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[debian-users:22119] パッケージの探しかた (Re: where should config files be ?)



佐野@浜松です。

In article <200004262035.FAA11057@xxxxxxxxxxxxxxx>,
 masa <ddkeaton@xxxxxxxxxxxxxxx> さん writes:

> dselectも説明見ないで使うのは難しいですが、アーカイブの方のディレク
> トリをもっと細かくできれば、もっと見やすくなると思います。不満な点は、
> 依存関係があるものを選んだときに画面が切り替わってしまうので、
> 思考が中断してしまいやすいところでしょうか。

 http://www.debian.or.jp/Documents/ 以下から辿れる

「初心者のための dselect 入門」

に、"Q" を押せば直前に選択したパッケージをキャンセルして
依存関係解決の画面から元に戻ることができる、と書かれています。

# "X" を押すと「とにかく言うとおりにしろ !」という意味になるので
# ちゃんと自分のしていることをわかってない人は使っちゃダメ。
# あとで apt-get できなくなったりして困るでしょうし。

あと、"R" "U" "D" とかも使えるようになるといいですね。

> 私が一番とまどっているのは、Debian, Debian-JP, non-US となっていて、
> さらに中が main, contrib, non-freeとなっているので、
> 「それでは gs 関係だけほしい」という場合にどことどこを見ればいいのか
> 探しづらいという事です。ダイヤルアップ環境なので、これは結構きついです。
> それで、さきほどもディレクトリを細かくできれば、って書いたんですが。

これに対する Debian の解決策はディレクトリによる対処ではなく
 apt-cache によるアプローチです。

最新の slink には apt v3 が用意されているので、apt-cache search <package>
が使えます。で、これはパッケージ名だけじゃなくて description (説明文) も
検索対象とするので、例えば potato で apt-cache search ghostscript とすると
リストされるパッケージは 27 個です。これくらいならひとつずつ眺めていっても
それほど手間にはならないでしょう。
もし apt-cache search でリストされたパッケージがちょっと多すぎると思ったら
その出力をパイプにかけてさらに grep すれば良いです。例えば
 apt-cache search ghostscript|grep -i postscript とすればリストされる
パッケージの数は 9 個に減ります。

ここであたりをつけたパッケージについて apt-cache show <package> や
 apt-cache showpkg <package> をするとか、あるいは
 apt-get -s install <package> をしてみると、何が必要なのか
わかるはず。

> 今のところ、こんな感想を持っています。
> 本は芳尾桂さんのhammの単行本ではじめました。ページ数の関係でこれ以上
> 詰め込むのは難しいのでしょうが、索引をもう少し増やしてほしかったです。

ちなみに芳尾さんは (も、だな。正確には) 次のリリースである potato の
解説本 (残念なことに全部の CD-ROM は添付できないらしい。でも一部は
添付されるはず) を執筆中という噂です。 (ってバラしちゃいけないのかな ?)

今のうちにいろいろ希望を出しておけば、もしかしたら考慮される「かも」
しれません。(もう遅い ?)

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     # (わたしのおうちは浜松市、「夜のお菓子」で有名さ。)
    <kgh12351@xxxxxxxxxxx> : Taketoshi Sano (佐野 武俊)