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[debian-users:31517] Re: console-common の install 失敗
東村です。自己応答です。
console-common のインストール時の処理を解析した結果、まことに
申し訳ないことに、ほとんど当方に固有な要因であることが判明しました。
顛末を以下に説明します。
また、山下さんありがとうございます。返信したはずが、
何故かMLに届いていないので、お返事も兼ねさせていただきます。
山下さん wrote
> 私の読解力が低いため、結局どうなって欲しいのか読み取れなかったのですが、
> console-common の upgrade 時に /etc/console/boottime.kmap.gz が
> 置き換わって欲しくないのなら、dpkg-reconfiugre console-common
> を実行し、Don't touch keymap を選択しておけば良いと思います。
あいまいな表現で申し訳ありませんでした。言いたいことは、
「何故、インストール時に boottime.kmap.gz が破損するか」について
他に同様な現象が出ていないか、何か思いつくことのある方はおられないか
を知りたかったのです。
結局、山下さん以外に応答がなかったので、これは当方の固有の要因に
起因しているかも知れないということで、改めて post-installation を調べま
した。その結果、問題は、console-common に含まれるシェルスクリプト
/usr/sbin/install-keymap の実行中であることが分り、中を見ますと、
do_preserving_keymap "loadkeys -q $keymap ; dumpkeys | $TRANSLATOR
| gzip -9n > $NEW"
の行で、当該ファイルに書き出していましたが、フィルタとして使用している
TRANSLATOR には、特別な場合を除き cat がパスなしで代入されることになって
いました。 cat がフィルタになっているのは、プログラム作法上の問題のよう
です。ところが、当方ではある事情から一時的に、cat をラップしてフィルタを
通していたために、なにもしないはずの cat で問題が生じたということでした。
急にインストールに失敗するようになったのは、おそらく、install-keymap の
記述が今回のバージョンで変更されたためだと考えられます。
スクリプト内で、/bin/cat を指定するかPATHが指定されておれば、
問題が生じなかったのですが(cron でよく問題になる)、まさか作者も
cat をラップするとは思っていなかったでしょうから、当方の責任が
大半であります。
東村 武則
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