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[debian-devel:13308] Re: xearth
おはようございます。くぼたです。
At Wed, 29 Nov 2000 09:45:52 +0900,
Atsuhito Kohda <kohda@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
> 待ちきれなくて保留のまま sponsor 経由で upload 付近まで
> 行ってしまいました(^^;
>
> > > XEarth.fontSet: -*-fixed-medium-r-normal--16-*
> > > なフォントを ja_JP.eucJP のとき使うのですが、このフォント
> > > はどのパッケージに含まれてるのでしょうか?(こういう場合
> > > 探し方はある?) そして Depends は強すぎる気がしますが
> > > (ja_JP.eucJP 以外のユーザには不要) Recommends or Suggests?
> >
> > /usr/X11R6/lib/X11/fonts/*/fonts.dir でフォント名とフォント
> > ファイルの対応を調べて、それから dpkg -L でそのファイルが
> > 含まれるパッケージを調べる、とか。
>
> フォント名があいまいなので心配だったのですが、やって
> みたらやはり一杯ヒットしてしまいます。
日本語だと、
-*-fixed-medium-r-normal--16-*-jisx*-*
でサーチしてみたらいかがでしょうか。ただ、日本語だと標準的な
フォントは 14 ドットかなという気がするのですが、16 ドットに
しているのは
> > # というか、たとえ xfonts-base じゃなかったとしても、「国際化」
> > # バージョンの場合、言語 (フォント) の数だけ Depends とかが延々と
> > # 並ぶのは、いやだと思う。
>
> そうですね。ただ、文字化けしたときに、探すヒントは欲しい気は
> します。Suggests あたりかドキュメントに書くのかな。。。
*何らかの*日本語フォントをインストールしておく、というのはユーザーの
責任だと思いますが、もし*何らかの*日本語フォントがインストールされて
いるなら、どんなサイズのものであれそれを使うようにする、ということは
アプリケーション側で可能です。XCreateFontSet() に与えるフォント
パターンの最後に「,*」を追加するように仕組んでおくだけです。
# TWM 4.0.1d とかで、この手法が使われています。Introduction to I18N
# にも、この手法の解説が載っています。(英語ですが:-)
って、いま xearth-ja 1.1-2 の diff.gz を見てるんですが、
XCreateFontSet(dpy,"-*-fixed-medium-r-normal--14-*",...) なんて
ことが書いてありますね。これって、リソースを使ってないってこと?
.orig.tar.gz を見ると、グローバル変数 char *font_name というのが
あって、font_name=get_string_resource("font","Font"); なんてことが
してあって、XLoadQueryFont() にはこれが使われています。つまり、
リソースからフォント指定を読み取って、それを使ってるということです。
これは要検討だと思います。私は今週中は動けないので、お手伝い
できないですが...。
> 説明になってなかったです。多分無理とは思ったのですが
> 今のところ見なかったことにしてます。
文字列をリソースで与えるというのは、標準的な方法のひとつだと
思いますので、大丈夫でしょう。
# もしかしたら、GNU gettext は GPL なソフトウェアにしか使えないとか?
> 「国際化 イコール 翻訳」と思ってるのは x-window-manager
> の話のとき経験しましたが、啓蒙するだけの知識が。。。
いや、マルチバイト文字を表示できないような状態で翻訳なんか
するくらいなら英語のほうが辞書を使えば読める分だけ百万倍
ましだ、ということに集約されるのでは?
どんなふうに困るのかを説明するためには、
http://surfchem0.riken.go.jp/~kubota/mojibake/
「文字化けってなに?」というページを使ってくださいな。
その目的のために書いたので、英語で書かれています。
# 今後は、マルチバイト文字だけじゃなくて、タイとかの合成文字
# とか、ヘブライみたいな右→左方向な文書とか、いろんなことに
# 対応できたほうがいいです。でも、一方で、その言語を使っている
# 本人がいちばん、その言語をどう扱うのが正しいのかを知って
# いるのだから、勉強したことがないような言語のサポートに
# ついて、知ったかぶりをするのはある意味危険な面もあると
# 思っています。でないと、Unicode の統合漢字のようなことを、
# われわれが逆に他の言語についてやってしまいかねないですから。
#
## おかげで今、XFree86 では、iso10646-1 なフォントについて、
## CJK (プラス台湾) それぞれ用のフォントを用意しないといけない
## なんてことになっていますから。Solaris も、それぞれ用の
## フォントを持っているらしいです。
> > リニューアル中: "Introduction to I18N"
> > http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/
>
> これ、位置が深すぎないですかね。トップページからだと仲々
> 辿りつかない。
Debian Documentation Project なもんですから...。
---
久保田智広 Tomohiro KUBOTA <kubota@debian.org>
http://surfchem0.riken.go.jp/~kubota/
リニューアル中: "Introduction to I18N"
http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/