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Re: [draft] devel/debian-installer/builds.wml



久保田です。

From: SUGIYAMA Tomoaki <tomos@xxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [draft] devel/debian-installer/builds.wml
Date: Wed, 5 May 2004 01:54:16 +0900

> 杉山です。
> 
> 標題のファイルを訳してみました。チェックをお願いします。
> (http://www.debian.org/devel/debian-installer/builds.en.html)

お疲れ様です。


> <p>
> Debian-Installer CD イメージには、異なる目的に合ったいくつかの様々なビルド
> があります。
> </p>

「いくつかの様々な」は意味が重なっているように思います。
原文では a number of ですので、「いくつもの」「多数の」
といった意味だと思います。

「異なる目的のための多数のビルドがあります」といった感じでしょうか。

> <p>
> 最も重要なビルドは、現在インストーラベータ 4 である最新の公式リリースです。
> これらのイメージは静的かつ不変で、大部分はほとんどの人たちのために動作すると
> 思われます。それらのイメージのテストがまだ有用である間に、関係するほとんどの
> 問題は、リリース後の数週間内にチームによって周知のものになります。判明している
> 問題の中で最もひどいものに関しては、<a href="errata">正誤ページ</a>を参照して
> ください。
> </p>

for most people の for は「〜のために」ではなくて「〜にとって」という
意味だと思います。mostly likely の mostly はよく分かりませんが、たぶん
likely を修飾してるのだと思います。たぶん、他のどのビルドよりも、
うまく動く確率が高い、ということを言いたいのだと思います。

「ほとんどの人にとっては、正常に動作する可能性が一番高いものです。」
でどうでしょうか。work を「正常に動作する」と意訳しました。

次の文ですが、while は「間に」ではなくて逆接だと思います。しかし、
この文の後半は原文を見てもいまいち意味がよくわかりません。なぜ
現在形で書かれているのでしょうか。

「このイメージをテストすることはやはり有用なことですが、大部分の問題は
リリースから数週間以内にチームによって知られることになります。」


> <p>
> 他の最もよく使用されるビルドはデイリービルドです。これは最新のイメージですから
> おそらくほとんどが壊れていますが、同時に面白くて刺激的な新機能を持っています。
> これらのイメージを使用した<a href="report-template">インストールレポート</a>は、
> 私たちにとって非常に貴重です。sarge の最新パッケージを含んだ新しい CD イメージ
> は毎日作られます。それらのイメージは不安定版 (sid) が提供するバージョンの
> インストーラを使用しているので、今までどおり sarge をインストールしますが、
> 「sid_d-i」イメージとしても知られています。
> </p>

the most likely to be broken は「ほとんどが壊れている」ではないです。
そんなにひどくないですよ。「壊れている確率が(全ビルド中で)最も高い」
というような意味だと思います。

「これは最新のイメージですから、壊れている可能性が全ビルド中で最も
大きい一方、面白くて刺激的な新機能を備えている可能性も最も大きいです。」

次の文の原文は、動詞がないですねぇ。。。(ひとりごとです)

「不安定版 (sid)」は「不安定版 (unstable) (sid)」としたほうがいいと
思います。

still の解釈ですが、「今までどおり」ではなく、「それでもなお」
といった意味だと思います。sid という名前がついているのにもかかわらず
sarge をインストールする、ということです。

「...インストーラを使用しているので、sargeをインストールするにも
かかわらず「sid_d-i」イメージとしても知られています。」

> <p>
> ビルドの 3 番目のセットはリリース間近に有用なだけのもので、sarge にある
> バージョンのインストーラと sarge が提供する最新パッケージ を含む CD イメージ
> です。それらは「sarge_d-i」イメージと呼ばれ、リリース前の最終テストのため
> だけに意図されます。リリース時にこれらのイメージのうちの 1 つが選ばれ、
> 公式リリースイメージとなります。リリースの合間には、あまり面白くないか有用
> なものではありません。リリース近くには、デイリー CD ビルドへのリンクがこれらの
> イメージを指すように切り替えられ、テストするようになることができます。 
> ですから、わざわざ手動で sarge_d-i ディレクトリから何かをダウンロードしようと
> しないでください。
> </p>

「ビルドの 3 番目のセットは」はまわりくどいような気がします。
「3 種類目のビルドは」でいいと思います。なぜ原文はこんなに
まわりくどい言い方をしているのでしょう...。

「リリースの合間」というとなんだか狭いイメージがあるので
(個人的な感覚ですが)、「リリースから次のリリースまでの間」
というふうな表現はどうでしょうか。

否定文での or は、日本語の「かつ」になります。ですので、
「あまり面白くも有用でもありません」という感じでしょうか。

「テストするようになることができます」はなんだかややこしいですので、
「テストにさらされるようになります」といった感じでしょうか。
たぶん、デイリービルドを頻繁にテストする人たちが sarge_d-i 
イメージをテストするように誘導されるので、sarge_d-i が広範な
テストを受けることが可能になる、というふうなことを言いたいのだと
思います。

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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/