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Re: apt-cache(8), 1/2



岡@奈良先端大です。

At Wed, 26 Apr 2000 03:24:45 +0900,
Hiroshi KISE <fuyuneko@xxxxxxxxxxxx> wrote:
> 
> やっとひととおり終わりました。チェックお願いします。長いので、2つに
> 分けます。

お疲れさまです。

ついでに、まだ着手されてなければ apt.conf.5.yo を予約させて
いただきます。

では1/2だけチェック:

> −−−−−−−−−−−−−−−ここから−−−−−−−−−−−−−−−
> > bf(gencaches) performs the same opration as bf(apt-get check). It builds
> > the source and package caches from thes sources in bf(/etc/apt/sources.list)
> > and from bf(/var/lib/dpkg/status).
> > 
> bf(gencaches) は、bf(apt-get check) と同じ操作をする。bf(gencaches) は、
> bf(/etc/apt/sources.list) に記述されている情報源(インターネットや CD-ROM
> など)からの情報(Package ファイルや Sources ファイル)と、
> bf(/var/lib/dpkg/status) をもとにして、ソースおよびパッケージキャッシュを
> 構築する。

あ、これいいな。僕は今まで思い付かなかったので source を「提
供元」などと訳していました。何となく「情報源」の方がいいですね。

> bf(showpkg) は、パッケージ情報を表示する。残りの引き数はパッケージ名で
> ある。引き数の各パッケージごとに、利用可能なバージョン、
> forward dependencies (依存パッケージ)と reverse dependencies
> (被依存パッケージ)を表示する。
> forward (normal) dependencies とは、注目している
> パッケージが依存しているパッケージである。また、reverse dependencies とは、
> 注目しているパッケージに依存しているパッケージである。このように、
> forward dependencies はパッケージにとって満足しなければならないが、
> reverse dependencies にはその必要はない。たとえば、bf(apt-cache showpkg
> libreadline2) は、以下のような出力をする。
> 
> # 前回、“reverse dependencies”の訳語についていろいろ案をいただいた
> # のですが、apt-cacheの出力がまだ英語であるので、訳さないことにしました。

でも英語が交じると何となく読みにくそうなので、初出時に

  依存パッケージ(forard (normal) dependencies)

と断っておいて、以下は日本語で「依存パッケージ」と書くといい
と思います。いかがでしょう?

# そういえば APT のgettext化が必要ですね...。

> > Thus it may be seen that libreadline2, version 2.1-8, depends on libc5,
> > ncurses3.0, and ldso, which must be installed for libreadline2 to work. In
> > turn, libreadlineg2 and libreadline2-altdev depend on libreadline2. If
> > libreadline2 is installed, libc5, ncurses3.0, and ldso must also be
> > installed; libreadlineg2 and libreadline2-altdev do not have to be
> > installed. For the specific meaning of the remainder of the output it
> > is best to consult the apt source code.
> > 
> つまりこの出力は、libreadline2 のバージョンが 2.1-12 で、libc5、
> ncurses3.0、そして ldso に依存している、と読める。これらは、
> libreadline2 が動作するためには、これらがインストールされている必要が
> あるということを意味する。

  このように、libreadline2 のバージョンは 2.1-12 で、libc5,
  ncurses3.0, ldso に依存していて、libreadline2 の動作には、こ
  れらがインストールされている必要があることが分かる。

> > dit(bf(stats))
> 
> > bf(stats) displays some statistics about bf(cache).
> > No further arguments are expected. Statistics reported are:
> 
> bf(stats) は、キャッシュについての統計を表示する。これ以上の引き数は
> 必要ではない。以下のような統計を表示する。

statistics は「統計量」の方がいいかな。

> >    it() bf(Total dependencies) is the number of dependency relationships claimed 
> >    by all of the packages in the cache.
> > )
> > 
>    it() bf(Total dependencies)  は、キャッシュに存在するパッケージが要求する
>    依存関係のすべての数である。

  it() bf(Total dependencies)  は、キャッシュ中の全パッケージ
  から要求される依存関係の総数である。

> > dit(bf(check))
> 
> > bf(check) is a random function for testing certain aspects of the cache.
> > Do not use it.
> > 
> bf(check) は、キャッシュの状況の確実性をテストするために、でたらめに機能を
> 実行する。これは使わないこと。

  bf(check) は、キャッシュの状況の確実性をテストするための、雑
  多な機能である。これは使わないこと。

> > dit(bf(pkgnames))

> このコマンドは、システムにインストールされている各パッケージの
> 名前を表示する。引き数を指定することができ、一覧からこの引き数で始まる
> 名前を選び出す。出力はシェルの tab キーによる補完関数で使用するのに
> ふさわしく、出力の生成は非常に速い。このコマンドはよく bf(--no-generate)
> オプションを指定して使用される。

  complete function 「補完機能」

とりあえず1/2だけです。
--
岡 充 (Mitsuru Oka)
奈良先端科学技術大学院大学