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Re: Subject of Debian JP Project
- From: "Katsura S. Yoshio" <shishamo@osk2.3web.ne.jp>
- Subject: Re: Subject of Debian JP Project
- Date: Thu, 09 Sep 1999 01:06:34 +0900
- X-Dispatcher: imput version 980506
- X-ML-Info: If you have a question, send a mail with the body"# help" (without quotes) to the address jp-policy-ctl@debian.or.jp;help=<mailto:jp-policy-ctl@debian.or.jp?body=help>
- X-ML-Name: jp-policy
- X-MLServer: fml [fml 2.2]; post only (only members can post)
- References: <19990906224213E.xlj06203@xlj06203.nifty.ne.jp>
- Message-Id: <19990909010634X.shishamo@osk2.3web.ne.jp>
- X-Mail-Count: 00057
- X-Mailer: Mew version 1.93b33 on Emacs 20.2 / Mule 3.0 (MOMIJINOGA)
芳尾です。
#うーむ、とっかかりがいまいちつかめません…。
From: Taketoshi Sano <xlj06203@nifty.ne.jp>
Subject: Re: Subject of Debian JP Project
Date: Mon, 06 Sep 1999 22:42:13 +0900
Message-ID: <19990906224213E.xlj06203@xlj06203.nifty.ne.jp>
> 佐野@浜松です。
> # "Release fast, Release often" だっけか。
これは ML での議論の場合にはあんまりあてはめないほうがよろしい場合もあ
るのでは、などと思ったりもします。
> そして、ここで言う "Debian" とは、「Debian Project が開発・配布する
> Debian ディストリビューション」のことであって、「dpkg / deb パッケージ
> 管理システムを採用した "Debian 風" システム」のことではありません。
> これについて、何か異議のある方はいますか ?
これは異議ないでしょう、みなさん(たぶん)。
> さて、Debian Project の「社会契約」は
>
> 1. Debian Will Remain 100% Free Software
> 2. We Will Give Back to the Free Software Community
> 3. We Won't Hide Problems
> 4. Our Priorities are Our Users and Free Software
> 5. Programs That Don't Meet Our Free-Software Standards
>
> ですが、これらは
>
> Debian, the producers of the Debian GNU/Linux system,
>
> にとって意味のあるものです。Debian JP Project は Debian システムの
> 普及を目的とした団体ですが、Debian システムの開発を行なっている団体
> ではありませんから、上記の各項目がそのまますべて有効であるとは言えない
> のではないか、と私は思います。
ところで、ここは私とはちょっと立場が違います。
#つーか、力点の置き場所が違うだけのような気もしてますが、よく分からん
#のでとりあえず書いてみます。
私は、Debian の Social Contract は、Debian JP にとってもほとんど同一に
通じると考えています。
なぜなら、Debian の Social Contract は、FreeSoftware community に対す
る契約であるからです。
「契約」を結ぶには、「私は何者である」という定義がしっかりおり、さらに
どういう相手と契約を結ぶのか、という 2 点が必須です。
つまり、Freeware の作者として Microsoft の OS の世界を広め、世の中を便
利にするために Microsoft と契約を結ぶ、なんという事例もありえます。
ところで、Debian の場合は
Freeware の support 団体として
「社会」のうちの Freeware community と、
契約を結ぶ、と表明しています。
佐野さんのおっしゃるように、
> Debian, the producers of the Debian GNU/Linux system,
という位置付けならば Debian と Debian JP の位置付けを明確に違えること
ができますが、
Debian, the supporters of the Free Software community
という位置付けならば、Debina と Debian JP とで位置付けはほとんど同じに
なります。
そして、Debian 自身の位置付けは、
「我々はFreeSoftware の Community と契約を結ぶ」
ということで、社会的な位置付けは、「Freesoft 伝道」に近いものではない
でしょうか?つまり、Social Cotract で重視すべきなのは、
> Debian, the producers of the Debian GNU/Linux system,
としての Debian ではなく、Debian の社会的な立場としての
Debian, the supporters of the Free Software community
こちらを重視すべきであると考えます。
> で、そういうこと (対 Debian の関係) を考えると、Dice やでびまるのような
> 「Debian ベースの派生ディストリビューション作成」という作業を JP Project の
> 内部で進めることには、私は賛成できません。
私は賛成できます。
なぜなら、Debian は単なる OS の開発者集団ではなく、フリーソフト界の先
導者であるべきだからです。(対 Debian の関係)などと細かいことにこだわら
ずに、「それがフリーソフトの発展に対して寄与する」ものであるのならば、
Debian JP は Freesoft のサポーターの面を全面に出して積極的に協力して
いく姿勢が望ましいと考えます。
ではでは。 ---- Yours, K.S.Yoshio
mailto:shishamo@osk2.3web.ne.jp
http://www2.osk.3web.ne.jp/~shishamo
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