を結合させたものもあります。)これらのデバイスが Linux 上で全く動
作しないのは、それに関する文書を読むことが許可されていないためです。
このようなハードウェアを作っているメーカに文書を公開するように要請してくだ
さい。もしもたくさんの人たちが要請すれば、彼らも Linux が重要な市場である
と認識するでしょう。<A
HREF="http://epsenewsc.gee.kyoto-u.ac.jp/JF/JF-ftp/other-formats/Hardware/Hardware-HOWTO.html">Linux
ハードウェア互換 HOWTO</A> に、現在 Linux にドライバが存在するデバイスの情
報があります。
</P>
<H2><A NAME="Partitioning"></A> <A NAME="s5">5. ハードディスクのパーティ
ション分割に関する注意</A></H2>
<H2><A NAME="Partitioning Background"></A> 5.1 背景</H2>
<P>ディスクのパーティション分割とは、単にディスクをいくつかの区画に分割する
ことです。それぞれの区画は、互いに独立しており、大まかに言えば、家を壁で仕
切るようなものです。ある部屋に家具を置いても、他の部屋には影響がないのと同
じです。
<P>
<P>もし、既に何らかの OS (Windows95, WindowsNT, OS/2, DOS, FreeBSD) がイン
ストール済みで、それと同じディスクに Linux をインストールするなら、おそら
くディスクのパーティションを切り直す必要があるでしょう。
一般的に、既にファイルシステムが形成されているパーティションを変更すること
は、そこに保持された情報をいくらか破壊することを意味します。そのため、パー
ティションを切り直す前には、必ずバックアップをとっておくべきです。
先ほどの家の例を持ち出せばおそらく、壁を動かして家具などを壊す危険を冒す前に、
邪魔にならないところに家具を移動しておこうと思うでしょう。
幸いなことに、ユーザーによっては別の方法もあります。<A HREF="#Lossless">損
失の少ないパーティション切り直し</A>の節をご覧ください。
<P>
<P>Linux には最低限二つのパーティションが必要です。パーティションを二つ用
意する場合、一つめに、オペレーティングシステム全体、つまりプログラムや個人
的なファイルを収め、もう一つをスワップ領域として使用します。スワップとは、
オペレーティングシステムが用いるスクラッチ空間です。スワップを専用のパーティ
ションに割り当てることは、その利用をより効果的なものにします。(Linux に普
通のファイルをスワップとして利用させることも可能ではありますが、お勧めでき
ません。)
<P>ファイルシステムをいくつかのより小さなパーティションに分割する理由は二
つあります。一つめは安全性です。もし何かがファイルシステムを改悪したとして
も、一般的にその影響を被るのは一つのパーティションだけです。そのため、シス
テムの一部を (注意深く保持しておいたバックアップと) 取り換えるだけですみま
す。最低限、いわゆるルートパーティションを作ることは考慮すべきです。ここに
はシステムの最も基本的な構成部分が収められ、もし他のパーティションに破損が
生じたとしても、システムを補修するために Linuxをブートすることができます。
このことは、システムをゼロから再インストールしなければならないようなトラブ
ルを防ぎます。
<P>
<P>二つめの理由は、コンピュータの利用方法にかなり依存する問題ではあります
が、一般的に商利用においてより重要なものです。
何かが管理の外でディスクスペースを消費し始めたと仮定します。もしそのプロセ
スがルート特権を得るようなことが起きれば (システムは一般ユーザーが使用でき
ないディスク領域をある程度確保しています)、ディスクスペースがなくなってい
ることに突然気づかされるでしょう。OS は、さまざま作業のために (スワップス
ペースのほかに) 実ファイルを利用する必要があるので、このことは不具合を引き
起こします。
さらに、このことは、ローカルシステムに由来する問題でないこともありえます。
例えば、電子メールとしてスパムメールを取り込むことは、パーティションを容易
に溢れさせえます。より多くのパーティションを用いることは、このような問題の
多くからシステムを保護するのです。
もう一度電子メールの例を取り上げるならば、<CODE>/var/spool/mail</CODE> に
独自のパーティションを割り当てれば、スパムメールを取り込んでも、システムの
大半はその動作に支障はないでしょう。
<P>
<P>もし大きな IDE ディスクを持っていながら、LBA アドレッシングもハードディ
スクメーカーが提供するオーバーレイドライバも利用しない場合は、別の理由が
当てはまります。この場合、ルートパーティションをハードディスクの先頭 1024
シリンダ以内 (普通 524MB 程度) に収める必要があるでしょう。
<P>
<P>
<P>
より多くのパーティションを利用する際に、唯一実際に障害となるのは、あらかじ
めどのようなパーティションが必要となるかを予測することが、多くの場合難しい
ことです。
もしあまりに小さなパーティションを用意したなら、システムを再インストールし
たり、容量の足りないパーティションにスペースを空けるために、しょっちゅうファ
イルを移動したりしなければならないでしょう。
一方、あまりに大きなパーティションを用意すれば、他で利用できるスペースを浪
費しかねません。近頃はディスクも安価になったとはいえ、お金を無駄に使う必要
はないでしょう。
<P>
<H2>5.2 推奨案</H2>
<P>既に述べたとおり、独立した小さなルートパーティションは必ず作るべきです。
また、スペースがあるならば大きな <CODE>/usr</CODE> パーティションを作るべ
きです。
例をあげるなら、大抵のユーザーは最初のうちはパーティションを二つ用意すれば
十分でしょう。パーティションをたくさん用意することはディスクスペースを浪費
するので、小さなディスクを一つしか持っていない場合には、特にこうするのが適
切です。
<P>もし、オペレーティングシステムに含まれていないプログラムをたくさんイン
ストールしようと考えているならば、<CODE>/usr/local</CODE> パーティションを
必要とする場合もあるでしょう。
また、メイルサーバーとして利用するならば、 <CODE>/var/spool/mail</CODE に
別のパーティションを必要とするかもしれません。
<CODE>/tmp</CODE> に 20 から 32MBほど、独自のパーティションを割り当てるこ
とは、多くの場合良い考えです。
たくさんのユーザーアカウントをかかえるサーバーを設置するなら、独立した大き
な <CODE>/home</CODE> パーティションを用意することも概して良いことです。
このように、パーティション割り振りの条件は、一般的に利用法の違いからコン
ピュータによってさまざまです。
<P>
<P>最後に、スワップスペースの問題ですが、どれだけのスワップが必要かについ
ての考えは、Unix 管理者の数ほどたくさん存在します。
大雑把ながらも良いやりかたは、搭載している RAM と同じ容量のスワップを用意
することです。ただ、64MB 以上のスワップは大抵のユーザにとってはおそらく意
味がないでしょう。
もしそれほどのスワップを利用するようになったら、もっと RAM を用意すべきで
す。もちろん例外はあります。例えば 256MB ほどの RAM を積んだマシンで、
10000 もの方程式を同時に解こうとするならば、1 ギガバイト (もしくはそれ以上)
ものスワップを必要とするでしょう。
しかし、もしこのようにたくさんのスワップを必要とするならば、おそらくは、
異なるディスクにスワップ領域を分散するよう試みるべきでしょう。
<P>
<H2>5.3 例</H2>
<P>一例として、32MB の RAM と <CODE>/dev/hda</CODE> に 1.7GB IDE ハードディ
スクを搭載した著者のホームマシンの例をあげましょう。
<CODE>/dev/hda1</CODE> には 500MB の DOS パーティションがあります。(それほ
ど使うわけではないので 200MB程度にするべきでした。)
/dev/hda3 を 32MB のスワップパーティションとして使用し、のこり (約1.2GB の
<CODE>/dev/hda2</CODE>) を、Linux パーティションにしています。
<P>
<P>
<H2><A NAME="Lossless"></A> 5.4 DOS、Windows95、OS/2 から始める際に、損失の
少ないパーティション切り直し</H2>
<P>最も一般的なインストールの一つは、既に DOS (Windows3.1 を含む) や、
Windows95、OS/2 などを含むシステムへのインストールでしょう。そこでは、既存
のシステムを破壊することなく、同じディスクに Debian をインストールすること
が要求されます。
<A HREF="#Partitioning Background">パーティション分割の背景</A>の節で説明
したように、不用意に既存のパーティションのサイズを減らすことは、ほぼ間違い
なくそのパーティションに損傷をあたえるでしょう。
以下に述べる方法は、データを保護する保証はありませんが、実際にはとてもうま
くいくでしょう。ただ用心のために、<B>バックアップは取るべきです</B>。
<P>
<P>先に進む前に、ディスクをどのように分割するのか決めておくべきですが、
この節では、単に一つのパーティションを二つの部分に分割する方法を説明します。
そして、その一つに既存の OS を残し、もう一つを Debian で利用します。なお、
Debian をインストールする際には、ディスクの内 Debian で使うよう割り当てた
部分を、あなたが適切だと判断する割合で、さらに分割する機会があたえられるで
しょう。
<P>
<P>ここで紹介する方法は、パーティション情報を改変する前に、パーティション
上の全データを、そのパーティションの先頭部分に移動するというものです。こう
することでデータの損失はなくなります。
パーティションの後ろの方にファイルが存在すると、パーティションから得られる
空き領域が減ってしまいます。そのため、データの移動とパーティションの切り直
しの間に、そのようなファイルがなるべく存在しないようにすることが重要です。
<P>
<P>
<P>まず最初に必要となるのは、<CODE>fips</CODE> のコピーです。これは、お近
くの Debian ミラーサイトの tools/ ディレクトリから入手できます。
そのアーカイブを展開 (unzip) して、<CODE>RESTORRB.EXE</CODE>、
<CODE>FIPS.EXE</CODE>、<CODE>ERRORS.TXT</CODE> のファイルをブート可能なフ
ロッピーにコピーしてください。ブート可能なフロッピーは、 DOS 上で
<CODE>sys a:</CODE> というコマンドを用いることで作ることができます。
fips には大変優れたドキュメントが用意されていますが、こちらが必要になるか
もしれません。特に、もし以下に示すものを一つでもお使いならば、このドキュメ
ントを読むことは必要でしょう。
<UL>
<LI>Stacker/SuperStor/Doublespace など</LI>
<LI>OS/2</LI>
<LI>OnTrack Disk Manager やそれと同等のドライバ</LI>
</UL>
<P>ディスクをデフラグメントする<B>まえ</B>に、このフロッピーディスクを作り、
ドキュメントを読んでください。
<P>
<P>次に必要なことは、すべてのデータをパーティションの前方に移動することで
す。DOS 6.0 以降に標準で用意されている <CODE>defrag</CODE> が容易にこの仕
事をこなします。同じような芸当をやってのける他のソフトウェアの一覧について
は、fips のドキュメントをご覧ください。もし Windows95 をお持ちの場合は、
Windows95 上から <CODE>defrag</CODE> を実行しなければならないことにご注意
ください。 DOS は FAT32 を認識できないからです。
<P>
<P>デフラグメントプログラムを実行した後 (大きなディスクでは少々時間がかか
ります)、作成済みの fips を収めたディスクをフロッピードライブに挿入してリ
ブートしてください。そのあとは、単に <CODE>a:\fips</CODE> と打ち込んで、その
指示に従ってください。
<P>
<H2><A NAME="s6">6. Debian インストール方法</A></H2>
<P>Debian は、フロッピー、ハードディスク、CD、NFS サーバーなどのメディアから
インストールできます。また、後述しますがインストールの各部分でこれらの四つ
の方法を組み合わせることも可能です。
<P>
<P>インストールディスクは、レスキューディスク、ドライバディスク、基本シ
ステムの三つに分割されています。インストール時に、これらは個別に一つずつ要
求されます。そのため必要ならば、それぞれを異なるメディアに準備しておくこと
ができます。以下では、Debian のインストールに共通する方法を説明しますが、
必要があれば、ブートディスクの各部分を異なるメディアに準備しておけることを
心に留めておいてください。
基本システムは、フロッピーに直接書き込むためにフロッピーディスクイメージと、
他の形式でインストールするための tar アーカイブの二つの形式で利用できるこ
とに注意してください。
<P>
<P>disks-i386 ディレクトリにあるファイルの一覧に、説明をつけたものが以下に
ありますが、そのすべてをダウンロードする必要はありません。インストールの形
式に応じて必要なもののみをダウンロードしてください。インストール手順の詳細
については後述します。
なお、ディスクイメージはすべて、1.44MB および古い 1.2MB フロッピードライブ
のそれぞれに適切な形式で利用できます。1.2MB ドライブ用のイメージは、そのファ
イル名に 12 という数字が、また、1.44MB 用のイメージはファイル名に 14 とい
う数字が埋め込まれています。
<P>
<H2>6.1 ファイルのダウンロード</H2>
<P>もしこの文書をネットワークに接続されたコンピュータ上のウェブブラウザで
ご覧になっているなら、ブラウザ上でファイル名を選択することで、各ファイルを
取り寄せることができます。また、<A
HREF="ftp://ftp.debian.org/debian/stable/disks-i386/current/">ftp://ftp.debian.org/debian/stable/disks-i386/current/</A>
や、Debian FTP ミラーサイトの同じディレクトリからも入手できます。
<P>
<P>
<P>
<DL>
<P>
<DT><B>
<A HREF="resc1440.bin">resc1440.bin</A>,
<A HREF="resc1200.bin">resc1200.bin</A> : レスキューディスクのイメージ
</B>
<DD><P>レスキューディスクのイメージのイメージです。初期設定、もしくは将来
何かの理由でシステムが起動できなくなった緊急時に使われます。そのため、イン
ストールにフロッピーディスクを使用しない場合も、このディスクイメージをフロッ
ピーディスクに用意しておくことをお勧めします。
<P>
<DT><B>
<A HREF="resc1440tecra.bin">resc1440tecra.bin</A> : 特定のラップトップ機
用のレスキューディスクイメージ</B>
<DD>
<P>bzImage と呼ばれるカーネルの圧縮フォーマットを扱うことのできないコンピュー
タ向けの、レスキューディスクイメージです。この問題は大抵、特定のモデルのラッ
プトップコンピュータ (特に東芝のテクラシリーズ) で現れるものですが、他のコ
ンピュータでも同種の問題が起きているとの報告も受けています。もし、カーネル
のブート時にコンピュータがリブートしたりフリーズするなら、このディスクイメー
ジを試す価値はあります。
<P>
<P>
<DT><B>
<A HREF="drv1440.bin">drv1440.bin</A>,
<A HREF="drv1200.bin">drv1200.bin</A>: ドライバディスクのイメージ
</B><DD><P>
このディスクイメージは、カーネルモジュールやドライバのうち、最初のブート
には必要のないハードウェアのものを収めています。必要となるドライバは、イ
ンストールの作業の間に選択することができます。
<P>
<DT><B>
<A HREF="base2_0.tgz">base2_0.tgz</A>,
base14-1.bin...base14-5.bin base12-1.bin...base12-6.bin : 基本システム
</B><DD>
<P>これらのファイルには、インストールの作業時に Linux パーティションにイン
ストールされる基本システムを収めてあります。これは残りのパッケージをインス
トールするために必要な最低限のシステムです。フロッピー以外のメディアからイン
ストールする際は、<CODE>base2_0.tgz</CODE> ファイルが利用できます。
<P>
<DT><B> <A HREF="root.bin">root.bin</A> : テンポラリーファイルシステムのイ
メージ
</B>
<DD>
<P>システムのブート時にメモリー上にロードされるテンポラリーファイルシステ
ムのイメージです。ハードディスクや CD-ROM からインストールする際に利用して
ください。
<P>
<DT><B>
<A HREF="rawrite2.exe">rawrite2.exe</A> : フロッピーディスクへイメージを書き込むユーティリティ</B>
<DD>
<P>フロッピーディスクイメージを、フロッピーに書き込むための DOS ユーティリ
ティです。イメージをフロッピーにコピーするのではなく、このユーティリティを
使って書き換えてください。
<P>
<DT><B>
<A HREF="loadlin.exe">loadlin.exe</A> : DOS 用 Linux ブートローダー
</B><DD>
<P>DOS パーティションや CD からインストールする際には、このブートローダーが必
要になります。
<P>
<DT><B>
<A HREF="install.bat">install.bat</A> : DOS から Debian のインストールを始
めるための DOS バッチファイル
</B><DD>
<P>ハードディスクや CD からのインストールに用いるバッチファイルです。
<P>
<DT><B> <A HREF="linux">linux</A> : カーネルのイメージ</B><DD>
<P>ハードディスクや CD からのインストールに用いる Linux カーネルのイ
メージです。
<P>
<DT><B>
<A HREF="install.txt">install.txt</A>,
<A HREF="install.html">install.html</A> : このファイル</B><DD><P>
<DT><B>
<A HREF="cfdisk.txt">cfdisk.txt</A> : パーティション分割ソフトウェア
cfdisk の使用説明書</B><DD><P>
<DT><B>
<A HREF="basecont.txt">basecont.txt</A> : 基本システムの内容一覧</B><DD><P>
</DL>
<P>
<H2>6.2 ハードディスクからのインストール</H2>
<H3><A NAME="DOS"></A>DOS パーティションからのインストール</H3>
<P>
<P>
<OL>
<LI>以下のファイル
<CODE>resc1440.bin</CODE>、<CODE>drv1440.bin</CODE>、
<CODE>base2_0.tgz</CODE>、<CODE>root.bin</CODE>、<CODE>linux</CODE>,
<CODE>install.bat</CODE>、<CODE>loadlin.exe</CODE>
をお近くの Debian ftp ミラーサイトから入手し、DOS パーティション下のディレ
クトリに置いてください。
</LI>
<LI>上記のファイルを置いた DOS のディレクトリで <CODE>install.bat</CODE>
を実行してください。
</LI>
<LI>以下の節は飛ばして、
<A HREF="#Installation">インストール</A>の節をご覧ください。
</LI>
</OL>
<P>
<H3>ext2fs パーティションからのインストール</H3>
<P>
<OL>
<LI>以下のファイル <CODE>resc1440.bin</CODE>、<CODE>drv1440.bin</CODE>、
<CODE>base2_0.tgz</CODE> を入手して、ext2 パーティション下のディレクトリに
置いてください。
</LI>
<LI>rescue disk のイメージ (resc1440.bin) を以下のコマンドを用いてフロッ
ピーディスクに書き込みます。
<PRE>
dd if=resc1440.bin of=/dev/fd0 bs=512 conv=sync ; sync
</PRE>
</LI>
<LI>イメージを書き込んだフロッピーディスクをフロッピードライブに挿入して、
コンピュータをリブートしてください。
</LI>
<LI>以下の節は飛ばして、
<A HREF="#Installation">インストール</A>の節をご覧ください。
</LI>
</OL>
<P>
--
Yoshizumi Endo <y-endo@xxxxxxxxxxxxxxx>