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[debian-users:32788] Re: lips4 プリンタでの印刷に関して
佐野@浜松です。
In <20020507184001.B429D%09D70EB4@xxxxxxxxxxxx>,
on "Tue, 7 May 2002 18:40:02 +0900',
with "[debian-users:32773] lips4 プリンタでの印刷に関して",
i-maru@xxxxxxxxxxxx (ISHIMARU,norihiro) さん wrote:
> まる@いしまる と言います。
御無沙汰してます (> まるさん :)
> 昨年末に購入した、キヤノンのレーザプリンタ、LBP-1610 で印刷が
> 出来ないか模索中です。このプリンタにはインターフェースとして、
> 新潟キヤノテックの、NetHawk N-111 を組み込んで有り、固定 IP を
> 割り当ててあります。
> linux で利用するためにプリンタ側ではなにも設定は行っておりません。
ちょっと時間が無くて調べてないので、LBP-1610 とか
NetHawk N-111 というのがどういうものなのかわかって
いませんが、一応 lips4 系のプリンタとして使えるもの
という前提で。
> 参考 web
> http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/debian/qa/qabody.php3?156
>
> 上記のサイトを参考に gs をアップグレードしました。
>
> ~$ apt-cache show gs | more
> Package: gs
> Version: 5.10-10.1lips1
>
> となりました。
>
> ~$ gs -h | more
> GNU Ghostscript 5.10 (1998-12-17)
> Copyright (C) 1997 Aladdin Enterprises, Menlo Park, CA. All rights reserved.
> Usage: gs [switches] [file1.ps file2.ps ...]
> Most frequently used switches: (you can use # in place of =)
> -dNOPAUSE no pause after page | -q `quiet', fewer messages
> -g<width>x<height> page size in pixels | -r<res> pixels/inch resolution
> -sDEVICE=<devname> select device | -dBATCH exit after last file
> -sOutputFile=<file> select output file: - for stdout, |command for pipe,
> embed %d or %ld for page #
> Input formats: PostScript PostScriptLevel1 PostScriptLevel2 PDF
> Available devices:
> x11 x11alpha x11cmyk x11gray2 x11mono lvga256 vgalib t4693d2 t4693d4
> t4693d8 tek4696 appledmp ccr lp2563 m8510 necp6 cp50 lips2p bjc880j lips4
> escpage lp2000 npdl oce9050 oki182 okiibm r4081 sj48 xes ln03 la50 la70
...
>
> 以下略
> となっていますので、lips4 は利用出来るようになったと思います。
武藤さんのところで配布されているのですね。
そういえば余談ですが、しばらく前に、実は lips4v という
デバイスもあるらしいという話を直接メールで教えてもらいました。
参考までに、lips4v の追加方法をこのメールの末尾に付けておきます。
(「前回のパッチを適用した後」というのは、武藤さんのところに
おそらくパッケージのソースがあるでしょうから、それがそのまま
使えるだろうと思います)
> 次に、/usr/bin/gsfilter を作成しました。
>
> /usr/bin$ vi gsfilter
>
> #!/bin/sh
> /usr/bin/gs -q -dNOPAUSE -sDEVICE=lips4 -sPAPERSIZE=a4 -sOutputFile=- -
gs のオプションに -dKANJI を追加したほうがいいかも。
これが無いと日本語文字が化け (る場合があり) ます。
> /etc/printcap の編集、内容は以下の通りです。
このへんは武藤さんのフォローにお任せ :)
> また、ml を参考に gs-ja なるパッケージもインストールしました。
> gs-ja は何を行うのか理解はしてないのですが....。
> gs-cjk なるパッケージも有るみたいですが....。
現在インストールされているのは Debian 2.2 (potato) ですよね。
このリリースの gs-ja は単に gs をインストールするための
ダミーパッケージに過ぎません。(woody-jp の gs-ja とは
まったく異なります)
それから gs-cjk はパッケージではなく、Ghostscript の
CJK (中日韓) 対応のために開発を行なっているプロジェクトです。
Debian の次のリリース (Debian 3.0, woody) の gs パッケージは
このプロジェクトの成果を利用する形で日本語にも対応しています。
既に Ghostscript のオリジナルコード (Debian でいうところの
「上流」コード) にも採用されているので、他の「日本語版」
ディストリビューションでも gs-cjk によって日本語対応した
Ghostscript が標準として含まれることになるでしょう。
(あるいは、既に含まれているのかもしれません。)
> あと、今メインで利用している、kondara1.2 の環境では、gs 経由で
> LBP-1610 で綺麗に印刷が出来ております。gs のバージョンが 5.50
> になっています。バージョンの違いでしょうか。
とりあえず今の症状は、gs フィルターを経由せずに
テキストファイルがそのままリモートプリンタに
送られてしまって誤動作している、ということでは
ないかと思います。
もしプリンタが lips3 にも対応しているのなら、
potato-jp の non-free に txt2lips というパッケージが
あるらしいので、それを経由するフィルターを使うという
方法もあるかもしれません。
自動的にフィルターを切り換える設定ができればベストですが、
面倒だったらテキストファイル用のフィルターを使う設定と
PS ファイル用のフィルターを使う設定の 2 種類のプリンターを
/etc/printcap に定義してしまうという方法もあります。
(プリンタの実体がひとつでも、/etc/printcap には複数の
エントリーを定義できます)
=== 以下、lips4v の追加方法 ===
| 前回のパッチを適用した後、
| gs-5.10/debian/patches/jpconflict をエディタで
| 編集して patch-jpconflict-stamp: の箇所で
|
| @debian/addentry gcc-head.mak DEVICE_DEVS1 \
| lips2p.dev bjc880j.dev lips4.dev escpage.dev \
| lp2000.dev npdl.dev
|
| となっている部分の lips4.dev の後に lips4v.dev を追加して
|
| @debian/addentry gcc-head.mak DEVICE_DEVS1 \
| lips2p.dev bjc880j.dev lips4.dev lips4v.dev escpage.dev \
| lp2000.dev npdl.dev
|
| としてください。また unpatch-jpconflict: の箇所で
|
| debian/addentry --remove gcc-head.mak DEVICE_DEVS1 \
| lips2p.dev bjc880j.dev lips4.dev escpage.dev \
| lp2000.dev npdl.dev; \
|
| となっている部分の lips4.dev の後に lips4v.dev を追加して
|
| debian/addentry --remove gcc-head.mak DEVICE_DEVS1 \
| lips2p.dev bjc880j.dev lips4.dev lips4v.dev escpage.dev \
| lp2000.dev npdl.dev; \
|
| としてください。
|
| この状態で dpkg-buildpackage -rfakeroot -us -uc して
| パッケージをビルドし直せば lips4v も使えるはずです。
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# (わたしのおうちは浜松市、アカウミガメのふるさとの街)
<kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)