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[debian-users:16044] Re: netscape で画面がとまる



むつみです。

 Tatsuhiko Sakai<tatsu@xxxxxxxxxxxx> さんは
   Subject: [debian-users:16021] Re: netscape で画面がとまる 
   Message-ID: <19990612052352N.tatsu@xxxxxxxxxxxx>
 において言いました

>> 坂井です。

>> 1. 他のマシンによるフォントサーバ
>>         環境がスタンドアローンなので無理です。

 自マシンのフォントサーバでも問題ありません。

 要するに X サーバがシングルスレッドで動いているので、フォントのラスタ
ライジング処理を行っている間、別処理ができなくなり X 全体が止っている
ように見えるのですから、フォントのラスタライジングを別のプロセス = フォ
ントサーバのプロセスにまかせてしまうことによって、X サーバの処理がストッ
プしてしまうことが避けられます。

>> 2. Netscapeのフォント指定で、早く生成されそうなフォントを指定
>>         プロポーショナル、等幅フォントともGothic(Xtt4netscape)
>>         スケーリングなし
>>         大きさ0
>>         を試してみましたが、
>>         別段表示までの時間が縮まったようには感じませんでした。

 それは、全然「早く生成されそうなフォントではない」からです。
例えば、ビットマップフォントでリサイズ無しとかにすれば、早くなるでしょう。
(そのかわり、表示はきれいではないのは言うまでもありませんが)

>> >  -deferglyphs all オプションは試しました?
>> 
>> 試してみましたが、Xの起動が極端に遅くなりました。

 ??? うーむ。それは、ないはずなんだけど。

#ちなみに、potato-jp の X-TT はディフォルトで deferglyphs all になる
#ように手を入れてあります。

>> netscapeでの症状はむしろ酷くなったようです。
>> 全体的に重くなった感じ。

 最初は全体的に重くなった感じがするかもしれません。

>> x-ttに関する詳しい知識を持ち合わせていないので

 X-TT とは直接は関係ありません。X のフォントの扱いの関する問題です。

>> 自信はありませんが、
>> startx -deferglyphs all
>> とかするのは、xフォントサーバ利用時に有効となるものですよね?

 ちがいます。フォントのラスタライジングの方法(タイミング)とそのキャッ
シングを指定するものです。xfs とは当然関係ありますが、xfs だけが関係す
るものではありません。X サーバ自身の挙動とも関係あります。

>> X-TTを使う場合、
>> 1. TrueTypeフォントのラスタライズによる画面停止は仕方のないこと。

 ちがいます。これは X-TT の問題ではありません。XFree86 の libfont の実
装がイマイチ、かつ Netscape のフォント呼び出しの方法がマズイことからお
こっているものです。

 工夫することでアドホックにいくらか解決することが可能ですが、根本的な
解決は、XFree86 のマルチスレッド化(最低限 libfont のマルチスレッド化)
と Netscape のフォント呼び出しの改良を必要とするというのが、私の認識で
す。

>> 2. できるだけ軽いフォントを使うべし。

 その軽いフォントと言ってるのが、なにを指してるのかわかりませんが、フォ
ントのラスタライジングに時間がかからないようなもの利用する(TrueType フォ
ントの利用はあきらめる、フォントのリサイジングも行わない、さらに、日本
語を使わないとか)すれば、今回の問題は出ませんね。
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