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[debian-users:26810] Re: XFree86-4.0.2 での日本語処理 (Re: Helix GNOME での日本語処理について)
む。
>>>>> In [debian-users : No.26809]
>>>>> kenn@xxxxxxxxxxxxx wrote:
>> 長沢です。
Terada> もxfs-xttを
Terada> 使ってもFontPath="unix/:7100"
Terada> にすればいんですよね?
>> http://home.jp.FreeBSD.ORG/cgi-bin/showmail/FreeBSD-users-jp/56160
>> によると、XFree86 4.x で xfs+xtt が動かないのは「仕様」ということのよ
>> うですけど。
えーと、いろいろ勝手に想像だけでいろんな人がいろんなこと言うので
混乱してますが、問題を切り分けてから考えてください。
1) X-TT の問題
2) Debian のパッケージとしても問題
いま、このスレッドで問題になっているのは 2) の方です。
上記の URL で話をしているのは 1) の方です。
1) の問題つまり XFree86 4.0.x ベースの xfs において (xfsft の機能では
なく) X-TT の機能を組み込む場合に関しては、
>> http://home.jp.FreeBSD.ORG/cgi-bin/showmail/FreeBSD-users-jp/56160
この URL で説明されているとおりです。で、Debian の xfs-xtt パッケージ
に関して言えば、
>> # debian で独自にいじっているかどうかまでは知りません。
1) の方の問題に関しては対処してあります。
従って使えます。
>> http://home.jp.FreeBSD.ORG/cgi-bin/showmail/FreeBSD-users-jp/56160
ここでいうところの
>> b. xfsへ Encoding Moduleを Static Linkする
これをしてあります。
で、いま問題になっているのは 2) の方です。すでに何回か説明した記憶が
あるのですが。
#って debian-devel@debian.or.jp の方でだったかな。いずれにしろ
#ML のアーカイブ検索すれば出てきます。
これは、 以下の 3 つの条件を同時に満たした場合にのみ発生します。
1) XFree86 4.0.x の X server パッケージ(xserver-xfree86)が
インストールされている
2) xfs-xtt の古いパッケージ(3.3.6 ベースの物。つまり
xfs-xtt_1.3.0.xf402-0.1より古い物)がインストールされている。
3) XF86Config-4 において xtt module をロードするように指定している。
xserver-xfree86 と xfs-xtt (の古い物)の双方に code conv module が
含まれています。また conde conv module はおなじディレクトリ
(/usr/X11R6/lib/modules/codeconv)にインストールされます。さらに
ファイル名が違う( .a と .so )ため、上書きされません。そして、
このそれぞれのパッケージが提供する code conv module には互換性がありま
せん。
この状況で xfs-xtt は /usr/X11R6/lib/modules/codeconv にある .so のファ
イルのみを動的にロードするため問題なく動作しますが(.a なファイルがあっ
ても関知しない)、xserver は .a も .so なモジュールもロードしようとして
しまう(つまり 本来 xserver-xfree86 がロードすることができない xfs-xtt
が提供している code conv module もロードしようとしてしまう)ために、動
作がおかしくなります。
この動作は xserver-xfree86 の仕様です、バグではありません。
xfs-xtt 側で対処すべき問題です。
で、この問題は 上記の 1) の問題に ともなって、xfs-xtt_1.3.0.xf402-0.1
以降では code conv module を static link するようにしてしまったため、
非互換な code conv module が混在することはなくなり、解決されています。
以上ですが、質問はありますか?
--
いしかわ むつみ
<ishikawa@xxxxxxxxxxx>, <ishikawa@debian.org>, <ishikawa@xxxxxxxxxx>