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Re: subject of Debian JP Project



佐野@浜松です。遅い反応ですが。

In <19990815135000F.nabetani@kern.phys.sci.osaka-u.ac.jp>,
 at Sun, 15 Aug 1999 13:50:00 +0900,
 on Re: subject of Debian JP Project,
  NABETANI Hidenobu <nabetani@kern.phys.sci.osaka-u.ac.jp> さん writes:

> 私の考えは、各個人の判断で何でも仕事ができるようにして、
> 議論する必要性自体をなくしましょう。その解として、「モジュール化」
> を挙げました。
> 
> # というか、昔はこの「モジュール化」が機能していたと思います。
> # 何でも -private で、というここ一年の風潮が事態をおかしくしている...

私はまだ Debian JP Project に参加して 1 年経っていないので、昔のことは
わかりませんが、「現行の会則」というのは -private で「全員で議論」して
決めたものではないのでしょうか ?

> > >  (2) Debian JP Project のメンバーになるために特別なことは必要なし。
> > 
> > これをやってしまうと、いまは 60 人くらいの Debian JP が 100 - 200 人に
> > なることも考えられます。そうなってしまうと意志決定はどのように行うので
> > しょうか?
> 
> Debian JP Project は様々な意見、目的、作業を持った人たちの雑多な
> 集まりなので、「議論」とか「意志決定」自体が無意味。

Debian Project は (公称 ?) 600 人ほどの集まりですが、
全員が「Debian 社会契約」を尊重し、フリーソフトウェアの発展のために
努力するという「共通の理念」を持った組織です。

また、各 ML 上での議論や、「Debian 憲章」の定める枠組に沿って
行なわれる投票などによって「プロジェクト全体」での意志決定が
行なわれています。

私は Debian JP Project が外部から見て「何を目的としているのかも、
何をやっているのかもわからない、ただの雑多な集まり」になることには
反対です。

「Debian の理念」に共鳴し、メンバーの議論によって意志決定を行なえる、
明確な目的を持った「組織」であって欲しいと考えています。

# 「議論」や「意思決定」自体が無意味なら、「プロジェクト」としての
# 活動にも意味が無くなってしまうような気がします。

メンバー個々人が行なう作業については、逐一全体の承認を必要とする
ような硬直した構造ではなく、それぞれの判断で柔軟に対応できるよう
な体制であって欲しいと思いますが、全体としての「理念」や「目的」は
個々の作業の前提として、メンバー全員による議論を通じて共有できる
ようでありたいと思います。

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     #わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。
    <xlj06203@nifty.ne.jp> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)