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[debian-users:30523] バックアップについて
こんにちは。島田です。
最近クラッシュした(/ を ReiserFS にしようとして消えてなくなった)ので、
バックアップについてかなり考えるようになりました。
JF の Backup-mini-HOWTO を読んだり一般のページを検索したのですが、どう
やら (1) tar によるもの、(2) taper によるもの (3) cpio/afio によるものと
いうものがあるらしいということがわかってきました(tbackup は Debian には
ない? 一応 dpkg -l tbackup では出てきませんでした)。
やりたいことは、ハード・ディスクまたは CD-R に、中期スパンで定期的にフ
ル・バックアップをし、短期的にインクリメンタル・バックアップをすることで
す。
インクリメンタル・バックアップの際に、前回のバックアップから新規作成や
更新されたファイルはもちろんバックアップとして残したいのですが、削除した
ファイルを削除したままにすることはできるでしょうか。
具体的には、text というディレクトリ内で、
11 月 1 日 フル・バックアップ
aaa.txt
11 月 2 日 インクリメンタル・バックアップ
aaa.txt
bbb.txt <-- これを新規作成
11 月 3 日 インクリメンタル・バックアップ
aaa.txt
ccc.txt <-- bbb.txt はやっぱり消して ccc.txt を作った
という作業をしたとします。11 月 3 日分のインクリメンタル・バックアップが
最新のバックアップです(実際には /etc や /usr/local や /home などのこと
を考えています)。
最新のバックアップをとった後にクラッシュして全部消えてなくなったとしま
す。Debian CD で最小インストールして復旧したいとします。
このときに、最新のバックアップからリストアすると、aaa.txt と ccc.txt
のみがリストアされる、ということはできるのでしょうか。
いつもアーカイブには使っている tar で、-u オプションを試してみました
(tar uvf backup.tar text)が、bbb.txt も出てきてしまいました。
これですと、昔消したファイルがたくさんあると、消したファイルまでリスト
アされて、なにがなんだかわからなくなってしまうかもしれません。
-g オプションというのも試してみましたが、たとえば上記 .txt が入ってい
るディレクトリ text に対して tar ugvf backup.tar text とすると、
tar: src: open 不能: ディレクトリです
tar: エラーを回復できません: 直ちに終了します
と出てきてしまいます。
afio では、Backup-mini-HOWTO によると、
| cd /
| find . -cnewer /mo/backup.log | \
| afio -ovZ -L /mo/incback1.log /mo/incback1.afz
|
| というふうにし、その次のインクリメンタルでは
|
| cd /
| find . -cnewer /mo/incback1.log | \
| afio -ovZ -L /mo/incback2.log /mo/incback2.afz
|
| という要領で取って行けばいいのです(ここではegrepによるフィルタは省略)。
| ただし、.log の日付けが変わってしまわないよう注意しましょう。厳密にやる
| なら .logの最後の「Sun Mar 22 11:36:29 1998」などを、touchの理解する
| 「MMDDhhmmCCYY」の形式に変換し、touchでその日付の生成ファイルを作り、
| findからはそのファイルを-cnewerで指定するようにします。まあそこまでめん
| どくさいことやるなら、tbackupやtaperを使ったほうがいいですけどね。
という記述があるのですが、消したファイルを取り出さないことは可能でしょう
か。
システマチックにやるなら tbackup や taper を、とあるのですが、こちらの
ツールでは可能でしょうか。
Linux でのバックアップについてはまるで無知です。検索をしても具体的にど
うやるか、というのは JF 文書での例と、一般サイトのテープへの例など限られ
たものしか見つけられませんでした。
「バックアップについて誤解してませんか」といわれてしまいそうですが、そ
ういうご意見も大歓迎です。
初歩的な質問かと思いますが、よろしくお願いいたします。
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島田博幸
Hiroyuki Shimada
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