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[Candidate] Taketoshi Sano



佐野です。

既に private ML では立候補を表明していますが、所信表明は
公開 ML に出すべきという意見に賛同して、遅くなりましたが
こちらにも流しておきます。

次期役員の理事として立候補します。
 (一応役職としては副会長が希望ですが、選挙の区分としては
  理事または監事ということなので理事としての立候補です)


「出馬の動機:」

けして

  「せっかく投票システムも動かしたことだし、やはり選挙もしないと」

という不純な動機だけで立候補しようと思ってるわけではありません。
 (それも動機の一部であることは否定しませんが)

やっぱり「自分から進んで、やりたいことを自由にやる」集団なんだし
自分から立候補しようという人がなかなか出てこないのも淋しいから、
というのが大きな理由です。

次の 2 年間で「やってみたいこと」としては、例えば以前から提唱して
いた task list の整理と、組織体制の外部への公開 (現状、この 2 つは
それぞれ独立した話として考えてます) とか、JP メンバーの名簿 (mail
unreachable になった場合にどうすべきか、というあたり) 作成についての
検討とか、そのへんですね。そうそう、定期総会の時期について、次の
役員改選の前あたりに再度会則改訂をしたほうがいいかなとも思ってます。

あと JP www の DebianJP.html{.ja,.en} の更新とか devel/ の
 help-wanted.html{.ja,.en} や howto-join.html などの整理などと
いった作業とか、[jp-policy: 00264] の Rules to orphan in JP な
作業とか、[jp-policy: 00279] の "mission of JP Project" で書いた
ような ja-installer task 的作業とか、いろいろとやりたいことは
あります。

他には JP Project history みたいなものがあると面白いかな、という
のもあったりします (かつて柳原さんが荒船さんと奈良木さんに頼んで
まとめてもらおうとしていたのは、実はこのへんだったのかな ?)。

まあでも、全部一度にはできないし、上に挙げた中には理事会役員で
なくてもできる作業も多いので、役員選挙とは独立に考えていくべき
とも思いますが、一応「何をやろうと考えているか」ということを
伝える意味では挙げておいたほうがいいかなと思うので。


「履歴:」

  - 「コンピュータ」についての個人的な懐古録
       <http://www.debuan.org/summer2000.pdf> (page 35-40, 152 あたり)

  -  Linux Conference 1999 Fall 横浜 (ChangeLog インタビュー)
  <http://www.changelog.net/log/1999/special/lc99/lc1999-2000.html#sano-san>

  フリーソフトウェアの開発に関わったのは 97 年の春頃に
  XFree86 の c&t ドライバーをベータテストするようになってから。
  それまでは単なる利用者として使わせてもらうだけでした。

  1 年以上ベータテスターとして経験を積んでから、98 年の秋頃に
  3.3.3 リリースへの準備ということで 20 本近くパッチを投げてます。
  ほとんどが typo の修正程度の小さなものですが。主に C&T チップ
  関連の SuperProbe の bug fix とか SVGA サーバーの C&T ドライバーや
   trident ドライバーのあたり、それに Documentation update です。

  その後 1998 年の末から 1999 年の初めにかけて、ほぼ同時に Debian JP,
  JF, WLOJ, などに参加し、いろいろ作業してきました。xjman にも参加して
  日本語訳を XFree86 の 3.3.4 に merge したのは 1999 年の 7 月頃です。
  この頃同時に JP Project 内での議論や Debian Project への参加申請、
  JP 統合作戦の開始や JP の役員選挙などがあり、それ以降は potato の
  リリースに向けて boot-floppies の bug fix や Debian パッケージへの
  日本語対応パッチの統合などの作業をしてきました。


「テクニカルレベル / 付きまとうリスク:」

  本格的に勉強したことは無いのでソフトウェア開発に関する知識レベルは
  たいしたことありません。「習うより慣れろ」という姿勢で日々吸収して
  います。FORTRAN と C と Perl はだいたいわかると思います。

  それから、既にかなり内容が古くなっているので、更新しないといけない
  ものが多いのですが、以下の文書を JF で公開してもらってます。
  このへんの文書を見てもらえば、テクニカルレベルについては想像できる
  だろうと思います。

   「Debian 便利ワザ集」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/debiantips.html>

   「ハードディスクドライブの基礎について」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/hdd-intro.html>

   「Linux C Library (libc) について」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/libc-intro.html>

   「LILO の動作について」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/inside-lilo.html>

   「Loadlin & Multi-Config in MS-DOS 6 (or so)」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/multi-config.html>

   「コメントから読む Linux カーネル」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/readkernel.html>

   「SGML メモ (SGML 事始)」
     <http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/sgmlmemo.html>

  その他、3.3.4 以降の 3.x 系 XFree86 のソースツリーや
  0.3 以降の xjdoc に含まれている (はずの) 文書として

   http://xjman.dsl.gr.jp/misc/modelines.txt

  があります。

  リスクとしては、年齢的に無理が効かなくなってきていることや
  いろいろと用事が増えてきて以前ほど時間の余裕が無くなってきた
  ことなどでしょうか。
  どちらかというと「のめりこむ」性格ですが、やりすぎると
  「燃えつきてしまう」危険性があるので要注意です。


「これまでの実績:」

他の理事会メンバーと共同で、あるいは JP のメンバーや Debian の
メンバーと、またはプロジェクト外の人々と協力しての作業ですが

   「JP 統合作戦」の際に Debian Project のメンバーと議論して
    お互いに理解を深めることができた (と思ってます)

   LC99 冬 (横浜) において Debian 系ディストリビューション合同での
   パネルディスカッションを行ない、Debian JP Project として今後も
   Debian の開発と普及に向けた活動を行なっていくことを広報した

   Stormix Technologies からの寄付の申し出を受けて交渉を行なった
   結果、サーバーマシン (arashi) を無償貸与してもらうことができた

   JP に「投票システム」を導入し、従来人手を介して行なっていた
   署名検証を自動化することでミスを減らし、投票準備作業のコストを
   減らした

   JP Project の会則を改訂し、従来の「慣例によるルール」と
   会則上の規定を一致させ、同時に今後の活動のために「開発者の会」
   としての Debian JP Project の「理念と目標」を再定義した

ことなどが挙げられると思っています。

簡単ですが、以上です。ではよろしく。

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     # (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
    <kgh12351@nifty.ne.jp> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)