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Re: **UNKNOWN CHARSET**



小林です。

現在リリースに向けていじっています。

From: "Satoru KURASHIKI"
Subject: Re: **UNKNOWN CHARSET**
Date: Tue, 8 Jan 2008 23:19:06 +0900

> 倉敷です。
> 
> コメントありがとうございました。
> お二人に頂いた修正を反映して、次のようにしました。

難しい部分の訳出、お疲れ様でした (symbols まわりはちょっと辛いですね)。
ライブラリパッケージメンテナ向けの情報である上、新しいものに関する情報
ということでウェブ検索なども使えず、苦労したことをお察しします。


第 1 段落:

> いくつかのライブラリパッケージは既に更新されて symbols ファイルを
> 提供しています (zlib1g, libxml2, libogg0, liburiparser1, libvorbis0a など)。
> 適用の進度はまだゆっくりですが、dpkg 1.14.14 で dpkg-shlibdeps が
> ビルド用の依存関係からバージョンを抽出し、実際の依存関係に注入する
> ようになったので、今後は増加する見込みです。Loic Minier[1]
> さんがこの安全対策を提案しました。

最後の文はあくまで貢献者情報の付け足しで、話の流れから「LM さん」より
「安全対策」を前に持ってきたいなと思ったので、
「この安全対策は LM さんが提案した[1]ものです。」
「この安全対策を提案した[1]のは LM さんです。」
を改良案の候補とし、とりあえず後者を選びました。

ちなみに、原文では This is a safety measure suggested by LM[1] と人名
の後に参照記号が置かれているわけですが、リンク先はこの LM さんによる提
案メッセージです。したがっておそらく「suggested by LM」をリンク文字列
としたかったはずで、一語だけを選ぶとしたら「suggested」のほうでしょう。
日本語訳では「suggested」の訳語と「LM」が離れてしまっており、
「suggested by LM」に当たる言葉をリンク文字列にすることはできないので、
「提案した」をリンク文字列としてあります。


第 2 段落:

ここは第 1 文の頭だけいじりました。

> libgtk2-0 のように、symbol をもとにすると実行時に本当は必要となる
> バージョンより高いバージョンの依存関係が生成されるパッケージについては、

折角武井さんにご指摘いただいたところですが、symbols はファイルの拡張子
みたいなもので英語のままにしているので、最初の symbol は「シンボル」に
戻しました (もちろん反論があれば再検討します)。シンボルの意味は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB 
に書かれているものが近いでしょうか。symbols file はシンボルの情報を大
量に含んでいるファイルで、具体的には 
http://qa.debian.org/cgi-bin/mole/seedsymbols/ で参照できます (最初の
パラグラフに挙げられているパッケージの名前などを入力すると分かります)。

それから、「本当は必要となるバージョンより高いバージョン *へ* の依存関
係」と「へ」を入れました。


第 3 段落:

 If you add symbols files to packages, please follow the guidelines
 provided here[2] and feel free to contribute to this wiki page. I'm also
 looking for volunteers to identify the libraries with most reverse
 dependencies, to file bug reports on them and to coordinate the work to
 make it a release goal to have the most important libraries use symbols
 files.

libraries with most reverse dependencies はおそらく「大半の (パッケー
ジに対して) 逆依存関係をもつ」という意味だと思います。Debian としては、
これまでの非シンボルベースの依存関係情報からシンボルベースの依存関係情
報に移行したいわけですが、このような移行は基本的に「被依存側の更新→依
存側の更新」という順序で行われます。被依存側が新しい情報を提供するよう
になってくれると、依存側もそれを元に新しい情報を提供できるようになるわ
けです。というわけで、たくさんのライブラリに依存されているものをどんど
んシンボルベースにして移行を促進し、重要なライブラリだけでもシンボルベー
スにすることを lenny のリリースゴールに含めよう、ということがこのパラ
グラフに書かれています。

なので、

> ください。この wiki ページへの寄稿もご自由に。ライブラリの被依存を
> おおよそ調べる、それらにバグレポートを出す、そして重要なライブラリのほとんどで

は、

「多くのパッケージが依存しているライブラリを調べる、
それらにバグ報告をする、」

としてみました。

大半の (パッケージの) 逆依存関係をもつ
↓
大半のパッケージの逆依存関係に現れる/含まれる
↓
多くのパッケージが依存している

と、やや意訳しています。


ついでに付随情報ですが、symbols ファイルが利用可能になった背景は、
http://wiki.debian.org/Projects/ImprovedDpkgShlibdeps の Rationale の
ところに書かれているとおり、これまでは依存関係が厳しすぎたことにありま
す。「依存ライブラリの新しいバージョンで新たに利用可能になったシンボル
は必要ない (古いバージョンのライブラリで十分な) のに、依存ライブラリが
新しいバージョンに更新されてしまったので、アプリケーションの testing 
への移行もライブラリの移行を待たねばならない」というような問題が起きて
いました。これを解決するための手段としてこのようなシンボルベースの方法
が提案されているのです。

-- 
|:  Noritada KOBAYASHI
|:  Dept. of General Systems Studies,
|:  Graduate School of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo
|:  E-mail: nori1@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (preferable)
|:          nori@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
|:  Key fingerprint = AB26 9533 81DA 997B 3C06  4380 19BB ADA0 695C 9F53