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[debian-users:28379] Re: 赤外線通信について



<002101c0dc8b$6e874ea0$9afaa8c0@takanori>の記事において
murakawa@xxxxxxxxxxxxxさんは書きました。

>> 私は今、Cのプログラムを作成し、LinuxとポケットPCで
>> 赤外線通信し、データのやり取りを行おうとしています。

  ポケットPCはいわゆる Windows CE マシンでしょうか? 以下そうだと仮定し
て...

  Windows CE では IrDA による赤外線通信をサポートしています。おそらく
murakawa さんが利用しているのも、その機能でしょう。これは、IrCOMM と呼
ばれるプロトコルを用いています。

>> 赤外線通信用ポートは、シリアルポートに接続し
>> 使用することで、赤外線通信用ポートに変換することのできる
>> コネクタを使用しています。
>> 要するに赤外線通信が、シリアルポートを使用して
>> できるというものです。
>> 
>> これを使用すれば、シリアルポートを通常どおりオープンし、
>> 読み込み、書込みをするだけで赤外線通信が可能だと聞きました。

  これはあまり正確な記述ではありません。正確には、IrDA の物理層(IrPHY) 
が利用可能になるだけです。確かに同じ赤外線通信用コネクタ(IrDA dongle 
と呼ばれます)同士で通信すれば、その接続先の serial port を利用して通常
の serial port と同じように扱うことができるのですが、IrCOMM による通信
を行なうためには、もっと何層もの protocol layer を処理する必要がありま
す。

  Linux では IrCOMM を含んだ IrDA のかなりの protocol を support して
いるので、それらを組み込めばポケット PC との通信が行なえるようになるで
しょう。

  詳細は、http://mobilix.org/ にある Infrared HOWTO や irda-common
package に附属のドキュメントなどを参考にしてみて下さい。それらを読んで
みてわからないことがあれば、また質問してみて下さい。
-- 
野首 貴嗣
E-mail: knok@xxxxxxxxxxxxx