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[debian-users:35981] Re: woody 日本語印刷



佐野@浜松です。こんばんは。

In <20030120045118.ED6655380C@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
  on "Mon, 20 Jan 2003 13:51:21 +0900',
   with "[debian-users:35976] Re: woody 日本語印刷
 Kenshi Muto <kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx> さん wrote:

> 武藤@Debianぷろじぇくとです。

香田さんではありませんが、ちょっと出しゃばってみました。

>> ということは(以下推測ですが),多分 gs がインストール
>> されてるときは gs -> /usr/bin/gs-gnu になってたと思われ
>> ます。だとすると
>
> と僕も最初思ったんだけど、彼はその前のプリンターメッセージが「Error:
> /unknownerro in --kfVFlib--」だ、と言ってるんですよねぇ。
> VFlibだとすると、gs-aladdin-vflibじゃねーかなぁ、と。

 woody 以降の gs-aladdin-vflib は Description に

 This version does NOT support vflib by default but you can build a package
 with vflib support.  The license prevents distributing a binary with vflib.

とあるように (あるいは香田さんのメール
 <20030120.102539.74729390.kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
 に書かれてあるように) パッケージそのままでは VFlib を
サポートして「いない」はずなので、このエラーメッセージは
おそらく gs-ja のものではないかと。

>> > > > ・ttf-kochi-gothic (ゴシックTrueTypeフォント)
>> > > > ・ttf-kochi-mincho (明朝TrueTypeフォント)
>> > とを新規に入れました。
>> 
>> これで上手く行かなかった原因が良く分りません。

ひとつの可能性としては defoma による gs 用フォントディレクトリの
自動生成がうまくいっていなかった、というのがありますね。

たしか新規インストールだと最初はうまくいかなくて、いちど
gs パッケージを削除して再インストールするとうまくいくように
なる、という症例がいくつかありませんでしたっけ。

 priority からすると gs-gnu が 80 で gs-ja が 75 だから
普通なら gs-gnu が lpr でも使われていそうに思うけれど、
 lpr で kfVFlib 絡みのエラーメッセージが出たとすると
 gs と共存している時も gs-ja が優先されていたか、あるいは
 lpr のフィルタで gs-ja が選択されていたか、どちらかの
可能性を考えることができそうです。

 gs-ja は VFlib 経由でも gs-cjk 経由でもどちらでもフォントを
取得できるようになっているはずなので、gs-cjk でのフォント
取得がうまくいかない状態で VFlib 経由で取得しようとして
上記のエラーメッセージが出ていた、ということは考えられると
思います。

VFlib2 も defoma 経由でフォントを取得するようになってますが、
 /etc/vfont/00vflib2 に

min:\
	:fc=debian-vfont-Mincho:
goth:\
	:fc=debian-vfont-Gothic:

minsl:\
	:fc=debian-vfont-Mincho-italic:

gothsl:\
	:fc=debian-vfont-Gothic-italic:


といった記載を入れておかないと VFlib2 経由で
(標準の) 明朝やゴシックのフォントを取得することが
できないと思います。

 /var/lib/defoma/vflib2.d/vfontcap で記述しているのは

### WatanabeMincho-Regular Font
r-WatanabeMincho-Regular:\
 :ft=freetype:\
 :ff=/usr/share/fonts/truetype/X-TT/watanabe-mincho.ttf:

WatanabeMincho-Regular:\
 :fc=r-WatanabeMincho-Regular:

とか

### Debian GeneralFamily Font
debian-vfont-Mincho:\
 :fc=KochiMincho-Regular:

debian-vfont-Gothic:\
 :fc=KochiGothic-Regular:

といった各フォントに固有の名称だけですが、
a2psj の出力には Ryumin-Light-H や GothicBBB-Medium-H が
指定されています。

gs の VFlib パッチでは kconfig.ps の中で Ryumin-Light を
VFlib の min フォントで、GothicBBB-Medium を VFlib の goth
フォントで代用する設定が書かれているので、これらの min や
goth が VFlib で定義されていれば表示・出力できますが、
パッケージのデフォルトではそうなっていないので、、、、

うーむ。vflib2 パッケージの changelog.Debian.gz を見ると
意図してデフォルトのフォント名を変更しているみたいですな。

  min -> vfont-mincho -> debian-vfont-mincho
  goth -> vfont-gothic -> debian-vfont-gothic

となっているらしい。


 gs-ja の kconfig.ps では vflib2 の変更に合わせて

/Ryumin-Light           4300000 (debian-vfont-mincho)   VFlibkanji
/GothicBBB-Medium       4300200 (debian-vfont-gothic)  VFlibkanji

となっているのでしたっけ、それとも

/Ryumin-Light           4300000 (min)   VFlibkanji
/GothicBBB-Medium       4300200 (goth)  VFlibkanji

のままなんでしたっけ ?

もし前者のようになっているのなら
 gs-ja + defoma + ttf-kochi-{gothic,mincho} だけで
VFlib2 を経由して日本語 PS を読めるんじゃないかな。
この場合は potato gs と同じ方式だけど、フォントが
 kochi になったぶんだけキレイに表示できるかも。

まあ VFlib2 を経由しなくても gs-cjk の環境がきちんと
整備されていれば PDF も読めるからそのほうがいいかも。

> gs-aladdin-vflib: フォントはvflib経由(ただ現在vflibは
>                   defoma経由になっている)。
>                   ほかに必要なのはなんでしょ?vflib自体に
>                   依存してないみたいだけどいいんだっけ?

gs-aladdin-vflib のバージョンは gs-cjk 対応になっている
みたいなので gs-cjk の環境を作ればそれで日本語対応できる
だろうと思います。woody の gnu-gs よりすこしは新しいみたい
だし。でも gs-ja のほうがバージョンもより新しくて VFlib にも
最初から対応しているということなので現時点で gs-ja ではなく
gs-aladdin-vflib をあえて選ぶべき理由は無さそう。


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 # (わたしのおうちは浜松市、アカウミガメのふるさとの街)
   <kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)