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[debian-users:37170] Re: fixed 14の日本語フォント



At Thu, 22 May 2003 19:38:29 +0900,
Sugano Yoshihisa (E) wrote:
> At Thu, 22 May 2003 16:30:43 +0900,
> Tomohiro KUBOTA wrote:
> > まず、1 ですが、日本語に関しては存在しません。
> 
> そうですか……やはり元から無かったんですね。
> 
> xfonts-efont-unicode と xfonts-efont-unicode-ib、さっそく試してみました。
> なるほど、確かにboldも正常に表示されました。
> 
> 対策ですが、これは単一のパッケージやソフトウェアでなくても、OSとして対
> 策が施されていれば充分だと思います。
> サイズ等の問題は確かに理解できるところですし。
> efontのようなパッケージが存在しているのなら、それも対策であると思いま
> す。
> 
> でも、xfonts-baseの-misc-fixedは明朝体なのに対して、efontはゴシック体
> なのですね。
> 前のメールに投げたような-misc-fixedへのaliasをxfonts-shinonomeが持って
> てくれるととてもいいと思うのですが。
> デザインも似てる……というかそのものですよね?

  - -misc-fixed- という名前空間だと、いくつかの alias で他のフォントと
     重複してしまう (.orig.tar.gz の shinonome が持っている 
     fonts.alias にも入っていませんし)。

  - そもそもこれは「東風フォント」という別フォントである。デザインはベー
    スにしているので似ているが、そのものではない。

  - -misc-fixed- のような曖昧な名前は、これだけフォント種類が増えてき
    た今となっては意味をなさないという議論が一部のフォント関係者を中心
    に提起されていて、私もそう考えている (foundry が misc == 雑多、
    font family が fixed == 固定 ってのも…)。

  - shinonome == misc-fixed であることを勝手に決めうちにして、将来的に
    混乱を招きたくない。

ため、やりません。

もちろん、ユーザ利便性や shinonome の普及度の観点から -misc-fixed- へ
の alias を持つべきだという意見が大半を占めれば再考することもなくはあ
りませんが、今の所考えていません。

ところで、そもそもアプリケーションがデフォルトで -misc-fixed- を使って
いるというのは、つい数年前まで-misc-fixed- 以外に選択できる日本語フォ
ントがあまりなかったということと、X11 から提供されている標準日本語フォ
ントが -misc-fixed- くらいしかない、という歴史的経緯によるためではない
でしょうか。また、X11 がフォントフレームワークの1つとして使っている 
XLFD にも問題があるのではないかと思っています。

なかには -misc-fixed- 決めうちだったり、他のフォントが設定しにくいアプ
リケーションもありますが、そもそもそのアプリケーションがフォントくらい
柔軟・簡単に選択できるようになってもらうべきだと思っています (例:
emacs21)。

ちなみに emacs21 のフォント設定は、私もこの件に限らずよく困っています :-)

--
後藤 正徳