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Revision of JP Project Regulation



佐野です。

まだ実際の運用テストを行なっていませんが、ひとまず
投票ロボットシステムも稼働できたということで、次の
ステップに進みたいと思います。

役員改選の時期が迫ってきていますが、現行の会則に関する
理事と監事の選出方法が曖昧である点や、役員構成がわかりにくい
などの問題の解消とあわせて、主に debian.jp ドメイン取得に
関連して「Debian GNU/Linux 開発者の会」という日本語名称を
英語名称である Debian JP Project に合わせて
「Debian 開発者の会」とするために、会則の改訂案を作成して
みました。

なお、この改訂案は正式な理事会提案では「ありません」。
私が個人的に作成した「叩き台」です。ここでの議論を通して
より良い案を作成し、その結果を総会において正式な理事会提案と
することを考えています。

ということで、御意見、御質問などよろしくお願いします。


以下、変更内容について説明します。変更後の案全体については
 HTML 版を添付します。

1) 名称変更

   Debian GNU/Linux 開発者の会 → Debian 開発者の会
   Debian GNU/Linux → Debian

  理由: 
     - 日本語名称を実態として使われることの多い Debian JP Project 
       という英語名称に揃える
     - および今後予想される Hurd など Linux 以外の Debian システムも
       対象であることを明確にする

2) "Debian" の用語定義追加 (前文)

   - Debian system と Debian Project の混同を回避
   - この文書中での "Debian" という言葉の意味するところを明確化


3) 「理念と目的」の更新

  現状の記述にある「健全な発展」について、「Debian 社会契約」の
  趣旨に沿ったものであることを追加

  目的についての記述を理念の記述に対応

  「利用技術」だけでなく (文書や Web の翻訳を含む) 「開発」も
  目的の一部であることを明示

4) 「活動」の更新

   「利用技術情報」だけでなく「開発情報」の提供も活動の一部として
   含むことを明示

   「日本語」での情報提供 (www/doc 翻訳など) を活動の一部として明示

5) 「会員」の更新

   正会員:「実質貢献」の意味が曖昧なため、正会員の条件を
      JP Private ML への参加
      JP Keyring への登録
   として形式的に規定

   準会員: 「サービスを受けるのみ」という記載が実態と合わない場合も
   あるため、(正会員として登録される前に「実質貢献」してくれている
   人の存在) この部分を「正会員以外」という形式的規定に変更
   「Debian users ML および Debian Devel ML」を現状の実態に合わせて
   「Debian JP 関連 ML」に更新 (-doc, -www はもちろん、announce や
    policy, qa など新設された ML も含まれることを明示)
   
   (注: ここでの「形式的規定」とは、「実質貢献」のような客観的判断の
    難しい基準ではなく、「誰にでもすぐに識別できるような基準」という
    意味で使っています。「Private ML への参加」も「Keyring への登録」
    も、総会において議決権を行使する際に必要なものであり、正会員の
    基準として適切なものと考えています)

6) 「構成」の更新

   役員構成を実態に合わせて更新

     理事 (1 名以上) → 会長 1 名、事務局長 1 名、副会長 1 名以上

   監事が理事会に (オブザーバーとして) 参加できることを明示

  「選出」の箇所にあった理事と監事の兼任禁止規定をここに移動

  「役員代行」に関する規定の追加

7) 「選出」の更新

   理事と監事の選挙が独立であることを明示
   会長、事務局長、副会長は理事の互選であることを明示
   「補欠選挙」に関する規定を追加

   「責務」の箇所にあった会長に関する「事故規定」をここに移動し、
   「役員が職務を遂行できなくなった場合」として会長以外の役員に
    ついても規定を追加

8) 「責務」の更新

   事務局長の職務をここに移動

9) 「組織」の更新

   実態に合わせて、総会の議長は会長が務めることを明示

10) 「事務局」の更新

   事務局長の責務を「役員責務」の箇所へ移動したため、
   ここからは削除

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現在検討中の課題として

  1) 「準会員」制度は必要か ?

   廃止意見)
   ML を subscribe しただけで 準会員扱いされるのは適切なのか ?
   実質的にはなんら責任を発生しないはずであるが、会則上は
   準会員といえども「本会の趣旨を理解し積極的に活動に寄与すること」
   が求められることになっている。
   準会員という制度は廃止すべきか ?

   存続意見)
   いつでも「ユーザー」=「開発者」になれる、という点が Debian の
   良さであり、残しておいてもっと PR (自動的に準会員になるという
   ことを ML subscribe 時にはっきりとわかるよう告知) するべきでは
   ないか。

   「本会の趣旨を理解し積極的に活動に寄与すること」には、例えば
    BTS への報告など、利用者としての貢献が含まれるので、そういう
   ことを推奨するのは特に問題無いはず。

   公開 ML はすべて Web 経由でも読めるから、どうしても嫌なら
   ML には参加しない、という選択肢もある

という点が挙げられていますが、他にも気のついた点があれば御意見
お願いします。

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     # (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
    <kgh12351@nifty.ne.jp> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)
Title: Debian JP Project Regulation

Regulation Debian JP Project


Debian JP Project
Debian 開発者の会会則




This regulation is written by Fumitoshi Ukai and Yoshiaki Yanagihara. Copyright 1997 Debian JP Project
This draft is revised by Taketoshi Sano. Copyright 2001 Debian JP Project
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