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[debian-devel:15519] Re: Test package of xdvik-ja 22.40t-j1.12 is available



>> On Wed, 29 Jan 2003 11:59:59 +0900
>> mhatta@xxxxxxxxxxx (Masayuki Hatta) said as follows:

八> この種のことが問題になるのは、結局「xdvi で読めるが xdvi-ja で読め
八> ない dvi がある」というケースだけだと思いますが(画面表示も現状英語
八> のままなわけだし)、そういうことはあるんでしょうか。寡聞にして知ら
八> ないのですが。

香> またそのときの xdvi と xdvik-ja のバージョンによっては,無い,とは
香> 言い切れない気はします。

一時期,xdvi の日本語化パッチの更新が滞っていましたが,この間に本家 
xdvi では src-special の対応が行われていました.ですから,この間は 
src-special が使われている dvi は,本家 xdvi では読めるが xdvi-ja では
読めないという状況が続いていたはずです.

;; src-special を使ってなかったので,困りはしませんでしたが.

土> ああ,以前のパッケージでは 20 になっているんですね.xdvik-ja をわ
土> ざわざ入れる,ってことはそれでいいんじゃないかとちょっと思ったので
土> すが,xdvik-ja はインストールしたいけど,普通の xdvi も使いたいと
土> いうユーザーがいるかもしれないので,以前のパッケージと同様に 
土> xdvi-ja というスクリプトを別途用意するように修正しました.

香> これが良い気がします。これは xdvi.bin の alternatives が設定できて,
香> しかも必要なら xdvi-ja で xdvik-ja の方をいつでも呼べる,というパッ
香> ケージなんでしょうか?

八> alternatives ははずされてしまっていたようです。なので、入れただけ
八> だと /usr/bin/xdvi ではノーマルな(日本語の通らない) xdvi が起動さ
八> れました。

いえ,xdvi.real の alternatives は 20 にしてありました.ですから,
update-alternatives で変更すれば /usr/bin/xdvi から xdvi-ja.real が呼
び出されるようになります.設定がない状態では,xdvi.bin -> xdvi.real が
単純に呼び出されますので,八田さんのおっしゃる通りに日本語化されていな
い xdvi が起動されます.ただし,この状態でも /usr/bin/xdvi-ja からは常
に xdvi-ja.real が呼び出されるようにしてありました.

;; CVS から旧版パッケージを発掘してきて,いつものところに置いておきま
;; したので,よろしければご査証下さい.

現パッケージ(0.3)では,デフォルトは

    LANG=ja* の場合
        xdvi-ja.real を使う
    それ以外
        xdvi.bin を使う (= alternatives で指定されたバイナリを使う)

となっていて,更にオプションで

    -ja が指定された場合 (LANG に関わりなく)
        xdvi-ja.real を使う
    +ja が指定された場合 (LANG に関わりなく)
        xdvi.real を使う

と指定できます.

;; -ja/+ja がちょっと変な気もしますが,xdvi の他のオプションの意味と合
;; わせた結果,こうなっています.

土> ただし,この変更は alternatives の設定との相性が良くないので,
土> debian のことが良く分かっている人にはお節介な変更かも知れません.

八> 「相性が悪い」とはどのあたりでしょうか?

というわけで,LANG=ja* の環境では alternatives の設定が反映されなくな
る,という点を指して「相性が悪い」と言っていました.

現パッケージ(0.3)で気になっているのは,この alternatives の問題と,
/usr/bin/xdvi を divert してしまっていることで,このために xdvik-ja の
パッケージの保守性は明らかに低下しています.これを考えると,

八> LANG で切り替えるというアプローチ自体には特に異論ありませんが、上
八> 記のような理由から「そこまでする必要があるのかなあ」というのが率直
八> な感想です。

私もそう思うんですよねえ….うーん,どこら辺が適当な落しどころでしょう
か.

-- 
土屋 雅稔 ( TSUCHIYA Masatoshi )