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[debian-users:11596] Re: Please join testing.



樽石です。

At Tue, 5 Jan 1999 18:54:02 +0900,
ISHIKAWA Mutsumi wrote:

>  違います。ある access method を選んだ場合、それが(例えば、mounted
> method のような)パッケージの総なめをやろうような仕組みになってれば、
> dselect が古かろうが新しかろうが、skip メッセージは出ます。
> 
>  逆に、dselect が古くても選択した method がパッケージの総なめをやらな
> い(例えば ftp method がそうだっけ)ようなものならば skip メッセージは出
> ません

うーん、ちょっと、ちがうかな? ftp method もパッケージの総なめ
をしますねぇ。 そもそも、なぜ skip というのがおこるのかというと
その答えは dpkg のオプション -R と -O です。
-R は、インストールする deb ファイルを選ぶのが面倒な時に
directory を指定して、それ以下にある .deb ファイルを片っ端から
インストールするためのオプションです。ですので
例えば

dpkg -R ./work/debian/

とすると ./work/debian/ 以下に存在する .deb なファイルをすべて
引数として選択した場合と同じ事になります。
これで、わざわざインストールしたいパッケージをすべて羅列する必要が
なくなって楽になりますが、これだと、その directory 以下にある
すべてのパッケージがインストールされてしまうことになってしまうので
dselect などから使うことはできません(使うと、せっかく選択したのが
無意味で結局すべてインストールされてしまう)。そこで、登場するのが
-O オプションで、これはそのパッケージがインストールされるように選択
されていなければインストールしないようにするオプションです。
ですので、 -R と -O を併用すると、ある directory 以下にあってかつ
インストールするように選択したパッケージがインストールされるように
することができます。 dselect の mounted や CD-ROM 、そして ftp 
method はこの機能を使っています。

で、ftp method がなぜ skip メッセージを出さないのかと言うと
ftp method の場合、まず 必要なパッケージを

/var/lib/dpkg/methods/ftp/

以下に落としてきて、それから

dpkg -i -R /var/lib/dpkg/methods/ftp/

みたいな感じでインストールするからです。
この /var/lib/dpkg/methods/ftp/ 以下にはインストールすると
選択した必要なパッケージしかない(はずな)ので、
すべてのパッケージが skip されずにインストールされるのです。

ですので、たしか ftp method は install したパッケージを消すか?
って聞かれるときに No をすると次回の時に skip とかのメッセージ
がでるようになるはず。。。

# mounted や CD-ROM にはインストールしないパッケージも
# その directory 以下にあるので、 skip と言われる。
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Masato Taruishi <taruis-m@xxxxxxxxxxxxx> | University of Electro Comunications
                <taru@debian.or.jp>      |   Department of Computer Science
                <taru@xxxxxxxxxxxxx>     |              Junior
                <taru@debian.org>        |       Chofu City Tokyo, JAPAN  
   Key fingerprint = 49 46 74 E1 8D D1 EB 56  8D CA 2A 20 14 9E A9 25