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[debian-users:03584] Re: It may be a bug.
中原です。
> 皆さんおはようございます、とみもとです。
>
> > e2fsprogsがなくなったためfsckがないので正常に
> > 立ち上がらなくなったのです。
>
> 実は僕もこの状態におちいったため泣きながらboをインストールし直しました。
他の人も言ってますが、インストールし直す必用はないと思います。
emergency mode で reboot すれば、fsck はしないと思います。そこで、
CDROM か、フロッピーから e2fsprogs を dpkg でインストールすれば何とか
なる可能性が大です。(emergency mode で reboot するには、lilo のプロ
ンプトで"linux emergency")
> > 実はインストールに際してちょっとタコッた
> > のが原因だというのはわかっているのですが
> > そもそもrequiredなe2fsprogsが消えてしまうのは
> > 問題ではないでしょうか?
> > #さらになぜ消えたのかもわかりませんが…
>
> 僕の場合はhammの環境が一度整ってから、ftpでアップデートした時に起こりまし
> た。夜中(明け方?)だったんでメッセージをよく確認せずにバンバンとENTERを
> たたいて作業を終了しリブートすると...(涙)
hamm はリリース前の "unstable" なシステムです。リリースする直前には、
集中的にインストールの時の不備や、アップグレードがうまくいくか、テスト
が行なわれますが、現在はまだその状態ではないと思います。
a) dependency 情報に矛盾があるかもしれない。
b) dependency 情報に矛盾がなくても、dselect 一回のインストールだけでは
矛盾を解消できない。
c) dselect のバグ(?) で、select はすんなり通っても、install 中に矛盾が
露見することが *たまに* ある。
など注意しないといけません。
dselect を使うときは、
* dependency の問題がでてきたら注意しておく、
* 自分で把握している問題以外 (dpkg -i --force-depends で入れたパッケージ
など) のエラーが出なくなるまで、
Update、Select、Install
を繰りかえす。
* dselect では、どうしても思うようにない時は、dpkg -i でインストールし
て、その後 dselect で依存関係をチェック。
* Remove されたパッケージ(特に、インストール中に自動的にパージされるパッ
ケージ)には注意しておく。
といった点に注意しましょう。コンフィギュレーション中の Yes、No の間違
いでは修正不能の状態には陥いることはまれでしょう。
今回 e2fsprogs が問題になったのは、libc6 版の e2fsckに致命的なエラーが
あった。その為、e2fsprogsg と その libc5 版のe2fsprogs を同時に hamm
に置いた。という為でしょう。bo や古い hamm の dump が e2fsprogs に依
存していたのも問題を複雑にしました。
e2fsprogs が comerr2 に依存し、
e2fsprogsg が comerr2g、e2fslibsg に依存し
e2fsprogs+comerr2 陣営と e2fsprogs+comerr2g 陣営が互いに conflict、
replace しあって、依存関係をいいかげんにして dselect で install すると
purge しあって、e2fsprogs がなくなることが起りました。
なお、他にも混乱があり、libc6 版 e2fsck も問題なくなり、e2fsprogsg が
e2fsprogs になりました。現在は
Package: e2fsprogs
Depends: comerr2g, e2fslibsg, libc6
Conflicts: e2fsprogsg
Replaces: e2fsprogsg
Provides: e2fsprogsg
のようになっています。
> サーバに使っている機械なのでもう一度実験できないのでこちらでの再現性のチェッ
> クは行いませんでした。
一時期の hamm をインストールしようとすると、かなり再現性があったのでは
ないでしょうか。リリース版では、こんな亊はなくなるはずです。
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中原 早生
広島大学総合科学部
nakahara@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx