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Re: Installation manual 7.1-7.15 (r1.44)
八田(ま)です。
校正一通り終りましたので添付します。
「知っておくと便利かも知れない…」の節は正直言って
よう分かりませんので詳しい方教えてやって下さいませ (;_;)
いいかげんな校正者ですみません。
--
八田真行 <masayuki-h@xxxxxxxxxxxxxxx>
<![ %supports-pcmcia [
<sect>&MSG-CONFIGURE-PCMCIA;
<p>
&MSG-CONFIGURE-MODULES; メニューを選択する前に &MSG-CONFIGURE-PCMCIA;
を選択することもできます。このメニューは PCMCIA サポートを可能に
するために使われます。
<p>
PCMCIA 搭載のコンピュータであっても、PCMCIA を使って Debian システムを
インストール(例えば、PCMCIA イーサネットカードを使ったインストール)
していないのであれば、この時点で PCMCIA の設定をする必要はありません。
インストールがすべて終わった後、PCMCIA を設定して
簡単に使用可能にすることができます。
しかし、PCMCIA ネットワークデバイスを使ってインストールしているのであ
れば、&MSG-CONFIGURE-MODULES; メニューの代りにこのメニューを選択して、
ネットワークの設定より先に PCMCIA サポートの設定をしなければなりません。
<p>
PCMCIA をインストールする必要があれば、&MSG-CONFIGURE-PCMCIA; の方を
選んで下さい。&MSG-CONFIGURE-MODULES; メニューの下にあるでしょう。
するとシステムにどの PCMCIA コントローラが搭載されているか聞いてきます。
多くの場合 <tt>i82365</tt> でしょうが、場合によっては、<tt>tcic</tt>
かも知れませんので、疑わしい場合はご自分のラップトップのベンダが
供給している仕様書を読んでみて下さい。そこに書いてあるはずです。
前にも言いましたように、特定のハードウェアでは特別な設定が必要になりますが、
一般的に言ってその次にある幾つかの設定項目は空白のままにしておいても
大丈夫です。
デフォルトのままではうまく動作しないときには、
<url id="&url-pcmcia-howto;" name="Linux PCMCIA HOWTO"> に情報が多
数収められていますので、ご参照下さい。
<p>
まれに、自分で <file>/etc/pcmcia/config.opts</file> を読んで編集
しなければならないこともあります。そういう時は、2 番目の仮想ターミナル
(<em>左 Alt-F2</em>)を
開いて、そこでファイルを編集し、それから、PCMCIAを再設定するか、
<prgn>insmod</prgn> と <prgn>rmmod</prgn> を使って手作業でモジュール
を再読み込みさせることができます。
<p>
PCMCIA が適切に設定されてインストールされたら、
前の節で説明されているようにデバイスドライバの設定に戻ってください。
]]>
<sect>&MSG-CONFIGURE-MODULES;
<p>
&MSG-CONFIGURE-MODULES; を選び、システムにあるデバイスを探して、
各々のデバイスドライバを設定して下さい。これらは
システムのブート時にいつでも読み込まれるようになります。
<p>
この時点ですべてのデバイスの設定を行う必要はありません。重要なのは、
基本システムのインストールで必要なデバイスの設定はすべて
ここで行わなければならないということです
(<ref id="choosing-base">をご覧ください)。
これらのデバイスには、イーサネットドライバやファイルシステム
モジュールが含まれるかもしれません。
<p>
基本システムを NFS 経由でインストールしたいときは、あなたの
ネットワークカード用のドライバモジュールと、``filesystems``カテゴリの中に
ある NFS モジュール自身を読み込ませて設定しなければなりません。
もしローカルのディスクからインストールしたいなら、
モジュールのリストの中にそのディスクのファイルシステム形式があることを確認
して下さい。すでにカーネルの中にそのファイルシステムのサポートが
コンパイルされて入っているかもしれませんが、
チェックしたほうが良いでしょう。
<![ %i386 [ よく使われるモジュールとして、PS/2 マウスドライバモジュール
もあります。``misc'' カテゴリに含まれていて、``psaux''と呼ばれています ]]>
<p>
インストールが済んだ後では、いつでも <prgn>modconf</prgn> プログラムを使って
モジュールを再設定することが出来ます。
<sect id="configure-network">&MSG-CONFIGURE-NET;
<p>
ネットワークを使っていなくても、設定はしなければいけません。
といっても、単に最初の 2 つの質問
-- &MSG-CHOOSE-HOST; と ``is your system connected
to a network?''(システムはネットワークに接続しているか?)に答えるだけ
です。
<p>
ネットワークに接続しているならば、<ref id="needed-info">から収集した情報
が必要になります。もし主に PPP でネットワークに接続するのでしたら、
ここではネットワーク設定を<em>NOT</em>(しない)を選択してください。
<p>
<prgn>dbootstrap</prgn> がネットワークに関する
いくつかの質問をしますので、<ref id="needed-info"> を元に答えて下さい。
終るとシステムはネットワークの情報をまとめて表示し、確認を求めてきます。
次に、ネットワークへの接続で主に使われている
ネットワークデバイスを指定して下さい。ふつうは ``eth0''
(一番目のイーサネットドデバイス)でしょう。
<![ %supports-pcmcia [ラップトップの場合は、主要なネットワークデバ
イスは多分 ``pcmcia'' でしょう。]]>
<p>
知っておくと役に立つかもしれない技術的な事をいくつか。インストーラの
プログラムはネットワークの IP アドレスをあなたのシステムの IP アドレスとネット
マスクから、ビットごとに論理和をとったものと想定します。また、ブロードキャスト
アドレスは IP アドレスとネットマスクをビット反転したものとの論理積を
とったものとして想定します。ゲートウェイは DNS サーバであると
想定します。もしも、もしこれらの設定がよく分からなければ、
システムが推測したものを使ってください。
これらはインストール終了後に変更することができます。 必要であれば
<file>/etc/init.d/network</file> を編集してください(Debian システム
では、デーモンは <file>/etc/init.d/</file>にあるスクリプトから起動さ
れます)。
<sect id="install-base">&MSG-INSTALL-BASE;
<p>
メニューから &MSG-INSTALL-BASE; の項目を選んでください。
基本システムの読み込みに用いるデバイスがメニューで表示されます。
<ref id="choosing-base"> での選択にしたがって、
適切なデバイスを選んでください。
<p>
フロッピーディスクからのインストールを選択された方は、
<prgn>dbootstrap</prgn> の指示にしたがって、順番通りに Base Floppy を
挿入してください。
Base Floppy のいずれかが読めないようなことがあれば、
代わりのフロッピーを作成して、
もう一度すべてのフロッピーをシステムに挿入し直す必要があるでしょう。
一旦すべてのフロッピーの読み込みが終れば、
システムはフロッピーから読み込んだファイルをインストールします。
これには 10 分ほど時間がかかりますが、遅いシステムではもう少し時間がかかり、
早いシステムではより早く済むでしょう。
<p>
基本システムを NFS からインストールされる方は、ここで NFS
を選択し作業を続けてください。
そのサーバと、そのサーバ上の共有ディレクトリ、
<file>&base-disk-tarball;</file> ファイルのある
共有ディレクトリ以下のサブディレクトリを指定するように指示されます。
NFS マウントに何か問題のあった場合には、
NFS サーバのシステム時間とクライアントのシステム時間が、
大体一致しているかどうかを確認してください。
<file>tty2</file> 上で
<tt>rdate <var>nfs-server</var></tt>
というコマンドを用いることで、時間を設定することができます。
なお <var>nfs-server</var> の箇所には、
NFS サーバのホスト名か IP アドレスを当てはめてください。
<sect>&MSG-CONFIGURE-BASE;
<p>
この時点で、最小の Debian システムを構築するだけのファイルは読み込みま
したが、システムを稼働させる前にいくつかの設定を行わければなりません。
&MSG-CONFIGURE-BASE; を選択して下さい。
<p>
まずタイムゾーンを選択するよう尋ねられるでしょう。タイム
ゾーンの指定方法はいくつかありますが、お勧めの方法は &MSG-TZ-DIR; メニューの中
から自分の国(あるいは大陸)を選択することです。そうすると利用可能な
タイムゾーンが
変わりますので、更に &MSG-TZ; メニューの中から自分の地理位置(例えば、
国や省、州)を選択します。
<p>
次に、システムの時間を GMT に設定するかローカルタイムに設定するか聞
かれます。Linux と Unix のみを運用する予定ならば、GMT (例えば、
&MSG-YES;) を選択してください。 DOS や Windows のような別の OS も運用
する予定であれば、ローカルタイム (例えば、&MSG-NO) を選択してください。
Unix や Linux ではシステムの時間を GMT に保ち、ソフトウェアによってロ
ーカルタイムゾーンに変換します。これにより、夏時間やうるう年を割り出す
ことができ、異なるタイムゾーンからログインしたユーザが自分の端末で
使うタイムゾーンを個別に設定することすら可能になります。システ
ム時間を GMT に設定しておけば、ご自分の地域が夏時間 <em>daylight
savings time)</em> を使っている場合に夏時間の開始日と終了日にシステム
が適切な調整を行ってくれます。
<sect>&MSG-DISK-BOOT;
<p>
ハードディスクから直接 Linux をブートすると選択した場合、マスターブートレ
コードをインストールするか聞いてきます。ブートマネージャを使用していない
(またはブートマネージャとは何か分からない)、あるいはこのマシンに
他のオペレーティングシステムを入れていない場合は、 &MSG-YES; と答えて
ください。
<![ %i386 [ &MSG-YES; と答えるとそのままでは DOS などをブートすることが
出来なくなるのでご注意下さい。]]>
&MSG-YES; と答えると、次に電源を入れたときに自動的に Linux を
ブートするかどうか聞いてきます。これは、 Linux を
<em>ブート可能なパーティション</em>
(ハードディスクから読み込まれるパーティション)に設定します。
<![ %i386 [
&MSG-NO;&MSG-NO; と答えても、後で Linux の <prgn>fdisk</prgn> や
<prgn>activate</prgn> プログラムを使ってブートするパーティションを
設定することができます。 また、DOS から <tt>fdisk /mbr</tt> を使って
ブートブロックを設定することもができます
(しかし、この場合 Debian を直接起動することはできなくなります)。
<p>
一番目のハードディスク以外に Linux をインストールしているときは、ブー
トフロッピーを作成してください。ほとんどのシステムに搭載されている
ブート ROM は一番目のハードディスクからのみ起動できるようになっていて、
二番目からは
できないようになっています。しかしながら、いったんインストールした
後ならばなんとかする方法がありますので、<file>/usr/doc/lilo</file>
ディレクトリにある説明を読んでください。
]]>
<![ %m68k [ <p><em>FIXME: about the boot manager</em> ]]>
<![ %alpha [ <p><em>FIXME: about the boot manager, milo or SRM</em> ]]>
<![ %sparc [ <p><em>FIXME: about the boot manager, silo</em> ]]>
<![ %powerpc [ <p><em>FIXME: about the boot manager</em> ]]>
<![ %i386 [
<sect>&MSG-FLOPPY-BOOT;
<p>
ハードディスクから起動する人も起動フロッピーは作成してください。 とい
うのも、ブートマスタレコードからのハードディスクの起動はいつも
うまくいくとは限らないからです。そういう場合でも、起動フロッピーを
使えばたいてい起動します。
&MSG-FLOPPY-BOOT; を選択して、空のフロッピーを挿入してください。
フォーマットして書き込みますのでフロッピーが書き込み可になっているのを
確認してください。書き込みが終ったら、「カスタムブート」とラベルに書いて、
書き込み不可にしてください。
]]>