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Re: ddp/manuals.sgml/release-notes/ja/release-notes.ja.sgml
小林です。
で、この添付が自分の翻訳の差分 (なのか査読・修正したものなのか微妙なも
の) です。改行位置の変更により大きな変更に見える場所がいくつかあっただ
けで大した変更はなかった (原文をつける必要があるほど大きな変更は実質的
に 2 段落だけだった) 上、victory さんのものを査読しつつやったので、そ
んなに大きな間違いはないだろうと思って直接コミット願いしてしまいました。
一応目を通してチェックしていただけるとありがたいです。
--
|: Noritada KOBAYASHI
|: Dept. of General Systems Studies,
|: Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
|: E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
|: nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
|: Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06 4380 19BB ADA0 695C 9F53
--- release-notes.ja.sgml.1 Thu Nov 9 04:42:58 2006
+++ release-notes.ja.sgml Thu Nov 9 04:32:51 2006
@@ -4,7 +4,7 @@
<!entity docid "$Id: release-notes.ja.sgml,v 1.15 2006/11/08 07:41:03 jseidel Exp $">
]>
-<!-- original version: 1.69.2.8 -->
+<!-- original version: 1.77 -->
<!-- Be careful with automatic reformatting. Please note that the indentation
in examples is used in the output (plus additional space) as well. -->
@@ -64,8 +64,8 @@
しかし、公式な安定版リリースの一部ではないとはいえ、m68k 移植版はまだ動作し、
引き続きインストールが可能だと思われます。</p>
-<p>この結果、&debian; &releasename;
-で公式にサポートされるアーキテクチャは以下の一覧のようになっています。</p>
+<p>&debian; &releasename;
+で公式にサポートされているアーキテクチャは以下のとおりです。</p>
<p>
<list>
@@ -110,7 +110,7 @@
以上の新しいパッケージが含まれているのです。
ディストリビューション中のほとんどのソフトウェア、
すなわち約 6500 ものソフトウェアパッケージ (これは &oldreleasename;
-のパッケージ数の 73% にあたります) が更新されました。
+のパッケージの 73% にあたります) が更新されました。
また、かなりの数のパッケージが、
様々な理由でディストリビューションから取り除かれました。
これらのパッケージについては更新されておらず、
@@ -118,103 +118,77 @@
というマークが付けられます。</p>
<p>このリリースで &debian; は、XFree86 から XOrg の 7.1 リリースに移行しました。
-より広い範囲のハードウェアがサポートされ、自動認識のサポートもよりよいものになっています。
-また、OpenGL アクセラレーションを活用できる X Window System
-用で初めての複合ウィンドウマネージャの一つである Compiz もサポートされます。</p>
+より広い範囲のハードウェアがサポートされ、自動認識もよりよいものになっています。
+この移行によって X Window System
+用で初めての複合ウィンドウマネージャの一つである Compiz
+が使えるようになり、サポートされているデバイスではハードウェア OpenGL
+アクセラレーションを充分に活用できます。</p>
<p>今回も &debian; は最新のデスクトップアプリケーションとともにリリースされます。
特に挙げると、GNOME 2.14、KDE 3.5、OpenOffice.org 2.0 などが含まれています。</p>
- <p>&releasename; 版の <prgn/aptitude/ は、コンソール上でのパッケージ
+ <p><prgn/aptitude/ は、コンソール上でのパッケージ
管理に適したプログラムです。<prgn/apt-get/ よりも依存関係の解決に優
れていることは明らかです。<prgn/aptitude/ は <prgn/apt-get/ のコマン
ドライン操作の大半に対応しています。まだ <prgn/dselect/ を使っている
- のなら、パッケージ管理用フロントエンドとして <package/aptitude/ を試
- してみるべきでしょう。</p>
+ のなら、公式のパッケージ管理用フロントエンドとして <package/aptitude/
+ に移行すべきでしょう。</p>
<p>公式の &debian; ディストリビューションは、
現在は 13〜15 枚のバイナリ CD と、
ほぼ同数のソース CD の形で提供されています。
-今では DVD 版のディストリビューションも利用可能となっています。</p>
+DVD 版のディストリビューションも利用可能です。</p>
- <sect1 id="volatile"><heading>新サービス: debian-volatile</heading>
+ <sect1 id="volatile"><heading>debian-volatile が公式サービスに</heading>
-<p>すぐに古くなってしまう情報を含む安定版 (stable)
-パッケージをユーザが容易に更新できるようにするため、
-<em/debian-volatile/ という新しいサービスができています。
+<!--
++ <p>The <em/debian-volatile/ service that was introduced as an
++ unofficial service with the release of &oldreleasename;, has now
++ become an official &debian; service.</p>
+-->
+
+<p>&oldreleasename;
+のリリースとともに非公式のサービスとして導入された <em/debian-volatile/
+サービスが、&debian; の公式のサービスとなりました。</p>
+
+<!--
++ <p>This means that it no longer has a <tt/.debian.net/ address,
++ but now uses a <tt/.debian.org/ address. Please make sure to update
++ your <file>/etc/apt/sources.list</file> accordingly if you were
++ already using this service.</p>
+-->
+
+<p>つまり、これまでの <tt/.debian.net/ ではなく <tt/.debian.org/
+がサービスのアドレスに使われるようになりました。
+このサービスを既に利用している場合は、
+忘れずに <file>/etc/apt/sources.list</file>
+を更新してサービスのアドレスを変更してください。</p>
+
+<p><em/debian-volatile/ を利用すると、
+すぐに古くなってしまう情報を含む安定版 (stable)
+パッケージをユーザが容易に更新できます。
そのような情報としては、
例えばウイルススキャナのシグネチャリストや、
スパムフィルタのパターンセットがあります。
-管理者は、"security.debian.org"
-のアーカイブを使うのと同じくらい容易に "volatile.debian.net"
-のアーカイブを利用できます。
-そうすると、最前線にあるパッケージに基づいてシステム全体 (または一部分)
-を保守するという面倒や危険を伴わずに、
-最新情報を含んだパッケージの利用という恩恵を亨受できるのです。
さらに詳しい情報やミラーのリストについては、
アーカイブの<url id="&url-debian-volatile"
name="ウェブページ">を参照してください。</p>
-<p>debian-volatile は、Debian の公式サービスでは<em/ありません/。
-各自の判断で利用してください。</p>
-
</sect1>
-
</sect>
<sect id="newinst"><heading>インストールシステムの最新情報</heading>
-
-<p>&debian; の古いインストールシステムは、
-<prgn>debian-installer</prgn>
-と呼ばれる完全に新しいインストールシステムで置き換えられました。
-新しいインストールシステムはモジュール構造で設計されており、
-拡張性に配慮して開発されています。
-このシステムは約 40 もの言語に完全に翻訳されています。
-その他の翻訳も進行中で、&releasename;
-のポイントリリースで追加されるかもしれません。</p>
-
-<p>インストールシステムの新しい機能としては、ハードウェア検出機能の改善、USB
-フラッシュデバイスからの起動をサポート、
-基本システム設定中のパッケージインストールに
-<prgn>aptitude</prgn> を利用、<prgn>XFS</prgn>
-ファイルシステムや <prgn>RAID</prgn>、<prgn>LVM</prgn>
-(ボリューム管理ツール) のサポートなどが挙げられます。</p>
-
-<p>Debian の新しいインストールシステムの全詳細については、
-一枚目の CD に含まれているか、または<url id="&url-install-manual;"
-name="リリースページ">から入手できる Debian
-インストールガイドを読むようお勧めします。
-インストールガイドは 8 つの言語に完全に翻訳されており、
-その他の言語についても翻訳作業がなされています。
-その他の翻訳は、
-完成したときにウェブサイトから入手できるようになるでしょう。</p>
-
-<![ %i386 [
-<p>&arch-title; アーキテクチャでは、視覚障害者のために、"speakup"
-という特別なインストール用フロッピーディスクイメージ一式が用意されています。
-これらのイメージは、
-点字ディスプレイをサポートした特別なカーネルを使っています。
-サポートされているモデルの完全なリストは、brltty
-の文書に書かれています。詳細な情報は、<url id="&url-installer;index#speakup"
-name="debian-installer のリリースページ">を見てください。</p>
-]]>
-
<!-- FJP: Maybe a short description of available installation methods could be
added here: floppy, CD (netinst/business-card/full set), netboot,
hd-media, USB-stick. -->
+ <!-- TODO: Hhhm. Whats new in the installer ? -->
</sect>
</chapt>
<!-- TODO: Mention default usage of UTF-8 for new installs -->
<chapt id="installing"><heading>新たにインストールする</heading>
-
-<p><prgn>boot-floppies</prgn> と呼ばれる &debian;
-の古いインストールシステムは、
-<prgn>debian-installer</prgn>
-と呼ばれる、新しくコンポーネント化されたより強力な
-インストールシステムに置き換えられました。</p>
<p>このインストーラは、様々なインストール方法を提供しています。
お使いのシステムにインストールするのにどの方法が利用できるかは、
@@ -234,7 +208,8 @@
name="正誤表"> も見ておくとよいでしょう。</p>
<![ %alpha [
-<p>この新しいインストーラでは、SRM コンソールをサポートした alpha
+ <!-- TODO: Still true? -->
+<p>このインストーラでは、SRM コンソールをサポートした alpha
システムにしかインストールできません。
インストールを始める前に、システムを SRM に切り替えるのを忘れないでください。
マシンが AlphaBIOS/ARC コンソールしかサポートしていない場合も、
@@ -272,8 +247,8 @@
先順位を決めるために使われますが、Debian 開発者がもはやメンテナのいない
パッケージを引き受けるかどうかを決める際にもよく参照されます。</p>
- <p><package/popularity-contest/ からの情報は、匿名で処理されます。同パッケージを
- インストールして公式調査に参加して頂けると感謝します。というのもそれ
+ <p><package/popularity-contest/ からの情報は、匿名で処理されます。
+ 公式調査に参加して頂けると感謝します。というのもそれ
により、Debian の改良を手伝って頂けることになるからです。</p>
</sect>
@@ -311,7 +286,7 @@
<p>アップグレードの過程では、<file>/home</file>
ディレクトリ以下は一切変更されません。とはいえ、
-(Mozilla やいくつかの KDE アプリケーションなどのように)
+(Mozilla スイートの一部や GNOME や KDE のデスクトップ環境などのように)
ユーザが初めて新しいバージョンのアプリケーションを起動するときに、
既存のユーザ設定を新たなデフォルト値で上書きしてしまうものがあるのも事実です。
万一に備えて、ユーザのホームディレクトリにある隠しファイルと隠しディレクトリ
@@ -320,15 +295,17 @@
ユーザにもこのことについて知らせておいてください。</p>
<p>アップグレードの前には、その予定をすべてのユーザに知らせるとよいでしょう。
-しかしシステムに SSH などでアクセスしてきているユーザは、
-アップグレードの最中にもそうとは気づかず、
-作業を続行してしまうかもしれません。
+しかしシステムに <prgn/ssh/ 接続などでアクセスしてきているユーザは、
+アップグレードの最中にそうと気付くことはほとんどないはずですし、
+作業を続行できるはずです。
万一の用心をしたければ、アップグレードの前に
ユーザのパーティション (<file>/home</file>) をバックアップして、
アンマウントしてしまいましょう。
同時にカーネルもアップグレードする場合を除いて、
通常は再起動は必要ないでしょう。</p>
+ <!-- TODO: Is not necessary to change the kernel? e.g. udev ? -->
+
<p>ディストリビューションのアップグレードは、
ローカルのテキストモードの仮想コンソール
(あるいは直接接続されたシリアル端末) から行うか、
@@ -343,6 +320,8 @@
<em/接続が不可能になってしまう/
からです。</p>
+ <!-- TODO: surely gdm/kdm are sane? -->
+
<p>あらゆるパッケージのインストール処理はスーパーユーザ特権で実行
されなければならないため、必要なアクセス権を得るために root として
ログインするか <prgn/su/ や <prgn/sudo/ を使ってください。</p>
@@ -352,8 +331,12 @@
<sect id="system-status">
<heading>システムの状態をチェックする</heading>
- <p>この章で述べられているアップグレード手順は、"純粋な" &oldreleasename;
- システムからのアップグレード用です。システムが &oldreleasename; の最新
+ <p>この章で述べられているアップグレード手順は、
+ サードパーティ製のパッケージを使っていない、「純粋な」&oldreleasename;
+ システムからのアップグレード用です。
+ サードパーティ製のパッケージは先に削除しておくとよいかもしれません。</p>
+
+ <p>またこの手順は、システムが &oldreleasename; の最新
リリースにアップデート済であるものと想定しています。そうではなかったり、
アップグレード済みかどうか不明なら、<ref id="old-upgrade"> 内の指示に従っ
てください。</p>
@@ -395,9 +378,9 @@
<p>アップグレード前に、あらゆる hold 状態を解除しておいたほうがよいで
しょう。アップグレードに不可欠なパッケージが hold 状態にあるなら、
-アップグレードに失敗するでしょう。
-
-hold 状態にあるパッケージを記録するのに、<prgn/aptitude/ は <prgn/apt-get/ や
+アップグレードに失敗するでしょう。</p>
+
+<p>hold 状態にあるパッケージを記録するのに、<prgn/aptitude/ は <prgn/apt-get/ や
<prgn/dselect/ とは異なる手法を用いることに注意してください。<prgn/aptitude/
では、以下のように実行して hold 状態にあるパッケージを検出できます:
@@ -414,12 +397,11 @@
<p>パッケージをローカルに変更したり再コンパイルしており、しかも名前を
変えていなかったりバージョンに単位を付加していないなら、アップグレー
- ドしないよう hold 状態にしておかなければなりません。
+ ドしないよう hold 状態にしておかなければなりません。</p>
-パッケージの "hold" 状態を <prgn/aptitude/ で変更するには、以下のように実行
+<p>パッケージの "hold" 状態を <prgn/aptitude/ で変更するには、以下のように実行
してください ("hold" 状態を解除するには <tt/hold/ を <tt/unhold/ で置き換え
ます):
-
<example>
# aptitude hold <var>package_name</var>
</example>
@@ -605,9 +587,9 @@
<sect id="upgradingpackages"><heading>パッケージのアップグレード</heading>
-<p>&debian; リリース間のアップグレード方法のお勧めは、
+<p>以前の &debian; からのアップグレード方法のお勧めは、
パッケージ管理ツール <prgn>aptitude</prgn> を用いる方法です。
-このツールはパッケージに関する判断を
+このプログラムはパッケージに関する判断を
<prgn>apt-get</prgn> よりも安全に行います。</p>
<p>まず、必要なパーティションが read-write モードで
@@ -917,7 +899,7 @@
のヒントをいくつか提供します。</p>
<p>上述したように、多くの場合 <prgn/mdadm/ は設定ファイルなしで動作可能です。
-専用の RAID アレイを自動的に設定してくれるカーネルを使っているのなら、この
+RAID アレイを自動的に設定してくれるカーネルを使っているのなら、この
節は飛ばしてもかまいません — <package/mdadm/をインストールするだけで、
RAID は起動プロセス中に検出されるでしょう。Debian の標準的なカーネルは、
起動時の RAID アレイ設定に対応しています。パーティションが "Linux raid
@@ -1033,7 +1015,7 @@
できます。いくつかのダミーパッケージは、アップグレード後に削除される
ことを意図しておらず、代わりに時間とともに変化するプログラムの利用可
能な最新バージョンの記録用として使われることに注意してください。</p>
-
+
</sect1>
</sect>
</chapt>
@@ -1192,7 +1174,6 @@
</sect1>
]]> <!-- %not-s390 -->
-]]> <!-- %defaulted-2.4 -->
<!-- FJP: May already be covered by kernel team text
Etch Debian kernels depend on udev via initramfs-tools -->
@@ -1222,8 +1203,9 @@
</sect1>
</sect>
+]]> <!-- %defaulted-2.4 -->
</chapt>
-
+
<chapt id="moreinfo">
<heading>&debian; に関するさらなる情報</heading>
@@ -1237,7 +1219,7 @@
品質の高い文書を作成することを目的としています。
Debian ガイド、Debian メンテナ入門、
Debian FAQ などなど、たくさんの文書があります。
-リソースの詳細すべては <url id="&url-ddp;"
+現在利用可能なリソースの詳細すべては <url id="&url-ddp;"
name="DDP のウェブサイト">
から得られます。</p>
@@ -1276,7 +1258,7 @@
<p>Debian はサポート用の IRC チャンネルを
Debian ユーザの協力によって運営しています。
-このチャンネルは Freenode IRC ネットワークにあります。
+このチャンネルは OFTC IRC ネットワークにあります。
このネットワークは、
オープンソースコミュニティで資源共有や協力を進めるため、
情報交換に使われているものです。
@@ -1286,7 +1268,7 @@
<p>チャンネルのガイドラインに従い、
他のユーザを大切にしてください。
-Freenode に関する詳細は
+OFTC に関する詳細は
<url id="&url-irc-host;" name="ウェブサイト">
を訪ねてみてください。</p>