[debian-users:27576] Re: 起動スクリプトの変更

[mizotec <mizotec@xxxxxxxxx>]

Thu, Mar 22, 2001 at 12:50:22AM +0900 において
Taketoshi Sano さん曰く:

> > ∵) rc*.d へのシンボリックリンクは「設定」扱いではないから。
> 
> これはそうですね。 update-rc.d で設定するにしろ、コマンドラインで
>  mv するにしろ、パッケージをアップグレードする際に postinst などで
>  update-rc.d を使って再設定されてしまえば元に戻ってしまいます。

Debian ポリシーマニュアルからは、 設定扱いでないという記述を見つけること
ができませんでした。というか「設定」の意味がよくわかりません。
設定ファイルではあると思います。
>設定ファイル
> プログラムの実行に影響を与えるファイル、またはサイトやホスト固有の情報を提
> 供するファイル、またはプログラムの挙動を制御するためのファイルです。通
> 常設定ファイルはシステム管理者の手でローカルの方針やサイト個別要件にあ
> わせた挙動をさせるために、必要に応じて変更されることを想定しています。

また、パッケージをアップグレードする際にも、rc*.dの設定が保存される
と思います、Debian ポリシーマニュアルおよびupdate-rc.dのマニュアルからは、
 "できるかぎり残す考え"と私には思われます。

 rc*.dへのリンク Smmscript か Kmmscript のmmで示される起動順序は、
パッケージメンテナの管理すべき事項です。しかし、SおよびKはシステム
管理者が設定できる項目だと思います。


#前回の繰り返しの気もしますが。
man update-rc.d には次の記述があります。
>  ファイル /etc/rcrunlevel.d/[SK]??name がすでに存在する場合
>  には、update-rc.d は何もしない。これは、システム管理者が
>  ひとつでもリンクを残していた場合に、その設定を上書きされる
>  ことがなく、別の場所に移動させることができるようにするため
>  である。

 たぶん、postinstでは次の一行のみだと思うのです。
>  update-rc.d package defaults >/dev/null
 この場合、リンクはそのまま残ります。
 postinstで 一度リンクを削除するのでしょうか?
>  update-rc.d -f package remove >/dev/null
>  update-rc.d package defaults >/dev/null

# dpkg -r xdm; apt-get install xdmでは残りました。
 パッケージの起動順序に問題があった場合に、どうなるのか/どうするかは
わかりません。

 ランレベルでの起動・停止を変更するのに、/etc/init.d/の起動スクリプト
を変更するのは、なんか落ち着きません。ランレベルに関することは、
/etc/rc*.d/に記述したい気があります。
#起動スクリプトを変えるほど使いこんでいないからかも知れません。
 しかし、アップグレード時に、何か変更したことに気づかされるのは、
いいかも知れません。
#比較ができなけば、思いだすのは大変かな?

mizotec