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[debian-users:20873] Re: tetex-bin could not be installcd



古澤です。

今、香田さんが投稿されましたが、 texconfig と kpeswich がキーワードだ
と思います。このどちらかがうまく実行されていない、のだと思いましたが、
とくに kpeswich については何も知らずまた香田さんが「あぶない」とおっ
しゃっているように状態変化を伴うコマンドなので、もう少し調べてからとい
うことにさせていただきました。

ところで「バグ」についてですが、そのバグが特定の環境下(たとえばあるパッ
ケージを --purge してあるファイルが残ったままであるとか)で起るものであ
るとしたら、他に同様の症状が出る人はきわめて少いでしょうから、バグでは
ないといってしまえるものでもないと思います。


自力解決に向けて私の思うところを書きます。

1. tetex-bin の postinst というインストールの段階で失敗している。

2. エラーの内容は、 kpsewhich が fmtutil.cnf を見つけられないというも
   のである。

3. kpsewhich は、Kpathsea のためにパスを検索、展開する、独立したプログラムである。

4. Kpathsea は Karl Berry's PATH SEAching といい、TeX の使うファイルに
   ついてパスを再帰的(下までねこそぎ)に設定してくれる。昔はパッケージ
   などのあるディレクトリを一つ一つ設定していた。

5. kpse-which の which の意味については which(1) を参照のこと。

6. 香田さんの kpsewhich --format=cnf fmtutil.cnf という指示は、普通の
   環境下で、postinst が kpsewhich を使ってやろうとしていることを実行
   させている。

7. 6. のコマンドが正常な答えを返す場合は、postinst のやっていることを
   正確に追いはじめる必要がある。これより下の既述は私が今はじめてやっ
   ていることなので、参考にならない可能性あり。

8. dpkg をデバッグ(バグ原因追及)オプションつきで実行してみる。

   dpkg --debug=octal

   詳しくは dpkg(8) 参照。この情報を分析し自力解決 or 再度 ml へ。
   もしくは 9 に進む。


9. パッケージを取りよせ、dpkg-deb -e して展開し、DEBIAN というインストー
   ルスクリプトのあるディレクトリを見る。

10. postinst を読む。

11. sh -vxi とでもしてインストールスクリプトを追う(危険を伴なうので慎
    重に)


…という感じ。私はこれから日曜日の仕事に向けて徹夜モードに入るので月曜
日まではお構いできません、もうしわけない。

きっとそれまでには解決しているハズですが :)

それでは。