[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[debian-users:08825] Pristine Upstream Source (Re: Re: package documents & source package )



前原です。

# devel に移るべきなのかもしれませんが、Debian の .orig.tar.gz はすべて
# 「汚ない」と思われてしまいかねないので、ここで続けます。

From: MATSUMOTO Shoji <shom@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-users:08803] Re: package documents & source package 
Date: Fri, 9 Oct 1998 10:51:51 +0900

> > ただ、既に ftp site などに存在している .tar.gz や .diff.gz を
> > そのまま使わずに .orig.tar.gz という形に変更して使うことにより
> > どういうメリットがあるのか、またはそうしなければならない理由と
> > いうものが何なのか、資料を探してもよくわからなかったので、この
> > 場を借りて質問させて頂きました。
> 
> 私も orig.tar.gz + diff.gz ってのはあまり好きになれません…。
> 技術的なことは置いといて、もうちょっとポリシー的な面で。

.orig.tar.gz が「きれい」ではないことが好きになれないのですよね?

# ここだけ読むと違う意味にとれてしまうので。

私はそう思っているので、「きれいな」 .orig.tar.gz + diff.gz を使うように
心がけています。でも、それができない場合もあります。

たとえば、ディレクトリを含まず、カレントディレクトリにファイルを展開して
しまうアーカイブなんかがそうです。あと、つい最近本家で議論していたような
気がするのですが、ソースが複数のアーカイブに分離されていて全部展開しない
とコンパイルできないような場合。

# そういう特別な場合を除けば「きれいな」ソースを使うべきだと思うのですが、
# 私が何か見落としていることはあるでしょうか。

最近の .orig.tar.gz は、「きれいな」ものが多いだろうと思っているのですが
(確認したわけではありません)、私の記憶が間違っていなければ、以前は仕様の
せいで「きれいな」ものを使うこと自体が不可能だったはずです。

/usr/doc/dpkg/changelog.gz:

>  dpkg (1.4.0.13) experimental; urgency=low

から導入された、

>   * Patch from Guy Maor <maor@xxxxxxxxxxxxxx> to dpkg-source.pl to support
>     pristine (MD5-equivalent) upstream sources.

によって初めて可能になったというのが経緯だと思います(昨年の 5 月頃のよう
ですね)。ですから、これをひきずっているものがあることは否定できません。

----
Keita Maehara <maehara@debian.or.jp>