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[debian-devel:10586] Re: user-ja 0.15
佐野@浜松です。
# jp-policy に書きましたが、日本語 manpage の置き場所について
# 御意見をお願いします。
In <19991007171330W.kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>,
at Thu, 07 Oct 1999 17:13:30 +0900,
on Re: [debian-devel:10565] Re: user-ja 0.15,
Tomohiro KUBOTA <kubota@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> さん writes:
> えっ? source NMU? NMU は当分関係がないやと思って読んでなかった...
> 勉強しておきます。
あ、いえ、 source NMU するのは私のほうの仕事なんで、久保田さんの
ほうは普通に作ってくれれば良いです。でも、 debian-mentors@Org を
読み返してみると、何だか勘違いしてたみたい。
| From debian-mentors-request@lists.debian.org Tue Oct 05 19:13:20 1999
| Date: Tue, 05 Oct 1999 10:43:48 +0200
| From: Stephane Bortzmeyer <bortzmeyer@xxxxxxxxxx>
| To: Fabien Ninoles <fab@xxxxxxxxx>
| Cc: debian-mentors@lists.debian.org
| Subject: Re: VRweb Sponsor upload.
# 注: Stephane Bortzmeyer は "Sponsorship of future Debian developers"
# <http://www.internatif.org/bortzmeyer/debian/sponsor/> のページで
# Debian に参加したいけれどもまだ登録されていない「メンテナ志望者」を
# 紹介して、彼らのパッケージを Debian に登録してくれる「スポンサー」を
# 募集しようという作業をやっている人です。
# (ちなみに、八田さんも「志望者」のひとりとして登録されてます。)
| On Monday 4 October 1999, at 9 h 57, the keyboard of Fabien Ninoles
| <fabien@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
|
| > How I do this so?
| > Do I upload a package with his name but sign with my key?
| > Do I make a new upload with my name and my key?
| > Do I simply upload it with his name and key (after sending the key
| > to new-maintainer)?
|
| You recompile his source (well, it is not really mandatory but, when
| I upload something from someone else, I prefer). You do not change
| his source.
|
| dpkg-buildpackage -rfakeroot -m'Fabien Ninoles <fab@xxxxxxxxx>' -ppgp
|
| And you dupload.
「パッケージソースを recompile する (うん、これは必須 (強制) ってわけじゃ
ないんだけど、もし誰か他の人の作ったパッケージを upload するんなら、
私はそうしたいと思うな)。ソースは変更しない。"dpkg-buildpackage ..." で
make して dupload すればいい。」
"dpkg-buildpackage -rfakeroot -m'Name <mail address>' -ppgp"
というのは使ったことが無かったのですが、ちょっと久保田さんの user-ja_0.14ja2 で
試させてもらったところ、 *.changes に私の名前が入るだけで、 *.dsc と *.deb
(dpkg -I *.deb で表示される) の Maintainer: 欄は久保田さんの名前のまま、
ですね。もちろんソースはそっくりそのままだと思います。
> # って、勉強しなきゃならないことがらの山が、またひとつ高くなってしまった。
> # でも、これは優先度が高そうなので、はやめに勉強することにします。
Source NMU については、遠藤さんが翻訳して下さった Developer's Reference を
読んでみると良いでしょう。
新装なった http://www.debian.or.jp/Documents/index.html.ja から辿れます。
# 既に Debian の DDP cvs tree にも commit されたようで :)
簡単に言えば、パッケージの debian-revision に .1 を追加して
changelog に
* Non-maintainer upload
という行で始まる説明 (どの部分を変更したのか) を書き、必要なソースの
変更をして (本来 bug fix などソースに変更の必要がある場合のための
"Source NMU" ですから) 通常の手順で upload する、という感じですね。
まあでも、結局こちらの手順でも .changes に Source NMU した人の名前が
changelog の最後から取って付けられる以外は、debian/control に従って
*.dsc, *.deb の Maintainer: 欄が付けられるみたいなので、
"dpkg-buildpackage -rfakeroot -m'Name <mail address>' -ppgp"
を使う場合との違いは debian-revison と changelog に変更を
加えるかどうか、という点だけですね。
今度から、久保田さんのほうで 0.16, 0.17 といったバージョンを
付けてもらって、できるだけそのまま -m で upload するようにしましょうか。
このやり方でも JP と Debian の両方から apt しても問題は無いだろうし。
むしろ 0.14.ja2 -> 0.15 のようにchangelog だけの変更の場合は、
今の方法だと実質同じ物を 2 回 install することになってしまうので
ユーザーから見ればきっと嬉しくないですよね。
# Debian だけから apt してる人には関係無い話ですが。
ひとつの問題は久保田さんの更新に私のほうが追いついていけない場合、
Debian: 0.15 -> 0.17 ->
JP : 0.16 -> 0.17 ->
とかいうことになってしまう点ですが、まあそれは仕方無いですよね。。。
こちらで Source NMU するより、できるだけ、久保田さんに要望して
対策版のバージョンが出てから -m で upload する方向に振っていく
べきかもしれない、と思うので。
久保田さんからメールでもらって、という方法もありますが、できるだけ
JP の unstable-jp を中継に使わせてもらえたほうが、私も (自宅の
アナログモデムじゃなくて) xxxx のネットワークを使ってパッケージソースを
取りに行けるので、ありがたいです。久保田さんにとっても dupload とか
使う練習になるでしょうし。
# jp-policy での話題と関係しますが、今の user-ja みたいにこういう感じで
# 「練習台」として JP の unstable-jp が使えるようになっていくといいんじゃ
# ないだろうか、と思っていたりいます。
> # jp-policy での議論じゃないですが、なんか私もダメメンテナーなんじゃないかなと
> # 思って来たりもします。でも、佐野さんといっしょに仕事をしていると、ほんとうに
> # 勉強になるし、楽しいです。
そうやって書いてもらえると嬉しいです。
私も user-ja は「新規ユーザーのお助けツール」として期待してますんで、
今後も開発のほう、よろしくお願いします。
# debian-i18n とか webadmin@debian.or.jp 宛のメールとかで「日本語環境の
# 設定わからん、emacs で日本語出ない」とか書いてきた人に「user-ja は
# 試してみた ?」と聞いて「ありがとう」という返事をもらったことが数回
# あったような、、、久保田さんに forward しておけば良かったですね。
# 何か手元のメールはもう処分しちゃって見つからないです。ごめんなさい。
> そういえば、http://www.debian.org/devel/people を見ると、
> user-ja のメンテナーは私になってますね。(これはたしか、
> user-ja 0.15 アップ前からこうでした)。
手元の 0.14 を確認したら、README.Debian と copyright には私の名前が
入ってますけど、control ファイルは久保田さんの名前のままですね。
もちろん changelog には 0.14 のところに私の名前が入れてあるのですが。
たしか最初に持っていった 0.11 or 0.12 の時は debian/ 以下を
だだっと変えて、全部私の名前に変更しておいたような気がしたのですが、
途中から気が変って (面倒になって ^^;;) なるべく触らないようにしたのかも。
いずれにしろ、keyring に自分のキーが無くても sponsor を見つければ
自分のパッケージを Debian に入れていくことは可能なんで、そのつもりで
どんどん他の人にも自分の JP Package に磨きをかけていってもらいたいですね。
単にパッケージのソースを download して
"dpkg-buildpackage -rfakeroot -m'Name <mail address>' -ppgp"
とするだけで良いのなら、作業負荷も少ないですし。
# 一番神経使うのが、やっぱり copyright 関係の確認ですね。
# ここでひっかかると、なかなか install されませんし。
> > そういえば debconf 対応は ? (とか、書いてみる :)
>
> インストール時に質問が必要になるのは、
> 少なくとも i18n 化のあとじゃないでしょうか?
> user-ja は、いまのところ公式には i18n 化してないですし、
> 実際日本語向けの設定データしか入ってないですから、
> 質問項目が作れないです。
そうですねぇ。
> それに、「言語」は、user-ja 独自の debconf 項目ではなく、
> 別パッケージとも共有できるようなものにする必要がありますね。
> もっと言えば、インストーラーの言語選択のときに決まってしまう
> ようにするべきです。(また大ふろしきだよ...)
たしかに。そういえば boot-floppies の cvs に ja-localized root disk とか
作れるような仕掛けを入れたいところですが、時間とスキルに問題があって
今のところ眺めているだけで手元で make するところまでいってないです、、、
# potato の installer はとりあえず boot / root の 2 枚構成に
# なるらしいので、boot disk に余裕があれば sash と e2fsck だけ
# の rescue mini root を突っ込むというのはどうだろう、とか思っていたり
# するんですが、これも考えているだけでなかなか手が出せないです。
> とりあえず、インストール中に [Enter] を要求するのは
> もうやめようかなと思っています。大げさすぎて、
> ちょっと他のパッケージとのバランスがとれてない。
>
> 日本語を読めない管理者がまちがってインストールしてしまった
> ときなんか、かなり焦るんじゃないでしょうか。
そうですね。apt-get install すると毎回途中で止まるので、
あれを出さないようにする設定を debconf で入れたらどうかな、とか
思ったのですが、考えてみれば「既に user-ja が存在する場合」には
出さない、とするだけでいいだろうから、debconf を使うまでも無い
ような気がしました。
# preinst で引数を確認すれば upgrade か新規インストールなのか
# 判断できるかも。早瀬さんの訳されているパッケージングマニュアル
# の 6.3 あたりを参照、かな。
まったく出さない、というのもひとつの方法ですね。
「日本語を読めない管理者」向けにはローマ字な日本語だけじゃなくて
英文でもメッセージを出すようにしておく、という方法もありそうですが。
# って、既にメッセージには英文も入ってますよね。
> --- * --- * --- * ---
> 私個人の感想を言えば、「ディスク容量を節約するためにパッケージを細分化
> (fork) してくれ」という主張のほうが共感できるのです。でも、
> 統合するほうが美しい (将来にわたって破綻しない) 解決法だと思います。
> というわけで、私個人の中でも思いは揺れているのです。
やっぱり「パッケージ」についても「プロジェクト運営」と同様に
「モジュール化」するべきなんじゃないかと思ったりしてます。
Debian で bug report 集めまくりな 3 巨頭が glibc, X, dpkg らしいですが、
これらをひとりで担当しようというのがそもそも無理なんであって、
boot-floppies でやっているように CVS 管理にするとか、分業体制を
作っていくべきなんじゃないかと思ったりもします。
そうすれば、merge されたパッケージの特定の言語に関する部分 (manpage とか) は
専門の人が担当できるでしょうし。
鍋谷さんが manpage の CVS import を提案された時に Adam は「(上記のように)
パッケージメンテナーに特定の開発方法を強制することはできない」と否定して
いましたが、私は特に Bug を集めまくりな「巨大で複雑なパッケージ」を
個人で管理できるとしているところにそもそも問題があるという気がしてます。
# joey (まーちん) も「重要な問題に人が集まらない」と愚痴を言うばっかり
# じゃなく rhertzog みたいに「どうすれば人を集められるのか」ということ
# を提案するべきだと思うのだが、、、
# 「やりたい」って言ってる人を締め出しておいて、動こうとしない人達に
# 「やれ!」と命令してるだけじゃ、うまくいくわけないよねぇ。
# ってなことを private@Org に書いたりしたら、やっぱり蜂の巣攻撃に
# されるんだろうか、、、うん、この部分も DJWN へは引用禁止だな ;)
「パッケージ数が増え過ぎてスクロールがダルイ」って文句が出てる、とか
いうのは単に「パッケージ管理ツール」(の User Interface) がイモだって
ことであって、「パッケージ数を減らすべき」という主張に結びつけるのは
本末転倒だよねぇ。
もし「パッケージ数は少ないほうがいい」っていうんなら X 関連のパッケージの
"Great Re-Organization" なんて全面否定するべきだと思う。
「XFree86」というパッケージが一個あれば十分でしょ、X 不要な人から見れば。
そうじゃなくって、「使う人が便利なように」って細分化してるんなら、
当然他のソフトウェアについても分けていくべきってことになるだろうし、
そうすれば確実にパッケージ数は増えていくよね。ソフトウェアの数は同じでも。
そういう「矛盾」に気がつかずに「パッケージ数増え過ぎ」とか主張してる人が
それなりの「古参」だと自称してる人達の中にいるのは、Debian の大きな問題
なんじゃないかと思ったりする今日この頃。
# すみません。最近疲れてるんで、愚痴になっちゃいました。_o_
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# 11/13 に何かが起きる? > "http://www.szlug.factory.to"
# (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
<xlj06203@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)