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Re: Packaging Manual 第8章
早瀬です。喜瀬さん、査読ありがとうございます。
At Wed, 6 Oct 1999 00:36:29 +0900,
Hiroshi KISE <fuyuneko@xxxxxxxxxxxx> wrote:
>
> From: HAYASE Shigenori <shayase@xxxxxxxxxxxxxxx>
> Subject: Packaging Manual 第8章
> Date: Tue, 5 Oct 1999 23:22:35 +0900
>
> > equal and strictly later, respectively. The forms
> > <tt><</tt> and <tt>></tt> were used to mean
> > earlier/later or equal, rather than strictly earlier/later,
> > so they should not appear in new packages (though
> > <prgn>dpkg</prgn> still supports them).
>
> > 新しいパッケージでは、<tt><</tt>、<tt>></tt> は
> > 使用しません。(いちおう<prgn>dpkg</prgn>はまだこの書式を
> > サポートしていますけど)。
>
> 「新しいパッケージでは、<tt><</tt> と <tt>></tt> は使う
> べきではありません」
おっしゃる通り。直しておきます。
> > They do
> > not prevent a package being on the system in an unconfigured
> > state while its dependencies are unsatisfied, and it is
> > possible to replace a package whose dependencies are
> > satisfied and which is properly installed with a different
> > version whose dependencies are not and cannot be satisfied;
>
> > そのため、依存関係を満たさないパッケージがシステム中に
> > 未設定 (unconfigured) な状態でインストールされることを
> > 防ぐことはできません。このパッケージは、依存関係がきちんと
> > 満足されており正しくインストールされているパッケージを
> > 依存関係を満たしていないか、満たせないような別のバージョンの
> > パッケージで置き換えることさえできます。
>
> よく意味がわからんのですが…。あ、こうですか。違うか。
>
> 「すでにインストール済みで依存関係を満たしているパッケージも、
> この未設定な状態のパッケージによって、依存関係を満たせないような
> パッケージで置き換えることもできます。」
合ってるんじゃないでしょうか。
私の理解では、
パッケージ A と B があって、A は B に依存している。
現在のシステムでは A と B が正しくインストールされている。
A も B もバージョンが上がって新しくなり、更新する場合を考える。
もし、A が B の新しいバージョンのほうに依存を宣言していると、
普通に考えれば B のインストールが(設定まで)完了してからでないと
A はインストールできません。
(Pre-Depends がこれに当たるかな。)
しかし、設定時に依存関係の整合がとれて
いればよいだけなら、A と B は同時にインストールできる。
(B -> A の順に設定すればよいだけ。)
ということだと思ってます。(私は、この文章を読んだだけで言っているので、
間違ってるかもしれません。間違ってたら教えて下さい。)
# Depends フィールドで、設定の順番って指定できるのかあ。
# じゃあ、Pre-Depends って、相当重要な時しか使う必要無いな。
とりあえず、あんまり変更点が無いですが、次のような訳に差し替えます。
わかりにくいことに変わりは無いので、もっとわかりやすい
説明があれば、教えて下さい。
「依存関係の宣言は、依存関係を満たさないパッケージが、未設定な状態で
システム中にインストールされることを妨げません。すでに依存関係が満たされ、
正しくインストールされているパッケージを、依存関係の満たされていない、
または満たせ得ないような別のバージョンのパッケージで置き換えることも
できます。この場合は、未設定のまま (configure しようとすると
エラーが返ってきまず) で、当然、きちんと動作しないでしょう。」
> > <p>
> > Current versions (1.2.4) of <prgn>dpkg</prgn> have
> > a bug in this area which will cause some of these
> > problems to be ignored.
> > </p>
>
> > <p>
> > 現行バージョン(1.2.4)の <prgn>dpkg</prgn> には、
> > この領域中のバグがあり、依存関係の問題のうちの
> > いくらかを無視してしまいます。
> > </p>
>
> 「この領域中の」→「依存関係の判定部分に」
直しておきます。
> dpkgは、いまpotatoでは1.4.1.11ですが、このバグ、まだあります?
私にはわかりません。ただ、この Manual はけっこう古いままなので、
現状を必ずしも反映していないと思います。
(これのほかにも、古いなと思ったところがありました。)
> > 現在のところ、dpkg のオプション、<tt>--force-overwrite</tt>
> > はデフォルトでオンになっており、このエラーはウォーニングに
> > 格下げされています。
> > </p>
>
> --force-overwriteはリリース時にだけオンになるんでしたっけ? potatoでは
> (--force-helpが正しければ)オフになっています。
というわけで、これも現状と合っていない可能性があります。
--
早瀬 茂規 (shayase@xxxxxxxxxxxxxxx)