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[debian-users:53178] Re: LVS NATでロードバランス



竹林です.


  失礼ながら,何をしたいのかが分かりかねます.
  
  今回いただいたメールに書いていただいた内容からは,
下記のふたつの内容が読み取れました.
  
  
    ○ ロードバランサを構築したい?
    
         あるエンドポイント(たとえば 123.123.123.33:80)で受けた
       リクエストを,内側にいる複数のリアルサーバに分散して処理させたい.
       
         もしくは,「リアルサーバの冗長性」を確保したい.
    
    
    ○ DNAT 環境を構築したい?
    
         あるエンドポイントで受けたリクエストを,内側にいる
       単一のリアルサーバに処理させたい.
  
  
  ロードバランサ以外の要望であれば,LVS の出番ではありません.
  要求を整理してみてください.
  
  
> 1)既存のネットワークは
> 
> --- snip ---
> 
> インターフェスはppp0でパブリックアドレスが123.123.123.33である。LAN側のインター
フェスをeth2としアドレスを192.168.10.1と付与する。

  以降,仮想サービスの受け口が 123.123.123.33 として話を進めます.
  

> 2)この設定のeth2に、スイッチを介して2台のパソコンにapache2をインストールする。
先ずはリアルサーバになる1台(192.168.10.5)で、インターネットに繋がるか試みる。“
Linux Director”の/etc/init.d/firewall.shの 
> ダィレクトリーに下記のスクリプトを入れファイアーウォールを仕立てる。
> 
> ----snip----
> 
> 試験用のパソコンにドメイン名http://xxxx.comとhttp;//123.123.123.33を入力すると 
> 
> 
> /var/www/index.htmlファイルの“It works”が現れる。ファイアーウォールも
apache2も問題なく機能することが分かる。試しに友人[外部]のPCで試してみても、”I 
works“が現れ192.168.10.5のウェブサーバに 
> つながることが確認できる。

  はい,DNAT で設定されているので,つながると思います.
  

> 3)2台目(192.168.10.6)のindex.htmlは“It is working”と記述を変えどちらの
apache2に繋がるか分かるようにする。
> 
> 
> ----snip----
> 
> 仮想アドレスの設定
> 
> #ifconfig eth0:0 192.168.10.100 netmask 255.255.255.0 broadcast 
> 192.168.10.255
> 
> 
> 
> LVSの設定
> 
> #ipvsadm -A -t 172.17.60.201:80
> 
> #ipvsadm -a -t 172.17.60.201:80 -r 192.168.6.4:80 -m
> 
> #ipvsadm -a -t 172.17.60.201:80 -r 192.168.6.5:80 -m
> 
> 
> 
> 以上の設定で、試験用のパソコンに仮想アドレス 192.168.10.100を入力すると、ロー
ドバランスが機能する。数回繰返すと“It works”から”It is working”が現れる。此処
までの設定は 
> 想像していた結果が現れる。

  西端さんが指摘されているように,typo でしょうか.
  
  今回の場合は
  
    #ipvsadm -A -t 192.168.10.100:80
    #ipvsadm -a -t 192.168.10.100:80 -r 192.168.10.5:80 -m
    #ipvsadm -a -t 192.168.10.100:80 -r 192.168.10.6:80 -m

かなと.

  192.168.10.105 というアドレスが firewall.sh に入っていて
リアルサーバに設定されている IP アドレスがどれが本物か分からないので
適宜読み替えてください.


> 4)この設定に上記のfirewall.shのスクリプトを絡ませたいのですが、スクリプトの書
き換えをどのようにして良いのか見当がつきません。
> 
> ----snip----
> 
> 私のようにパブリックアドレスが1つしかない場合はファイアーウォールを絡ませた、
LVS NATの負荷分散もしくはロードバランスは不可能と言うことですか?それとも、 
> このスクリプトをベースに私のネットワークに合うプライベートアドレスに書き換える
ことで、機能する可能性が有るのか、ご教授頂ければ幸いです。

  仮想サービスに使用する IP アドレスがひとつでもあれば,ロードバランサは
構築できます.

  ただ,ふるた さんは DNAT とロードバランサにおける仮想サービスの設定を
混同されているようなので,最終的に何をしたいのかを整理する必要があります.
  
  提示していただいた firewall.sh は DNAT の設定で,192.168.10.100 宛の
パケットを 192.168.10.105 に転送する設定.

  keepalived の設定は 192.168.10.100:80 宛のパケットを
192.168.10.5:80 と 192.168.10.6:80 にバランシングする設定です.


  そもそもの目的が違うので,何を連携させようとお考えなのか
いまいち理解することが出来ませんでした.

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Shinya TAKEBAYASHI

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