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Re: Po4a ドキュメントの訳
鍋太郎です。
On Wed, 19 Mar 2008 00:02:56 +0900
Kobayashi Noritada <nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
> From: Kobayashi Noritada
> Subject: Re: Po4a ドキュメントの訳
> Date: Tue, 18 Mar 2008 16:12:01 +0900
>
> 今日は msguntypot(1) と po4a-gettextize(1) を見ました。前者は原文との
> 対比を含めてかなり真面目に見ましたが、後者は横着して主に日本語をチェッ
> クしながら、気になったところだけ対比しています。
ありがとうございます。
指摘された内容は修正してリポジトリにコミットしました。
> msguntypot(1)
> =============
> まず、manpage のセクション名ですが、JM の一般的な日本語 manpage と若干
> 異なるようです。あくまで単なる提案ですが、代表的なセクション名について
> は JM に一覧があるので、調整を検討いただけたらと思います。
JMにあわせました。
> * typo については、ここだけ「タイプミス」となっており、他の部分では
> typo となっているようです。どちらでもかまわないのですが、統一がとれる
> とよいと思います。
どちらかといえばタイプミスとしてある方が多かったです。
msguntypot
> * あまり大したことではありませんが、surely の訳語が落ちているようです。
>
> > At this point, the typo fix fuzzied all the translations, and this
> > unfortunate change is the only one between the po files of your main
> > directory and the one from the fridge. Here is how to solve this.
>
> > この時点で、タイプミスを修正することですべての翻訳が fuzzy となりまずが
> > 、メインディレクトリの po ファイルと、fridge に置いた po ファイルとの不
> > 幸な変更は、一つだけのはずです。これを以下の手順で解決します。
>
> * typo: 「まずが」→「ますが」
>
>
>
> po4a-gettextize(1)
> ==================
>
> > The po4a (po for anything) project goal is to ease translations (and
> > more interestingly, the maintenance of translations) using gettext
> > tools on areas where they were not expected like documentation.
>
> > po4a (po for anything) プロジェクトは、ドキュメントのような想定していな
> > い領域で gettext ツールを利用して、簡単に翻訳を行うこと (またより興味深
> > いのは、翻訳の保守を行うこと) を目標にしています。
>
> * ease は「簡単に〜すること」というより「簡単に〜できるようにすること」、
> あるいは「〜しやすくすること」でしょうか (そんなに大きな違いではない
> かもしれませんが)。ついでに、丸括弧の中にも ease の訳語を入れて、「翻
> 訳を行いやすくすること (そしてさらに興味深いのは、翻訳の保守を行いや
> すくすること)」とするのは如何でしょうか?
>
> > The "po4a-gettextize" script is in charge of converting documentation
> > files to po files. If you start a new translation, "po4a-gettextize"
> > will extract the translatable strings from the documentation file and
> > write a pot file from it.
>
> > "po4a-gettextize" スクリプトはドキュメントファイルを po ファイルに変換
> > する事を担当します。翻訳を新しく始める際には、"po4a-gettextize" 翻訳可
> > 能な文字列をドキュメントファイルから抽出し、pot ファイルを書き出します
> > 。
>
> * typo fix: 「"po4a-gettextize" *は* 翻訳可能な文字列を」
>
> > If you already have a translated file, "po4a-gettextize" will try to
> > extract the translations it contains and put them in place in the writ‐
> > ten po file. Be warned that very few intelligence is used in this pro‐
> > cess: the Nth string of the translated file is supposed to be the
> > translation of the Nth string in the original. If it’s not the case,
> > you’re dead. That’s why it is very important that both files share
> > exactly the same structure.
>
> > 既に翻訳したファイルがある場合、"po4a-gettextize" はそこに含まれている
> > 翻訳の抽出し、po ファイルの書き出しを試みます。この処理をなにも考えずに
> > 行ってはいけません。翻訳済ファイルの N 番目の文字列はオリジナルの N 番
> > 目の文字列と対応することを想定しています。そうでなければご愁傷様。この
> > ため、両方のファイルが同じ構造を共有することが非常に重要なのです。
>
> * 1 文目の「翻訳の抽出し」が変ですね。「翻訳を抽出し」かと思いましたが、
> それだと「po ファイルの書き出しを試みます」に続かない気がします。「翻
> 訳を抽出し、po ファイルに書き出すことを試みます」か、あるいは「翻訳の
> 抽出と po ファイルへの書き出しを試みます」のどちらかでしょうか。
>
> > However, "po4a-gettextize" will diagnose your death by detecting any
> > desynchronisation between files, and reporting where they occur. In
> > that case, you should edit manually the files to solve the reported
> > disparity. Even if no error were reported, you should check carefully
> > that the generated po file is correct (ie, that each msgstr is the
> > translation of the associated msgid, and not the one before or after).
>
> > しかし、"po4a-gettextize" は、ファイル間の不整合を検出し、何が起きたの
> > か報告することで、あなたの死を診断します。この場合、報告された不一致を
> > 解決するため、ファイルを手で編集することになります。エラーを報告しなく
> > ても、生成した po ファイルが正しいかどうか (言い換えると、各 msgstr は
> > msgid に関連しており、前後にずれていないか)、注意深くチェックするべきで
> > す。
>
> * 色々と訳しにくい表現が多いようですね。「あなたの死を診断します」はさ
> すがにそのまま訳すとアレなので、「翻訳の抽出時に起きた問題を診断しま
> す」くらいですかねぇ……。
>
> * 「各 msgstr が msgid に対応しており」とするほうがよい気がします。
>
> > Even if the script manages to do its job without any apparent problem,
> > it still marks all extracted translations as fuzzy, to make sure that
> > the translator will have a look at them, and detect any remaining prob‐
> > lem.
>
> > スクリプトが問題なく完了しても、抽出したすべての訳文に fuzzy マークをつ
> > け、翻訳者が眼で確認し、残った問題を確実に検出できるようにします。
>
> * スクリプトが完了する、というのが何となく違和感があるのですが、「スク
> リプトは、問題なく抽出できた場合でも〜」あるいは「スクリプトは、抽出
> に成功した場合でも〜」とするのは如何でしょう?
>
> > If the master document has non-ascii characters, the new generated po
> > file will be in utf-8, in order to allow non-standard characters in a
> > culture independent way. Else (if the master document is completely in
> > ascii), the generated po will use the encoding of the translated input
> > document.
>
> > マスタードキュメントが、非 ascii 文字の場合、文化に依存せず非標準文字を
> > 許容できるように、生成した po ファイルは utf-8 となります。そうでない場
> > 合 (マスタードキュメントが完全に ascii の場合)、生成した po ファイルは
> > 、翻訳してある入力ドキュメントのエンコーディングを使用します。
>
> * 通じる気はしますが、一応厳密な表現だと「マスタードキュメントに非
> ascii 文字が含まれている場合」でしょうか?
>
> * 「翻訳してある入力ドキュメント」は「入力された翻訳ドキュメント」のほ
> うがよいかしら。
>
> > -m, --master
> > File containing the master document to translate. You can use this
> > option multiple times if you want to gettextize multiple documents.
>
> > -m, --master
> > 翻訳するマスタドキュメントのファイルです。複数のドキュメントを get‐
> > text 化する場合は、このオプションを複数回使用してください。
>
> * 上では「マスター」となっていました。全体を見渡せていないのでどちらを
> メインに使っているか分かりませんが、「マスタ」と「マスター」の統一が
> とれるとよいと思います。
>
> > -p, --po
> > File where the message catalog should be written. If not given, the
> > message catalog will be written to the standard output.
>
> > -p, --po
> > メッセージカタログが書かれているはずのファイルです。与えられない場
> > 合、メッセージカタログを標準出力に書き出します。
>
> * po は出力ですので、「書かれているはずの」は「書き出される」ですね。
>
> > --help-format
> > List the documentation format understood by po4a.
>
> > --help-format
> > po4a が理解できるドキュメントフォーマットの一覧です。
>
> * オプションなので、「〜の一覧を表示します」のほうがいいですかね。
>
> --
> |: Noritada KOBAYASHI
> |: Dept. of General Systems Studies,
> |: Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
> |: E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
> |: nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
> |: Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06 4380 19BB ADA0 695C 9F53
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倉澤 望(鍋太郎)
KURASAWA Nozomu (nabetaro) <nabetaro @ caldron.jp>
GnuPG FingerPrint:
C4E5 7063 FD75 02EB E71D 559B ECF6 B9D2 8147 ADFB
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