[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

Re: maint-guide(chap.7)



佐々木です. 
査読ありがとうございます.

# ところで emacs の gettext.el で改行をうまく扱うにはどうしたら良いですか
# ね. \n が入ってしまうんですが...

At Tue, 14 Dec 2010 20:36:42 +0900,
Hideki Yamane <henrich@debian.or.jp> wrote:
> >#. type: <heading></heading>
> >#: maint-guide.en.sgml:2918
> >msgid "Checking the package for errors"
> >msgstr "作成したパッケージの間違いの検証"
> 
> msgstr "パッケージのエラーを確認する"

これだと "the" を訳していないことになるので「作成した」を補いました.
# 意訳が過ぎる, との御批判であれば, まあそうかなぁ, と思いますが. 
errors は「エラー」で良いでしょうかね?

  作成したパッケージのエラーを確認する

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:2921
> >msgid ""
> >"There are few chores you should know to check the package for errors by "
> >"yourself before uploading packages to public archives."
> >msgstr "ここでは、公式アーカイブにパッケージをアップロードする前に、作成したパッケージの間違いをあなた自身の手によって確認する方法を幾つか述べます。"

ご指摘の通り should know が訳出できてませんでした. 章の冒頭の文章(この章の要約)ですので

  ここでは、公式アーカイブにパッケージをアップロードする前に、作成したパッ
  ケージのエラーをあなた自分で確認するために知っておかなければならない方法
  について、幾つか述べます。

はどうでしょう? There are の示す「存在」は章全体, という気持ちです.

> "公式アーカイブにパッケージをアップロードする前に、自分でパッケージのエラーを"
> "確認するために知っておかねばならない作業が何点かあります。"

これだと飛ばし読みできませんが, 良いですかね?

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:2924
> >msgid ""
> >"Testing on machine other than your own is also good idea. You must watch "
> >"closely for any warnings or errors for all the test described here."
> >msgstr "あなたの所有する計算機以外でのテストもまた良いアイデアです。以下に述べる全てのテストとその警告とエラーについてしっかりと確認しておきましょう。"
> 
>  計算機は硬すぎる訳かな、と。
>
> "自分のマシン以外でテストするのも良い考えです。以下に述べるすべてのテストで、"
> "どんな警告とエラーでもよく見ておく必要があります。"

他の章でも「マシン」ならそれに合わせます. やまねさんの訳だと also が無いですね. any はご指摘の通り抜けてます.

  あなたのマシン以外でのテストもまた良いアイデアです。以下に述べるすべて
  のテストにおける、どんな警告とエラーについてでもしっかりと確認しておか
  なければなりません。

> >#. type: <heading></heading>
> >#: maint-guide.en.sgml:2926
> >msgid "Verifying package for install"
> >msgstr "パッケージのインストールの検証"
> 
> "パッケージインストールの検証"

自分で査読投げておいてアレですが, そのまま訳すと「インストールのためのパッケージの検証(確認)」ですね. 
"パッケージ(の)インストールの検証" だと, ちょっと意味が変わるような気がします. というわけで以下は如何でしょう?

  インストールのためのパッケージの検証

> >#. type: <p><example>
> >#: maint-guide.en.sgml:2931
> >msgid ""
> >"You must test your package if it installs without problem. The <manref "
> >"section=\"1\" name=\"debi\"> command helps you to test to install all the "
> >"generated binary packages."
> >msgstr "あなたのパッケージが問題なくインストールできるかどうかをテストしなければなりません。<manref section=\"1\"
> name=\"debi\"> コマンドはあなたが作成した全てのバイナリパッケージをインストールするテストの助けになるでしょう。"
> 
>  …コマンドは生成されたすべてのバイナリパッケージのインストールテスト
>  に役立つでしょう。

これも自分で訳しておきながら may とか無いので「でしょう」は不要ですね.

  あなたのパッケージが問題なくインストールできるかどうかをテストしなけれ
  ばなりません。<manref section=\"1\"name=\"debi\"> コマンドは生成された
  すべてのバイナリパッケージのインストールテストに役立ちます。

ちなみに help って普通どう訳しますか? 

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:2944
> >msgid ""
> >"You have to make sure that there are no overlapped files with other existing "
> >"packages using the <file>Contents-<var>i386</var></file> file downloaded "
> >"from the Debian archive to prevent installation problem on different "
> >"systems. The <prgn>apt-file</prgn> command may be handy for this task. If "
> >"there are overlapped files, please take actions to avoid the real problem "
> >"using the alternatives mechanism (see <manref section=\"1\" name=\"update-"
> >"alternatives\">) by coordinating with other affected packages or by setting "
> >"the \"<tt>Conflicts</tt>\" entry in the <file>debian/control</file> file."
> >msgstr "異なるシステムにおいてもインストール時に問題が生ずるのを防ぐために、Debian アーカイブよりダウンロードした
> <file>Contents-<var>i386</var><file> ファイルを用いて、他の既存のパッケージと重複するファイルがないことを確認しておかな
> ければなりません。<prgn>apt-file</prgn> コマンドはこの作業において恐らく役に立つでしょう。重複するファイルが存在するなら
> ば、実際に問題になることを回避するために alternatives 機構(<manref section=\"1\" name=\"update-alternatives\"> 参照)を用
> いて他の影響のあるパッケージと調整するか、<file>debian/control</file>に <tt>Conflicts</tt> エントリを追加して下さい。"
> 
> "別のシステム上でインストールの問題が起きるのを防ぐため、…"

頂きます.

  別のシステムでインストール時に問題が起きるのを防ぐために、Debian アーカ
  イブよりダウンロードした <file>Contents-<var>i386</var><file> ファイル
  を用いて、他の既存のパッケージと重複するファイルがないことを確認してお
  かなければなりません。<prgn>apt-file</prgn> コマンドはこの作業において
  恐らく役に立つでしょう。重複するファイルが存在するならば、実際に問題に
  なることを回避するために alternatives 機構(<manref section=\"1\"
  name=\"update-alternatives\"> 参照)を用いて他の影響のあるパッケージと調
  整するか、<file>debian/control</file>に <tt>Conflicts</tt> エントリを追
  加して下さい。

>  あと alternatives の仕組み と柔らかく。

これは他の訳に揃えたいですが, 他も「mechanism -> の仕組み」なんでしょうか?

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:2952
> >msgid ""
> >"All <em>maintainer scripts</em>, i.e., <file>preinst</file>, <file>prerm</"
> >"file>, <file>postinst</file>, and <file>postrm</file> files, are non-trivial "
> >"unless they are auto-generated by the <package>debhelper</package> programs. "
> >"So do not use them if you are a novice maintainer (see <ref id=\"maintscripts"
> >"\">)."
> >msgstr "全ての<em>メンテナスクリプト</em>, すなわち <file>preinst</file>, <file>prerm<file>, <file>postinst</file> そし
> て <file>postrm<file> ファイルは、それが <package>debhelper</package>プログラムで自動生成されたのでない場合は、非常に重
> 要です。あなたが新米メンテナならばこれらは使わないで下さい(<ref id=\"maintscripts\"> を参照して下さい)。"
> 
>  , を 、 に置き換えた方がよいかと。他のところでも見られます。

すみません. 置換ミスです. ご指摘ありがとうございます.

>  …そして <file>postrm<file> ファイルが <package>debhelper</package> プログラムで自動生成されたのではない場合には、

これは 「すなわち...ファイルは、非常に重要です」という文だと思いますので,
このままで行きたいのですが駄目でしょうか? 「それが -> これらが」に変更し
ました.

  全ての<em>メンテナスクリプト</em>、すなわち <file>preinst</file>、
  <file>prerm<file>、<file>postinst</file> そして <file>postrm<file> ファ
  イルは、これらが <package>debhelper</package>プログラムで自動生成された
  のでない場合は、非常に重要です。あなたが新米メンテナならばこれらは使わ
  ないで下さい(<ref id=\"maintscripts\"> を参照して下さい)。

> >#. type: <p><example>
> >#: maint-guide.en.sgml:2958
> >msgid ""
> >"If the package makes use of these non-trivial <em>maintainer scripts</em>, "
> >"be sure to test not only for install but also for remove, purge, and "
> >"upgrade. Many <em>maintainer script</em> bugs show up when packages are "
> >"removed or purged. Use the <prgn>dpkg</prgn> command as follows to test them."
> >msgstr "パッケージがこれらの重要な<em>メンテナスクリプト</em>を使用するならば、インストールだけではなく、削除、完全削
> 除、そしてアップグレードについてもテストしておかなければなりません。多くの<em>メンテナスクリプト</em>のバグは削除もしく
> は完全削除の場合に発生します。これらのテストのためには、以下の様に <prgn>dpkg</prgn> コマンドを実行します。"
> 
> "パッケージがこれらの重要な<em>メンテナスクリプト</em>を使用する場合には、…"

  パッケージでこれらの重要な<em>メンテナスクリプト</em>を使用する場合には、
  インストールだけではなく、削除、完全削除、そしてアップグレードについても
  テストしておかなければなりません。多くの<em>メンテナスクリプト</em>のバグ
  は削除もしくは完全削除の場合に発生します。これらのテストのためには、以下
  の様に <prgn>dpkg</prgn> コマンドを実行します。"

> "多くの<em>メンテナスクリプト</em>のバグは、削除もしくは完全削除 (purge) の…"

用語集では purge -> 完全削除, となってました. () 付きで補完した方が良いで
しょうか?

> >#. type: <p><list>
> >#: maint-guide.en.sgml:2965
> >msgid "This should be done with sequences such as the following."
> >msgstr "以下に示す様に、順番に実行すべきでしょう。"
> 
> msgstr "以下のような順番で実行すべきでしょう。"

そのまま頂きます.

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:2967
> >msgid "install the previous version (if needed)."
> >msgstr "(必要ならば)旧バージョンをインストールします。"
> 
> msgstr "(必要であれば) 旧バージョンをインストールする。"
> 
>  する、と断言的にいう方が良いかと。以下同様。

ここだけ文体変わりませんか?  個人的には嫌なんですが, そうした方が良い意図
はなんでしょうか?

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:2970 maint-guide.en.sgml:2974
> >msgid "purge it."
> >msgstr "完全削除します。"
> 
> msgstr "完全に削除する。"

これも用語集より. ()付きで補完するなら

  "完全削除(purge)します。"

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:3007
> >msgid "<tt>E:</tt> for error; a sure policy violation or a packaging error."
> >msgstr "<tt>E:</tt> はエラーです。パッケージ作成時の間違いかポリシー違反です。"
> 
> msgstr "<tt>E:</tt> はエラーです。ポリシー違反、あるいはパッケージ作成の間違いです。"
> 
>  なぜかpolicy violation or a packaging errorが以下も逆になっています。

なおしておきます.

> >#. type: <p></p>
> >#: maint-guide.en.sgml:3022
> >msgid ""
> >"Note that you can build the package with <prgn>dpkg-buildpackage</prgn> and "
> >"run <prgn>lintian</prgn> on it in one command with <manref section=\"1\" "
> >"name=\"debuild\"> or with <manref section=\"1\" name=\"pdebuild\">."
> >msgstr "<prgn>dpkg-buildpackage</prgn> によるパッケージの生成と <prgn>lintian</prgn> の実行は、<manref section=\"1\"
> name=\"debuild\"> コマンド、もしくは <manref section=\"1\" name=\"pdebuild\"> コマンドを用いて一度に実行することができま
> す。"
> 
>  Note that の部分が抜けているかと。

ご指摘ありがとうございます. しかし, そのまま訳するとずいぶん固くなってし
まいますね。柔らかい訳ってどうするもんでしょうか?

  <prgn>dpkg-buildpackage</prgn> によるパッケージの生成と
  <prgn>lintian</prgn> の実行は、<manref section=\"1\" name=\"debuild\">
  コマンド、もしくは <manref section=\"1\" name=\"pdebuild\"> コマンドを
  用いて一度に実行できること指摘しておきます。

# なんか意味が違うような...

> >#. type: <p><example>
> >#: maint-guide.en.sgml:3059
> >msgid ""
> >"You can compare two <file>diff.gz</file> files with the <manref section="
> >"\"1\" name=\"interdiff\"> command. This is useful for verifying that no "
> >"inadvertent changes were made to the source by the maintainer when updating "
> >"packages in the old <tt>1.0</tt> source format."
> >msgstr "<manref section=\"1\" name=\"interdiff\"> コマンドを用いると、二つの <file>.diff.gz</file> ファイルを比較するこ
> とができます。旧来の <tt> 1.0</tt> ソースフォーマットを用いている場合には、パッケージのアップデート時にソースに意図しな
> い変更がないことを確認するのに便利です。"
> 
>  旧来の <tt>1.0</tt> ソース形式でパッケージを更新している場合には

頂きます。

以上です。
---
Youhei SASAKI <uwabami@xxxxxxxxxxxxxx>
              <uwabami@xxxxxxxxxxxxxxxxxx>
Department of Mathematics, Kyoto University
GPG fingerprint:
  4096/RSA: 66A4 EA70 4FE2 4055 8D6A C2E6 9394 F354 891D 7E07