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Re: Debian Policy Manual Chapter 3 section 1



鍋谷です。

odin@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (Morimoto Kenji) writes:

> 森本です
> 
> それではチェックお願いします。

お疲れ様です。細かい言い回しの変更ばかりです。

> 	    <!--
> 	    The location of all installed files and directories must
> 	    comply  with the Linux File system Hierarchy Standard
> 	    (FHS).  The latest version of this document can be found
> 	    alongside this manual or on
> 	    <url id="http://www.pathname.com/fhs/";>.<footnote>
> 	    インストールされるファイルやディレクトリーの配置については
> 	    Linuxファイルシステムの階層構造基準(FHS)にのっとっていなく
> 	    てはなりません。最新版のドキュメントはこのマニュアルのそば
> 	    にありますが、<url id="http://www.pathname.com/fhs/";>. に
> 	    もあります。

# 「ディレクトリー」 => 「ディレクトリ」に統一
#  FHS は訳さない方が良い?

インストールされるファイルやディレクトリの配置はすべて
Linux File system Hierarchy Standard (FHS) に従わなけれ
ばなりません。この文書の最新版は本マニュアルと一緒に配布
されていますが、<url id="http://www.pathname.com/fhs/";>
にもあります。

> 	      <p>The Debian distribution currently distributes a draft
> 		version of FHS 2.1 because several significant details
> 		have changed between the currently released 2.0
> 		version and the to-be-released 2.1 version.</p>
> 		Debianは現在、草稿段階にあるFHS 2.1を配付しています。
> 		これはいくつかの重要な箇所が、現在リリースされている 
> 		2.0 から変更されているからです、2.1 もリリース予定の状
> 		態です。

Debian ディストリビューションで現在配布しているのは、
草稿段階にある FHS 2.1 です。これは、現在リリースさ
れているバージョン 2.0 から次期リリース予定のバージョ
ン 2.1 で、いくつかの重要な箇所が変更されているためです。

> 	  <!-- <heading>Site-specific programs</heading> -->
> 	  <heading>サイト毎のプログラム</heading>

「サイト特有」あたりでしょうか。

> 	    <!-- However, the package should create empty directories
> 	    below <tt>/usr/local</tt> so that the system administrator
> 	    knows where to place site-specific files. These
> 	    directories should be removed on package removal if they
> 	    are empty.  -->
> 	    しかし、システムの管理者がサイト毎のファイルを置く場所を知
> 	    るためには、空のディレクトリを<tt>/usr/local</tt>以下に作っ
> 	    ておくことはしておくべきでしょう。これらのディレクトリは、
> 	    パッケージの削除の際に(それが空であれば)同時に削除される様
> 	    になっているべきです。

しかし、サイト特有のファイルを置く場所がシステム管理者に
わかるように、空のディレクトリを<tt>/usr/local</tt>以下
に作っておかなければなりません。

> 	    <!-- Since <tt>/usr/local</tt> may be mounted read-only
> 	    from a remote server, these directories have to be created
> 	    and removed by the <tt>postinst</tt> and <tt>prerm</tt>
> 	    maintainer scripts. These scripts must not fail if either
> 	    of these operations fail. (In the future, it will be
> 	    possible to tell <prgn>dpkg</prgn> not to unpack files
> 	    matching certain patterns, so that the directories can be
> 	    included in the <tt>.deb</tt> packages and system
> 	    administrators who do not wish these directories in
> 	    /usr/local do not need to have them.)-->
> 	    
> 	    <tt>/usr/local</tt>はリモートからリードオンリーでマウント
> 	    されているかもしれないので、それらのディレクトリはメンテナ
> 	    スクリプトである<tt>postinst</tt>や<tt>prerm</tt> によって
> 	    作成や削除がなされる必要があります。これらのスクリプトはそ
> 	    ういった作業に失敗しても、それ自身は落ちないようになってい
> 	    ます。(将来的には、それらスクリプトは特定のパターンに当て
> 	    はまるファイルを展開しないよう、<prgn>dpkg</prgn>に指示を
> 	    出せるようになるでしょう。そうすることで、そういったディレ
> 	    クトリを<tt>.deb</tt>パッケージに含めることができるように
> 	    なり、かつ、<tt>/usr/local</tt> 
> 	    <!-- 訳註: 原文で /usr/local に<tt>タグが付いてないのは付
> 	    け忘れだと思われる。-- >
> 	    以下にあるようなディレクトリを望まないシステム管理者は、そ
> 	    れらを作る必要も無くなるからです。)

(将来的には、特定のパターンに該当するファイルを
<prgn>dpkg</prgn>が展開しないよう指示を出せるよ
うになるでしょう。これにより、<tt>.deb</tt> パッ
ケージに <tt>/usr/local</tt> 配下のディレクトリ
が含められていても、システム管理者が不用と思えば
インストールされることはなくなります。

# 意訳しすぎたかも・・・

> 	    <!-- If you do create a directory in <tt>/usr/local</tt>
> 	    for local additions to a package, you must ensure that
> 	    settings in <tt>/usr/local</tt> take precedence over the
> 	    equivalents in <tt>/usr</tt>.  -->
> 	    もしあなたが<tt>/usr/local</tt>にディレクトリを、パッケー
> 	    ジに対するローカル向けの設定のために作成したのなら、
> 	    <tt>/usr/local</tt>が<tt>/usr</tt>よりも優先されるように設
> 	    定するのを忘れないようにしなければなりません。


あるパッケージ用にローカルな追加をするために
<tt>/usr/local</tt> 配下にディレクトリを作成
した場合、<tt>/usr/local</tt> 配下の設定が
<tt>/usr</tt> 配下のものより優先されることを
保証しておかなければなりません。