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[debian-devel:15659] Re: Debconf 国際化



久保田です。

From: Tomohiro KUBOTA <debian@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [debian-devel:15654] Re: Debconf 国際化
Date: Sun, 1 Jun 2003 20:38:16 +0900

> にしても、ヨーロッパ言語の翻訳については libtext-iconv-perl がなくても
> 大丈夫というのはなんかくやしいなあ。

これについて、そんなはずはない、と思って調べてみました。
すると、LANG=ja_JP.eucJP だとだめ (libtext-iconv-perl がなければ
テンプレートが翻訳されない) だけど、LANG=ja_JP.EUC-JP だと OK
(libtext-iconv-perl がなくてもテンプレートが翻訳される) という
ことが分かりました。

これは、libtext-iconv-perl がないときは setlocale() を使って
ロケール名およびエンコーディング名を取得するためです。普通の
「ja_JP.eucJP」ロケールだと「eucjp」(強制的に小文字化される)
となり、一方テンプレートファイルのフィールド名「Description-ja.EUC-JP」
からは「euc-jp」となり、一致しません。これが原因です。

というわけで、なんとかなりそうです。ただし、今回のとは別件
扱いにしたいなあというのが正直なところ。


# そもそも、「eucJP」なんて、誰が使い出したんだろう...
# というか、今でも「Linux における日本語ロケールに関する指針」
# http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Japanese-Locale-Policy.txt
# は効力があるというか尊重すべきなんだろうか。

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久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://www.debian.or.jp/~kubota/