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[debian-users:15203] Re: cracklib issue report
水原です。
At Tue, 4 May 1999 00:21:45 +0900,
Taketoshi Sano <xlj06203@xxxxxxxxxxx> wrote:
> 関連する資料を探してみました。
佐野さん、詳細な解説ありがとうございます。
> 「dpkg --remove した際に設定ファイルを残す」という仕様自体は、
> 私は便利だと思っていました。ディスク容量の関係で一度にいろいろ
> 入れておけない場合など、設定を残したままで実行バイナリを入れたり
> 消したりできるので。
なるほど。今まで気づきませんでしたが、そういう使い道もあるんですね。
> 解決策としては、たぶん sendmail パッケージが実行バイナリの実体を
> /usr/sbin/sendmail ではなく、 /usr/sbin/sendmail-real のような
> 別の場所に置き、 /usr/sbin/sendmail へはリンクを張ること、また
> /etc/init.d/sendmail では /usr/sbin/sendmail ではなく実体の
> 置き場所を DAEMON として定義して start-stop-daemon に渡すようにする、
> という方法が良いんではないでしょうか。
はい。それで問題は解決すると思います。
おかげさまで疑問の大部分は解消しました。
ただ、私がまだ疑問に思っているのは、なぜ /etc/init.d/sendmail から
/etc/rc?.d/ 以下へのシンボリックリンクが purge しないと削除されないのか、
という点です。
/etc/rc?.d/ 以下からのシンボリックリンクは実行バイナリが削除された時点で
意味がなくなりますし、その実体は /etc/init.d/ 以下に存在するわけですから
設定を残しておくという意味もないと思います。
しかし debian のパッケージでは、remove しただけでは /etc/rc?.d/ 以下から
のシンボリックリンクは削除されず、purge した時点で
(1) /etc/init.d/ 以下の実体を削除 (conffile)
(2) /etc/rc?.d/ 以下のシンボリックリンクを削除 (update-rc.d remove)
という手順で削除されるのがお約束のようです。
/etc/init.d/ 以下の実体を削除してから update-rc.d remove を実行しないと
エラーになる、という update-rc.d の仕様をひきずっているだけとも思えない
ので、何か私の気づかない理由があってこうしているんでしょうね。
> # Slink になって sendmail から exim に移行する人が増えたようだと、
> # 既に BTS に登録されていたりするかもしれません。要確認。
調べてみました。Bug #33602 で報告されていますね。
今年の2月22日にリリースされた 8.9.3-2 (unstable) で解決されており、
/usr/doc/sendmail の有無で sendmail パッケージがインストールされているか
否かを判断するようになったようです。
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水原@表千家 <mizuhara@xxxxxxx>