[debian-users:47994] Re: raid5 システムにおける boot パーティション

[kinneko <kinneko@xxxxxxxxx>]

きんねこ＠金沢です。

07/02/03 に Kaihei^Rastaman^Koyama<koyama@xxxxxxxxx> さんは書きました:
> 小山＠倉敷です。

> Soft RAID は、分散した物理ディスクを論理ディスクとしてまとめる...
> ぐらいのものと思っている頑固者です。

　　そのくらいでちょうどいいのかも。

　　数を扱うとわかるのですが、IDEドライブで生のmdでRAIDを組むと、デグレードか
　らのリカバリ時に高確率で残存ドライブのリードエラーに突き当たり、そのまま完全
　崩壊してしまうことがあります。こうなると、ミラー以外は、リペアがかなりつらいです。
　　そして、IDEドライブだと、１年以内でデグレードする頻度もかなり高いです。

　　mdを使うNAS製品では、このために、動作中に定期的なチェックとリペアを行って
　います。こういう機能がないと、ハードウエアRAIDのように安心して使えませんね。

　　自分で使うIDEドライブで、大切なものを保管する場合は、mdにしなくても、必ずフ
　ルライトと１日程度の負荷エイジングをやっています。それでも壊れる時は壊れます
　けど...

　　RAIDは、ハード故障でデータを失うリスクを低減はしてくれますが、システムとして
　みた場合の故障そのものの頻度や確率は高くなります。まして、IDEドライブの信頼
　度からすると、RAIDのメリットも気休めにすぎないと思えるほどです。RAIDにしても、
　定期的なバックアップは確実にやることをおすすめします。