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Re: develnews #4 (4/7) 翻訳
小林です。
あまりぼくがいじると折角翻訳していただいたのに申し訳ないのですが、
読者が読みやすくなるよう、もう少しいじってみました。
From: "ishii kazuo"
Subject: Re: develnews #4 (4/7) 翻訳
Date: Fri, 8 Feb 2008 19:36:05 +0900
DEHS statistics:: For some time now DEHS provides a statistics page[5]
which shows the overall "external status" of Debian over the time. The
big bumps shown were some changes/tweaks in the backend, not actually
large changes in the archive.
> DEHS 統計:: 現在、しばらくの間 DEHS は、時間に関する Debian
> 全体の「外部状態」を示す[統計のページ][5]を提供します。示された大きな問題は、バックエンドの若干の変化/微調整(アーカイブの実際の大きな変化ではない)でした。
DEHS の統計:: しばらく前から、DEHS は、Debian 全体の「外部状態」の時間
変化を示す[統計ページ][5]を提供するようになりました。一部の値が急上昇
したように見えますが、これはバックエンドのちょっとした変化や微調整であっ
て、アーカイブに実際に大きな変化が起きたわけではありません。
昨夜のメールのとおり、now の辺りはいじったのですが、その他にもいくつか
いじりました。
* 「時間に関する Debian 全体の「外部状態」」だとよく分からないので、
「Debian 全体の「外部状態」の時間変化」としてみました。
* 件の統計ページを見てみると分かるのですが、「The big bumps shown」というのは、
ある時期に突然いくつかの値が急上昇していることを指しているようです。
そこで、少し言葉を補って、
「一部の値が急上昇したように見えますが、これは〜」としてみました。
* 第 2 文の後半も、読みやすくなるようちょっといじりました。
DEHS statistics:: For some time now DEHS provides a statistics page[5]
which shows the overall "external status" of Debian over the time. The
big bumps shown were some changes/tweaks in the backend, not actually
large changes in the archive.
> 更新された uscan:: DEHS は、現在利用できる最新版の uscan を使しており、これからも使い続けます。これは、最新の uscan
> における改良点を使って、チェックの品質を向上させます。
uscan の更新:: DEHS は、利用できる最新版の uscan を使うようになりまし
た。これからも最新版を使い続けます。これによって、最新の uscan におけ
る改良点を使って、チェックの品質を向上できるようになります。
ここも昨夜の now 以外に少しいじりました。
* 英文のタイトルには、「ほげほげ ...ed」とか「...ed ほげほげ」という言葉が
よく使われますが、これは、「...されたほげほげ」よりも「ほげほげが...」と
訳したほうがニュースやアナウンスらしくなるようです。
* this などの無生物主語は直訳は避けたほうが日本語らしくなります。
New upstream version notifications:: DEHS started sending notifications
to the 'summary' tag/keyword of the PTS when it finds a new upstream
version. Anyone interested in receiving this kind of notifications should
read the PTS' documentation to find out how to subscribe[6]. Note that
there are some packages shipping a watch file which reports an incorrect
upstream version. I'm going to file reports on those I notice.
> 新しい上流のバージョン通知:: DEHS は、新しい上流のバージョンを見つけたとき、PTS
> のタグ/キーワードの「まとめ」の通知を送り始めました。この種の通知を受け取ることに興味を持つ人は、[応募方法][6]を見つけるため、PTS
> のドキュメントを読まなければなりません。誤った上流のバージョンを報告するウォッチファイルを出しているパッケージがあることに注意してください。それに気がつくたびそれに関するレポートを送るつもりです。
新しい上流バージョンの通知:: DEHS は、新しい上流のバージョンを見つけた
ときに、PTS の 'summary' タグ/キーワード宛てに通知を送るようになりまし
た。このような通知を受け取ってみたいと思う人は、PTS のドキュメントを読
めば[購読方法][6]が分かります。誤った上流のバージョンを報告する watch
ファイルを含むパッケージもありますので注意してください。そのようなパッ
ケージに気付いたらバグ報告をするつもりです。
* 「新しい上流バージョン」を通知するわけなので、
「新しい上流のバージョン通知」よりは「新しい上流バージョンの通知」のほうが
よいでしょう (※1)。
* sending notifications to the 'summary' tag/keyword of the PTS のところは、
今回の荒木さん担当分の内容を指しています。そちらと整合性がとれるように
改訂しました。
* 「この種の通知を受け取ることに興味を持つ人」はちょっと日本語らしくないと
思ったので、まず「この種の通知を受け取ることに興味のある人」とし、
さらに上のようにかなり改訂しました。
* should は「〜すべき」ですが、命令形で書かれているのと大体同じです。
このような文章では「〜してください」とするのがよいでしょう。
今回は「to find out how to subscribe」とその後に続いているので、
「PTS のドキュメントを読んで[購読方法][6]を分かってください」となるのですが、
それだと日本語らしくないので上のようにしました。
* ship はパッケージなどのリリースに「含む」の意味です。
* watch file とは、ソースパッケージに含まれる debian/watch というファイルです。
新しい上流バージョンの確認を自動化できるようにするための設定ファイルです。
これを uscan に与えることで上流に新しいバージョンがあるかないか確認できます。
* 前の文にも report とあって紛らわしいのですが、最後の文の file reports は、
file bug reports の意味ですね。バグ報告をサーバに送ってデータベースに登録
することを file bug reports と言います。
(※1) ちなみに、もしかしたらご存知ないかもしれないので説明しておきます
と、上流 (upstream) とは、例えば gcc-4.2 パッケージなら、GNU で開発さ
れリリースされた GCC 4.2 のことです。Debian の GCC のバージョンが
4.2.3 のときに 4.2.4 が上流で出たら、それは「新しい上流バージョン (new
upstream version)」がリリースされたことになります。基本的に、上流でリ
リースされたソフトウェアに対して必要な変更を加えて Debian パッケージに
するという流れでパッケージメンテナが作業しています (もちろんメンテナは
それ以外にバグの修正をしたり、ユーザと上流開発者との間でバグや要望など
のやりとりをしたりします)。
残りの 2 つのパラグラフについても引き続き見てみます。
--
|: Noritada KOBAYASHI
|: Dept. of General Systems Studies,
|: Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
|: E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
|: nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
|: Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06 4380 19BB ADA0 695C 9F53