[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

Re: News/weekly/2003/09/index.wml



久保田です。

すみません、じつはもっと手を加えています。それに言及するのを忘れてました。


 - Woody 用の GNOME 2.2 のところで、「再コンパイルし、バックポート
   した」を単に「バックポートした」としました。バックポートという
   言葉の解説を入れるかどうかは迷いましたが、「再コンパイルし、
   バックポート」だと再コンパイルしてからバックポートしたように
   読めてしまう可能性があります。

 - RISC アーキテクチャサポートのところは、解釈からしてがらっと
   変わっています。いまいさんの訳では、HP, SGI, Sun, IBM は
   独自 OS をサポートすると同時に、独自アーキテクチャもサポート
   している、という意味になっていましたが、ここは、独自 OS を
   搭載した独自アーキテクチャのマシンをサポートしている、という
   意味だと思います。「with」の解釈の違いですが。ですので、その
   あとも、この4社が GNU/Linux や x86 をサポートしている、という
   のではなく、この4社が GNU/Linux を載せた x86 をサポートしている、
   という意味になります。(だからこそ、GNU/Linux を載せた各社独自
   アーキテクチャについてもサポートなり言及なりしてほしいね、
   ということになるのだと思います)。

 - 「同期がずれる」の後半ですが、Colin Watson さんの意見は皮肉だと
   思います。つまり、unstable と testing が大きくずれるのを防ぐために
   testing 入りの条件を緩和するくらいなら、バグを修正することを考えろ、
   というわけです。ですので、「juggling infrastructure details」は
   「インフラの詳細を整備する」ではなく「インフラのこまごまとした
   ところをいじくる」としました。juggle は、曲芸 (お手玉などの
   大道芸のことを juggling といいます)、ごまかし、詐欺、などの
   意味があります。いまの文脈なら、小手先の対応、という感じでしょうか。

 - 「セキュリティ機器用途の Debian」で、「世界最小のセキュリティ機器」の
   まくらことばが「いわゆる」となっています。原文は「what it calls」
   ですが、「世界最小」とは世間の人が言っているのではなく、たんに
   自称しているだけだと思いますので (it は Innominate Security
   Technologies のことだと思います)、ちょっと変えました。

 - Hamburger Computer Tage の最後の文ですが、Debian は講演を依頼され
   ましたが、ブース設置については依頼されたのでしょうか? ぼくは依頼
   されたのだと思っています。ただしこれについては、あまり自信が
   ありません。



> 最近気づいた (遅すぎ) のですが、cvs commit されるときに、ハイパーリ
> ンクまわりの改行位置を修正して頂いてますよね。cvs 版? に合わせた方が
> いいですか?バックスラッシュの有無も、原文に合わせた方がいいでしょう
> か?

えっと、ハイパーリンクだけではなく、改行位置をいろいろといじっています。
日本語文中においても改行を空白とみなしてしまうブラウザでも、そこそこ
きれいに表示されるようにとの配慮です。日本語では空白はほとんど使わない
ので、その方針を貫き通すと .wml はほとんど改行なしで書かないといけなく
なってしまいますが、それはそれでいやなので、句読点の後のスペースは許容
することにしています。また、a と href のあいだは、改行するのに良い機会
です。どうしても句読点もタグもないときは、仕方がないので文節で改行する
ようにしています。

---
久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/